芳賀サイエンスラボ

Archive for 7月 2012

2012年7月21日    霞ヶ浦環境科学センター

●目的

どのようにでんぷんが甘くなるか実際に体験する。

●参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 浅部 幸紹、折原佳奈、時田恵実

午前:キッズ 14 ,保護者 4
午後:キッズ 7  ,保護者 7

全参加人数:講師 1 ,スタッフ 3 ,キッズ 21 ,保護者 11   計 36

●時程

【午前】
~9:30 受付
9:30~9:45 芳賀先生お話
9:45~11:00 実験
11:00~12:40 休憩
12:40~13:10 受付
13:10~15:00 実験

●内容

 最初に一人一人に配られたアミラーゼを含む薬(新タカヂア錠)をハサミで半分に割り乳鉢で粉末状にした。その次に片栗粉をお湯で溶いた。このとき、アミラーゼを加える前の味や、ヨウ素デンプン反応によって青紫色に変色することを確認した。その後新タカヂア錠を加えて15分ほどアルミ箔でふたをして静置した。15分後実際になめてみて甘くなったことを確認し、再びヨウ素デンプン反応を行い、青紫色に変色しないことを確認した。

●スタッフ感想

【浅部】
当初の参加予定人数はとても多いという話であったが、実際に参加した人数は少なかった。そのため子供たちにしっかり目をむけることができたと思う。今回の実験はハサミやお湯を使う実験であったが、怪我もなく終わってよかった。
 実験ではお湯を加えて粘り気があった片栗粉が、アミラーゼを加えることによってさらさらな液体に変化し、味も甘くなることに子供たちは驚いていた。

【折原】
子供たちがすごくかわいかった。実験のことを小学生に説明するのにどうすればわかってくれるかを考えながら説明するのは難しかった。

【時田】
子供たちが積極的に話してくれて思ってたよりすごく楽しめた。
テーブルに1人できない子がいたとき、その子にかかりっきりになってしまった。出来ない子をちゃんと見るのも大事だが、不公平さを他の子に感じさせない努力も同じくらい大切だと感じた。

       

記入者

筑波大学
浅部 幸紹

2012年7月16日    霞ヶ浦環境科学センター

●目的

炎に入れることで特有の色を示す元素が存在することをキッズに理解させる。
また、そのような反応を通じて示された色は、その物質を構成する元素を推測するうえで手がかりとなることを理解させる。

●参加者

 講師:芳賀和夫

 スタッフ:雨宮萌恵(M1、リーダー),浅部幸紹(M1),長谷川和也(M1),戸島知春(B2)
 
 午前:キッズ24人(男17人、女7人) 保護者7人
 午後:キッズ6人(男4人、女2人) 保護者2人

 参加合計人数:講師1人、スタッフ4人、キッズ30人、保護者9人 計44人

●時程

【午前】
9:20-  受付
9:30-  芳賀講話
9:40-  実験
     1.白金線の工作
     2.ラップを用いた炎色反応実験
11:00- 休憩・次の実験の準備
11:10- 3.ホウ酸、塩化リチウム、塩化カルシウム、ポスターカラーを用いた炎色反応実験
11:40- まとめと解説
12:00  終了・解散

【午後】
12:50-  受付
13:10-  芳賀講話
13:20-  実験
     1.白金線の工作
     2.ラップを用いた炎色反応実験
14:10- 休憩・次の実験の準備
14:20- 3.ホウ酸、塩化リチウム、塩化カルシウム、ポスターカラー、ソルビン酸カリウムを用いた炎色反応実験
15:00- まとめと解説
15:20  終了・解散

●内容

・白金線の工作
 今回の実験では白金線のかわりにエナメル線を用いた。
 まず割り箸を半分に分け、そのうちの一本について先が細い方から1.5cmのところに印をつけた。次に錐を用いて印をつけたところに穴を開けさせたが、この時一人が割り箸を上から押さえ、もう一人が錐で穴を開けるようにキッズ二人一組で作業させた。穴が開いたら反対側からも錐で刺し、軽く穴を広げるように指示した。
 完全に穴が開いたところで、エナメル線を穴に通した。穴から7cm程エナメル線が飛び出すようにし、飛び出たエナメル線を割り箸の先端方向に向けて直角に曲げた。一方、反対側から出ているエナメル線は丁寧に隙間無く割り箸に巻き付けるようにした。最後に、直角に曲げたエナメル線の先端をニッパーを用いて丸めるように曲げて完成させた。

 

・ラップを用いた炎色反応実験
 使ったラップはポリラップ、サランラップ、クレラップの三種類である。
 最初にエナメル線の先端をガスバーナーで軽く熱した。先端が赤くなったところでガスバーナーの炎から離し、ラップに押し付け、そのまま再びエナメル線をガスバーナーの炎に入れて炎の色を観察した。
 ラップの成分が塩化ビニリデンであれば、緑の炎色反応が観察できたが、ポリエチレンでは炎色反応は観察されなかった。ポリラップとサランラップは成分が見えるようにし、炎の色を観察した後ラップの成分をキッズにチェックさせた。クレラップは成分表のところをテープで隠し、炎の色からその成分が塩化ビニリデンとポリエチレンのどちらであるかキッズに推測してもらった。

 

・ホウ酸、塩化リチウム、塩化カルシウム、ポスターカラー、ソルビン酸カリウムを用いた炎色反応実験
 ラップを用いた実験と同様のやり方で行った。
 それぞれの薬品は小さいプラスチックカップに取り、ぬるま湯を少量注いで少し溶かした状態で実験を行った。ホウ酸は黄緑色、塩化リチウムは赤色、塩化カルシウムは橙色、ポスターカラーは緑色、ソルビン酸カリウム(この試薬は午後の回のみ使用した)は紫色の炎色反応が観察されたが、ポスターカラーとソルビン酸カリウムではやや色が曖昧でわかりにくく、何度も実験を行うキッズもみられた。逆にホウ酸や塩化リチウムは鮮やかな色が確認でき、気に入ったキッズも多かったようだった。

 

・まとめと解説
 実験のまとめと解説は、最後に芳賀が元素の周期表を用いて行った。炎色反応が見られる主要な元素として、リチウム、カリウム、ナトリウム、バリウム、カルシウム、銅、ストロンチウムなどを挙げて紹介し、放射性元素など元素の多彩な特色についても軽く触れていた。実験を通じて、同じような物質でも構成する元素の違いによって燃えた時の色が異なることを確認した。

●スタッフ感想

【雨宮】
 炎色反応は主に中学生や高校生の理科(化学)で深く取り上げられる分野でもあるため、年齢が個々に異なるキッズにどの程度まで注目して実験を行ってもらうか、どのレベルまで理解してもらうかなどを深く考えさせられる活動だった。ラップや塩化リチウムなどは燃やすと色が鮮やかだったため、感嘆や驚きの声を上げてくれたり、デジカメを使って炎の写真を取ろうとするキッズの姿が見られて嬉しかった。
 ただ綺麗な色が観察できておわり、ではなく、そこから「どうしてこのような色が見られるのか」「元素のどんな違いが色の変化を作るのか」といった興味まで引き出せたらいいなと感じた。
 ただし、今回の活動においてキッズの中の数人はバーナーの火に夢中になってしまったり、本来の実験から離れて遊んでしまう場面も見られたため、もう少しクイズ形式にしたり、プリントや黒板を使って結果を書き込ませたりなどして実験に惹き付けるような工夫が必要であるように感じた。

 

【浅部】
 今回の実験は火を使う実験であったため、事故や怪我には十分気をつけていたこともあり、無事終わることができた。しかし何人かのキッズはスタッフの注意も聞かず、バーナーの火で遊ぶ場面が見られた。しっかり指導していかなければいけないと思う。
 今回の活動は炎色反応の勉強だったが、成分の違うラップを燃やすことで色の違いが見られたことはおもしろかった。もう少し試薬の種類、つまり色の種類を増やすともっと楽しめるのではないかと感じた。       

 

記入者

筑波大学 生命環境科学研究科生物科学専攻1年 
雨宮萌恵

写真

2012年7月8日    筑波大学 構内

●目的

大学構内という身近な環境で自然観察を行うことで、日常生活の中にも興味深い生き物や現象があることを知ってもらう。今後日常的に自然観察をしていくきっかけ作りにしたい。

●参加者

講師:芳賀和夫 先生(博士)

スタッフ: 市川美沙紀(生物B4)・浅部幸紹(人間総合科学研究科M1)・戸嶋知春(生物B2)

午前:キッズ 41人 ,保護者 28人
午後:キッズ 41人 ,保護者30人

全参加人数:講師 1人 ,スタッフ 3人 ,キッズ82人 ,保護者 58人  計 144人

●時程

【午前】
9:00~ 受付
9:30~ 散策開始
10:15~ 水生生物採集@天の川
11:00~ 藪こぎ体験@中央駐車場奥の林
12:00 解散

【午後】
13:00~ 受付
13:30~ 散策開始
14:15~ 水生生物採集@天の川
15:00~ 藪こぎ体験@中央駐車場奥の林
16:00 解散

●内容

1、高い場所から木本種の観察、散策しながら植物観察@中央バス停~2学前
普段は見られない高い樹木の葉を観察した。(ケヤキ、ユズリハ、トチ、クスノキetc)
散策しながら草本種、木本種を観察。随時解説。

2、学名と形態について考える@2学前
ヤブツバキ(Camellia Japonica)とサザンカ(camellia sasanqua)という同じ属の植物を比較し、似ている点と異なる点を観察した。
この周辺には園芸品種のワビスケ(camellia wabiske ツバキ科ツバキ属)や、自然界にも良く見られるヒサカキ(Eurya japonica ツバキ科ヒサカキ属)、またツバキ科では珍しい落葉性であるナツツバキ(Stewartia pseudocamellia ツバキ科ナツツバキ属)等様々なツバキ科植物が存在しており、同じ科に属する植物の比較には都合の良い場所である。

3、水生生物の採集と解説@天の川
子供達にアミとバケツを渡し、各自天の川で生物を採集した。観察された生物は
昆虫… アメンボ、ヤゴ、コオイムシ
魚類… メダカ、ヒメダカ、コイ、不明稚魚
その他… タニシ、不明巻貝

4、学内散策 @天の川~石の広場~1学前~松見池~大学公園バス停
散策しながら随時目についたものを観察、説明。
例えば甘い香りのクチナシとヘクソカズラ(屁糞蔓)を渡してみたり、花がらせん状にねじれて付くネジバナを見せてみたり…スタッフの好みで解説。

5、藪こぎ体験@秘密の抜け道~大学中央駐車場
博士の後について藪をかき分けながら暗い抜け道を進む。抜け道内では他の人としゃべってはいけない、一人で達成するという決まり事がある。
はじめはこわがっていた子もおわった後は「また行きたい!!」と大満足の様子だった。

●スタッフ感想

生命環境学群 生物学類 4年 陸域生態学研究室 市川美沙紀
 今回スタッフリーダーを務めさせていただきました、市川と申します。
自らも植物生態学を専攻しているので、今回の自然観察はとても楽しかったです。
内容②の学名と形態についての考察は難しいかな、と感じていましたが、みんな良く観察ができており似ている所、違う所を沢山あげてくれました。「ブタナ」をみせると「タンポポに似ているね」と答えてくれた子もおり、自然と観察眼が身についていることを感じました。
 植物についてはいろいろと説明できたのですが、水生生物については知識が無く解説してあげられなかったので来年は水生担当の学生がいるとよいかもしれません。
 反省点として最後の藪こぎ体験で、けががあったことに触れます。傷口の様子(指先に小さな穴があり、少し血が出ていた)から、恐らく針のある植物を握ってしまったことが原因だと考えられます。大人にとっては小さなけがかもしれませんが、子どもにとっては初めて行く場所で原因も分からずけがをしてしまい、とても怖かったと思います。来年は軍手、長袖、長ズボン、首を覆うタオル、運動靴等の肌を露出させない格好を徹底させることも考えるといいと思います。
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人間総合科学研究科 フロンティア医科学専攻 血液学分野 血液内科研究室
浅部 幸紹
前日と当日の朝が雨で、当日開催できるか不安だったが、9時あたりから晴れて
きてよかった。
キャンパスの中には色々な植物があり、色々学べたと思う。
天の川で生き物を採集する場面では、多くの子供たちが川に入り様々な生き物を
見ることができた。
またトンボの羽化の瞬間も観察できたのは嬉しかった。
森の中を通るところは、雨の影響もあり午前のグループは通ることができなかっ
た。
午後は通ることができたので良かった。
子供も大人も大学と言う限られた枠で多くのことを学ぶことができていたようだ
った。
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戸嶋 知春
筑波大学生命環境学群生物学類2年

今回は大学内での自然観察ということでしたが、
普段過ごしている中では注意深く植物や生き物をみることはなく新鮮でした。
特につばきに寄生していたヒノキバヤドリギは今まで見たことがなく
目の前を何回もとおっているはずなのにまったく気づきませんでした。
身近な生き物の知識がもっとあれば、普段からもっと気づくこともあるとともに
子供たちへもっと話すことができたのではないかと感じました。
子供たちへの対応では、親と離れているところにいる子供たちへは話しかけやす
いのですが、
親と一緒にいる子供たちに対してどのように接すればいいのか迷う面がありまし
た。
次回のスタッフとして参加するサイエンスキッズは化学分野で、
今回のテーマよりも話しやすそうなので、いろんなこと話すようにしたいです。
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記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類4年
市川美沙紀

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写真

2012年7月1日    筑波大学生物農林学系棟B501

●目的

クワガタの観察

●参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 小野佳織、田中みさよ、梅谷絵梨香、高校生スタッフ:鈴木凌雅

午前:キッズ 58,保護者 37
午後:キッズ 34,保護者 21

全参加人数:講師 1 ,スタッフ 4 ,キッズ 92 ,保護者 58   計 155

●時程

9:30 プリント配布
クワガタの絵を自由に描く
説明
10:00 PowerPointを用いた説明
10:20 クワガタ番い配布
10:30 オス背面スケッチ
10:45 昆虫の説明、メス腹面スケッチ
11:00 割りばし配布、クワガタ飛ばせて観察
11:25 クワガタの歩き方観察、実践
11:50 総括
12:00 終了

※午後もほぼ同様

●内容

・スケッチ
オスの背面、メスの腹面をスケッチ。昆虫は頭部、胸部 (前胸・中胸・後胸)、腹部に分かれていることなどを説明

・飛ぶ様子の観察
羽は4枚で、硬い羽の内側にやわらかい羽がありそれを用いて飛ぶことを観察

・歩き方の観察
3人組を作り、それぞれの担当の足を決めて歩き方を観察・実践

●スタッフ感想

・筑波大学 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程1年 小野佳織
全体として、子供たちが虫に夢中になってなかなか話を聞いてくれなくて困った。
スケッチを、虫を見ないで一回、虫が配られた後に二回行ったが、虫の有無でスケッチに違いが見られない子供が複数いた。もう少しスケッチの仕方やコツを説明してもよかったと思う。

・筑波大学 人間総合科学研究科 芸術専攻1年 田中みさよ
クワガタは子どもたちに大人気の虫ということで、終始子どもたちが盛り上がっていた印象がとても強かったです。
なかなか落ち着いて観察ができない子もいましたが、そういう子は、そのクワガタの体のつくりや特徴などよりも先に、クワガタという生き物との出会い・触れ合いに驚いているようだと思いました。
自分にとって新鮮な存在に素直に感嘆する感性は大事に、そこから一歩入って、より深く理解する道を見つける手助けをしてあげたいと思って見ていましたが、なかなか難しかったです。
でも、そんな子どもたちの様子が見れてとても楽しかったです。
また、クワガタの観察をして絵を描くだけでなく、歩き方を観察して、周りの人と協力して真似てみる、というのはとても有効なやり方なんだなと思いました。

・筑波大学 生命環境学群 生物学類3年 梅谷絵梨香
今回は参加者が多く(特に午前中)大変だった。クワガタを配ると興味深そうに眺めたり怖がったり早速触ってみたりと反応は様々だったが、興奮して先生の声が届かないことがたびたびあった。最初は全然触れない子も少しずつ慣れてきたようだった。メスはすぐ潜るので見失いやすいみたいで、いなくなったと慌てる子が何人かいた。クワガタは午前も午後も比較的飛んでいた。たまにドラフトの上など登って手を伸ばさないと取れないようなところに飛んでいってしまうので困った。クワガタの歩き方を3人組で実践する時は、本物に似せるためにしゃがみ込んで足を広げて頑張ったり、メスの顎を再現している組もあっておもしろかった。
         

記入者

筑波大学 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程1年
小野佳織

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