芳賀サイエンスラボ

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2012年11月25日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
 家庭にある身近なものの導電性を手軽に測定できるための道具づくりを、家庭用品を使った工作でおこなう。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 本多健太郎、秋山茉莉花、市川美沙紀

午前:キッズ15人/保護者10人
午後:キッズ5人/保護者4人

参加者計: 38人

●所要時間
【午前】
説明 15分
ステップ1 40分
説明 5分
ステップ2 25分
説明 5分
ステップ3 15分
実験 10分
まとめ 15分

【午後】
説明 10分
ステップ1-3 40分
実験 25分
説明 15分

●材料と事前準備
材料
・コンセントプラグ(オス・メス) 各1
・電線 1.1 m
・電球 1個
・ソケット 1個
・パーティーストロー(7 mm 径) 1本
・ビニールテープ

道具
・はさみ
・プラスドライバー
・(ニッパー)

●手順
ステップ1 コンセントプラグ(オス)に導線を接続する。
二本接続されている導線の被覆をはさみを使って真ん中で裂いたのち、導線の被覆を端から 3-4 cm 程度剥き、ドライバーで開いたコンセントプラグに接続する。この際にねじの締まる方向に沿う向きで導線を挟み込んだほうが良い。

ステップ2 ソケットの接続
オスプラグを接続していない端から3分の1程度の位置でコードの被覆を裂き、2本ある導線の片方を切断する。切断したケーブルの端から 3-4 cm 程度を裂き、ソケットの端子に接続する。この際に切断していない方のケーブルもソケットの中に入れ込んでしまう。ソケット内部で導線のあそびをとってしまうとショートの原因となるため、余分な導線は切断するか、ビニールテープで被覆するのが良い。

ステップ3 テスター棒部分の作成
コンセントプラグ(メス)を使ってテスター棒となる部品を作成する。残りの導線を 6 cm 程度裂いて被覆を剥く。剥いた導線をメスプラグへ接続するが、留め金はケーブルを挟んで固定するのみで、導線の先端は先の切れ目から外に露出させる。この際導線が 1 cm 程度出るように調整する。導線を挟み込んだらパーティーストローを 4 cm 程度に切断し、露出した導線の先端部分からメスプラグの金具へと挿入し、被覆と固定をおこなう。導線の先端はストローから 5 mm 程度露出している状態が望ましい。なお、この際に導線がきちんと縒れていないとストローが入らないため、再度確認すると良い。

●スタッフ感想
<本多>
*感想
最近は安全性等の問題でケガをしやすい工作や間違えると危険な工作はなかなか経験できないが、乾電池等ではなく家庭用電源を用いることで、その危険性(導体への接触が甘いと火花が散る)や取り扱いの難しさ(作り込みが雑だとショートしてしまう)が体験できて非常に良いと思う。安全安心とは言うが、本来ならばそれを事前に予測できること、危険を察知する力を身につける方が重要であり、長い目で見ればその方が教育としてより良いものであると感じる。

*改善点
はさみについて、以前の回で使用した糊が付いているものが多く扱いづらかった。この回自体の改善点ではないが、片付ける際にスタッフで道具のメンテナンスもおこなうべきだと思った。

<秋山>
はさみやドライバーの扱いが小学校低学年には難しく、工作にかかる時間は個人差が大きかった。
午前は遅い子に合わせて進めたので、速い子を待たせてしまった。
午後は人数が少ないこともあり、個別に指導して時間を有効に使えた。
工作が終わった子から実験を始めるのは良い方法だったと思う。
実験をどのようなロジックで進めていくのか事前に確認しておけば、より面白い実験を子どもたちに体験してもらえたと思う。

<市川>
工作だったので、進度に大きく差が出てしまった。午前の部は人数が多かった上、全員同じ速度で作業を進めようとしたため実験の時間があまりとれず残念だった。作業が早い子を待たせてしまった時間が長くもったいなかったと思う。
これを踏まえて午後は工作スペースと実験スペースを分け、作業が早い子は先に実験に進むという方法に変えてみた。
この方法は全員が時間を持て余すことなく活動できるので良かったと思う。
来年以降この方法を採用しても良いと思う。
また、今回は午前と午後で人数に大きく差があり、実験の充実さにも違いが出てしまった。予め午前と午後に分けておいた方が、作業は進めやすいと感じた。

記入者
筑波大学 人間総合科学研究科 フロンティア医科学専攻
本多健太郎

2012年11月24日    産業技術総合研究所・地質標本館

●目的

クイズに答えながら館内を巡ることで、ただ展示物を見るのではなく、考えながら館内の展示物を見る。

 

●参加者

講師:芳賀先生

スタッフ: 時田 恵実、市川美沙紀

午前:キッズ14人,保護者13人

午後:キッズ8人,保護者9人

全参加人数:講師1人,スタッフ2人,キッズ22人,保護者22人  計47人

 

●時程

<午前>

~9:30:受付

9:35~10:20:芳賀先生お話(「宇宙・地球・生物の進化」について)

10:20~11:30:館内を自由に見学

11:30~11:55:クイズの解説

<午後>

~13:00:受付

13:05~13:50:芳賀先生お話(「宇宙・地球・生物の進化」について)

13:50~14:50:館内を自由に見学

14:55~15:20:クイズの解説

 
●内容

まず芳賀先生からスライドを用いて、宇宙や地球、生物の始まりについてのお話があった。

その後、クイズ用紙を配布し、館内を1時間程度自由に見学してもらった。その後、芳賀先生からクイズについての解説があった。

 

●スタッフ感想

【時田】

見学時間を「長い」と感じる子も「短い」と感じる子もいたようだった。

前者の子どもたちは、スタッフがびっくりするスピードでクイズを解き終わっていた子もいた。だが、そういった子どもたちも、余った時間を使ってクイズとは関係ない他の展示物などを見学しており、飽きた様子は見せなかった。

後者の子どもたちの場合、残り時間が少なくなったとき、一緒に回っていたご両親が「○○だよ!」とクイズの答えと思われる内容を即座に子供たちに教えていた。もう少し時間があれば、そういった子供たちももっと‘自分で探す’という経験ができたのかもしれない。

クイズを解くのにかかる時間に差がでることは仕方ないことだが、前者のように、‘自分で探す’という経験が多くできた子どもたちがいただけに、後者は少しもったいないと感じた。早く解き終わった子どもたちに、「まだ解き終わってない子を助けにいこう!」などとスタッフが声をかけてあげられたら、子どもたち同士の交流の機会を作ることができ、よかったのかもしれない。

【市川】

1時間という短い見学時間でも、子供達はしっかりクイズを解き終わっていた。

目的を持って見学する練習にもなったと思う。火山と地震の関係を答える設問があり、一つの展示物を見るだけでは分からない点で苦労している子がいた。

一緒に複数の展示物を見ながら、解説していくと納得してくれたようだった。

やはりスタッフが積極的に声掛けをして疑問を一緒に解決できるようにすることは大切だと感じた。 そのために、今後は1階と2階にそれぞれ1人ずつスタッフを配置して、どちらかに偏ることがないようにするといいと思う。

記入者

筑波大学 時田 恵実

2012年11月13日 於 筑波大学 2B501 実験室

●目的

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 秋山茉莉花、浅部幸紹、本多健太郎、市川美沙紀

午前:キッズ10人/保護者9人
午後:キッズ8人/保護者10人

参加者計: 37人

●所要時間
【午前】
ガイダンス 30分
DNA抽出の実験 1時間
ビーズでDNAモデル作成 1時間
まとめ 15分

【午後】
午前に同じ

●材料と事前準備
材料…

≪DNA抽出実験≫液体洗剤、ペットボトル、食塩、ガソリンの水抜き

≪DNAモデル作成≫ビーズ(竹ビーズ5色、丸ビーズ2色)、針金

各 手順を説明した配布資料あり

●手順
≪DNA抽出実験≫

配布資料の手順に従い各自ブロッコリーの花芽からDNAを抽出した。

≪DNAモデル作成≫

配布資料の手順に従い各自ビーズでDNAの模型ストラップを作成した。

●スタッフ感想
<秋山>
*改善点
DNA抽出実験では、ブロッコリーの量が少なかったためにDNAが取れず、やり直した子がいた。やり直しても大して時間はかからず、最終的には成功したが、慎重に丁寧に実験ができる子ほど、試料の量が少なくなるので注意が必要。多少、白い茎の部分が入っても、量が少ないよりは良い。
ビーズモデル作成は得意、不得意が分かれるが、皆1時間程度で完成させられた。ワイヤーが取り返しのつかないくらい絡まってしまうこともなかった。成功の要因としては、キッズの人数が少なかったので、スタッフの目が行き届いたことが考えられる。ワイヤーが長いと扱いづらいので、ワイヤーを切って渡す時にはぎりぎりまで短くできれば良い

<浅部>
今回のキッズは植物からDNAを取り出す内容であったが、特に特別な薬品などは必要なく家庭にあるものでできたので驚いた。すりつぶしたブロッコリーに抽出液を加えるところで多めにということだったが、入れすぎてDNAが薄くなってしまった子がいたので、1.5杯程度にしておいたらいいと思った。DNAは通常の生活では見ることはないが、今回の実験でそれを観察することができて子供たちも興味津々に見ていたようだった。
後半のビーズアートでDNAを作る作業は、特に難しい内容ではなかったので、小学校低学年でも一人で作ることができた。速い子では限られた時間で二個作っていた。

〈本多〉

DNAの抽出について、すり鉢の扱いに慣れていない子が多かったように感じたので、すり潰すコツなどを予め共有できればと思いました。

反省点
今回は2つの実験をおこないましたが、両方ともオペレーションがスムーズで余裕を持って進められました。またビーズ工作については単純作業ながら、皆で楽しめるという雰囲気があり良かったのではないかと思いました。

〈市川〉

・DNA抽出…今回はおおざっぱな方法でもDNAを取り出すことができる実験、ということで作業自体は難しく無かったので手順で困っている子はいなかったと思います。しかし、「抽出できたものは何?」という点で誤解をしている場合が見られました。今回抽出できたものは、純粋なDNAではなくてタンパク質も絡んでいる荒いDNAだったのですが、「これを拡大するとらせんの構造がみられるの?」という疑問が上がっていました。難しい内容ではありますが「今見えているものとDNAの違い」の説明が必要かと思いました。

・ビーズでDNAモデル作成…こちらも手順は簡単だったので方法が分からない子はいないようでした。手先の器用さで作業のスピードは違いましたが、それぞれ自分の作品に満足してくれたようで良かったです。

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類
市川美沙紀

 

作成したDNAストラップ

2012年11月18日     霞ヶ浦環境科学センター

●目的

身近にあるものを使って科学実験をする

●参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ:  浅部幸紹、田中みさよ、小松崎剛志、杉山知子

午前:キッズ 32 ,保護者 13

午後:キッズ 25 ,保護者 18

全参加人数:講師  1,スタッフ 4 ,キッズ 57 ,保護者 31    計 93名

 

●時程

<午前>

~9:40 受付

9:40~10:25 先生の実験(偏光板を使った実験)

10:25~11:55 スタッフの実験(20分×4回)

 

<午後>

12:40~13:05 受付

13:05~13:50 先生の実験(偏光板を使った実験)

13:50~15:20 スタッフの実験(20分×4回)

 

 

●内容

先生の実験「色がないのにいろいろ色」(偏光板を使った実験)

→偏光板とセロハンテープを用いて、セロハンテープにうつる色を観察する。

 

スタッフの実験

もののとけ方&指紋を探そう!! (小松崎剛志)

→マニキュアを発泡スチロールにぬってとけ方を観察する。

透明なプラスチックコップに指紋をつけ、そこにアイシャドーをかけて指紋を観察する。

 

マジックと水で模様を作ろう(ペーパークロマトグラフィー)!(浅部幸紹)

→ろ紙に水性マジックで点をうち、その端を水につけることで水があがり、その水にインクがとけることで様々な模様が作られる。

 

なめずに塩水の濃さを当ててみよう! (杉山知子)

→塩濃度の違う塩水を用意し、そこにインクを数滴たらすことでインクがどのような動きをするか観察する。

 

羽の形で飛び方が変わるツバメ飛行機を作ろう! (田中みさよ)

→羽の形を工夫して、よく飛ぶ飛行機を作る。

 

●スタッフ感想

【浅部】

今回はスタッフが実験を企画して、実際に行うという企画であったが、一人の持ち時間が20分弱と短く、また難しくない実験を考えなければならないという点で大変であった。準備段階でスタッフはプレ実験を行ったが、なかなかうまく行かず、多少変更を余儀なくされた点もあった。しかし本番は多くの子供たちが参加し、また楽しんでくれたようなのでよかったと思う。

 

【田中】

普段実験をする、という視点であまりものを考えないので、とても面白かったです。

最初にあった先生の偏光板の実験で、「遊びで終わらせてしまわず、自分なりに実験してみることで、科学する考え方を」のようなお話があり、なるほどなと思いました。

子どもたちと実験している時、積極的にこの先どうなるかを予想したり、また熱心にメモをとっている子も多くて、すごいなと思いました。

 

【小松崎】

こういったアルバイトははじめてでしたが良い経験になりました。

反省点として、上手く行かなかった際に成功例を提示したり、どうして失敗したかの説明がきちんと出来たら子供達にとっても良い体験をさせてあげられたのだろうと思いました。

 

【杉山】

*よかったところ

・4人で協力して準備、片づけができた。

・参加者に怪我がなかった。

・4企画全てが机上でやるのはもしかしたらつまんないかもしれないという意味で、田中さんの紙飛行機の企画はよかったと思いました。

*反省点

・個人的にはもう1つやってもよかったです。

 

 

記入者

筑波大学大学院

浅部幸紹

2012年11月3日    筑波大学

●目的

発光生物を観察し、発光について学ぶ

●参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ:  浅部幸紹、松尾恵梨子、井上由香理

午前:キッズ 13 ,保護者 8

午後:キッズ 2 ,保護者 3

全参加人数:講師 1 ,スタッフ 3 ,キッズ 15 ,保護者 11    計 30

●時程

<午前>

~9:35 受付

9:35~10:25 先生講和・スライド

10:25~11:00 乾燥ウミホタルを用いて発光観察

11:00~11:25 ホタライトを用いた実験

11:25~11:40 先生講和
<午後>

12:40~13:10 受付

13:10~14:00 先生講和・スライド

14:00~14:15 乾燥ウミホタルを用いて発光観察

14:15~14:35 ホタライトを用いた実験

14:35~14:50 先生講和

●内容

先生がウミホタルを採取できたら観察も予定していたが、今回は採取できなかったので乾燥ウミホタルを用いて実験した。乾燥ウミホタルを乳鉢ですりつぶし、そこに海水を入れると青く光った。ホタライトとは2つの試薬を混ぜることで発光が観察できるという市販されているものであり、これを使ってウミホタルとは違う色の観察をした。

●スタッフ感想

【浅部】

生きたウミホタルを観察することはできなかったが、乾燥ウミホタルを用いることで発光が観察できてよかった。ウミホタルの発光は光の強さが弱く短かったので、そこをもう少し子供に伝えておいたほうがよかったと思った。ホタライトを用いた実験では、午後のほうが人数が少なく、試薬を多く使用できたのではっきりと観察できた。

【松尾】

乾燥ウミホタルでも、きれいな青い光が出るのを子供たちに見せることができてよかったと思う。ただ、光の観察に先立って、注目すべきポイントをいくつか(持続時間、温度など)を明示するとより良いのではないか。

反省点としては、午前の部では、ホタル液の配布がスムーズにいかなかったことが挙げられる。朝の準備の段階で水に溶いておくべきだった。

【井上】

・キッズが午前も午後も少なくて残念だった。

→でも午後は人が少ない分、参加してくれたキッズには贅沢に資料を使って実験ができたのがよかった。

・蛍光物質や乾燥ウミホタルの蛍光がとてもきれいに見えて感動できたと思う。

・スポイトやビーカーを事前に用意できてスムーズに実験できたのがよかった。

・午前中の実験室は暖房がついていなくて寒かった。

・先生がウミホタルを捕ることができなかったため、実験内容が少なくなってしまったのが残念だった。

→ウミホタルを捕れない場合を考えて他に何か事前に用意できるようにしてもらってもよかったのかも。

・プロジェクターの音が小さく、画面から遠くに座っていたキッズや保護者には聞こえずらかったと思う。

→前の方に集まってもらって見るように誘導すればよかった。

記入者

筑波大学大学院

浅部幸紹

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