芳賀サイエンスラボ

Archive for 6月 2014

・日付
2014年6月22日(日)

・場所
霞ヶ浦環境科学センター

・参加者
講師:芳賀先生
スタッフ:網本壮一郎、今村優希、梅谷絵梨香
午前:キッズ17人/保護者7人
午後:キッズ8人/保護者1人

・所要時間
【午前】
9:00 設営
9:30 開始
9:40 20箇所の紙上の点に角を動かした時に出来る図形の確認
9:45 三角番地と四角番地の領域探し
10:00 芳賀先生からの説明
10:05 三角番地と四角番地の境界作図
10:40 芳賀先生からの説明
10:45 休憩
10:55 再開
五角番地も含めた紙の内と外の領域作図
11:40 答え合わせ
11:50 芳賀先生からの説明

【午後】
13:25 受付
13:35 開始
13:40 20箇所の紙上の点に角を動かした時に出来る図形の確認
13:50 三角番地と四角番地の領域探し
14:05 芳賀先生からの説明
14:20 三角番地と四角番地の境界作図
14:35 芳賀先生からの説明
14:40 休憩
14:50 再開
五角番地も含めた紙の内と外の領域作図
15:15 答え合わせ
15:25 芳賀先生からの説明

・内容
色のついた面を裏にした正方形の紙を一度だけ折ると色のついた部分が三角形または四角形になる。そこでまず紙の内部に決められた一つの角を折った時、どの場所に角を持っていったときどのような形ができるのかを20か所検証した。角を持っていったとき三角形ができる領域を三角番地、四角形ができる領域を四角番地と仮に呼び、20か所の点の配置から予想される三角番地と四角番地の領域をコンパスを使って作図した。角が一つだけ動くと三角形、二つ動くと四角形になることから三角番地は円の1/4の扇形を二つ組み合わせた時に重なる領域になり、残りの領域が四角番地になった。
また、紙の外に角を持っていった場合五角形が出来る領域がある。そこで今度は紙の外側も含めた領域を考え、一つの決められた角を動かしたときに出来る図形の領域を完成させた。完成した分布図を色分けするとまるで虫の顔のような模様になった。

・スタッフ感想
網本
今回は普段のオリガミクスとは一風変わって紙を一度折って作れる図形の分布域を作成するという内容で最初は慣れないところがあり説明を行いにくかったが、午前の後半や午後ではある程度分かりやすい説明が出来るようになってよかったです。キッズも最初は戸惑っている様子の子が多かったが頭で理解してからは楽しそうにコンパスで作図しており、楽しんでもらえてとてもよかったです。
反省点としてはコンパスのいくつかがネジが緩んでいたり蓋が空かなかったりと不備があったためあらかじめスタッフでどのコンパスなら使えるのかを確認しておけばよかったです。また内容がなかなか難しかったため特に低学年の子は集中出来なかったり、逆に高学年の子は早々と原理を理解して最後はやることがなくなるということがあったので、時間に余裕があればやる予定になっていた長方形での作図などは終わった子から順次渡してもよかったのではないかと思いました。

今村
今回は折り紙でモノを作るオリガミクスではありませんでしたが、コンパスを使ってどういう境界を引けばいいのかと頭を使う内容だったので、集中して取り組んでいたように思います。なぜこの境界線になるのかを理解したとき、子供たちが嬉しそうにしていて私まで嬉しくなりました。
少し難しい内容だったので、低学年の子供たちは苦労しているようでしたが、実際に紙を折りながら示すと納得していました。高学年の子たちは、面積を計算したり、別の形に挑戦したり、+αの楽しみ方をしていました。学年によって反応が大きく違う会だったように思います。
反省としては、午前は境界線の説明が上手くできていなかったので、もっと分かり易く教えられるようにきちんと準備してから臨むべきでした。また、作業に集中できないキッズに楽しんでもらう方法も考えなければならないと思いました。

梅谷
今回は作品を作るのではなく、折り紙のある角 (主頂点) がどこにあるときにどのような形ができるかを調べ領域図を描くという普段のオリガミクスではあまりやらないテーマでした。それでもコンパスを使ったり、色塗りをして、「おもしろかった」という声が聞こえました。「紙内町」の中で領域を調べているときは、ノルマが終わった後も「ここはどうかな、ここがあやしいな」というところを細かく調べていた子はそれなりの結果を導き出せていました。コンパスで領域図を作成する際、なぜ今この線を引くのかを教えるのが苦労したけれども、なんとかキッズたちもついてきてくれてよかったです。しかし難しいテーマであった分、わからない子に普段以上につきっきりになってしまった気がします。色の塗り方には隙間なく塗りつぶす子や斜線で簡潔にまとめる子など様々な個性が感じられて見ていておもしろかったです。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年
網本壮一郎

2014年06月29日 於 筑波大学 2D309

●目的
クワガタをいろいろな観点から観察し、からだの作りや動きを知る。

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 佐々木規規衣、坂入愛、浅井仁

午前:キッズ47人/保護者30人
午後:キッズ61人/保護者41人

参加者計: 179人

●所要時間
【午前】
9:45~ クワガタの概要説明
10:00~ クワガタ配布、スケッチ1「考えて描いたクワガタ」、2「オスのクワガタを背中から見たところ」
10:40~ スケッチ3「メスのクワガタをひっくり返したところ」
11:00~ クワガタを飛ばす
11:35~ クワガタあるき
12:00  終了

【午後】
13:35~ 説明
14:05~ スケッチ1
14:15~ クワガタ配布、スケッチ2
14:35~ スケッチ3
15:00~ クワガタを飛ばす
15:20~ クワガタあるき
15:45  終了

●内容
最初に、いろいろな種のクワガタをスライドで見せながら、クワガタの名前の由来、クワガタの生活環、クワガタ採集のしかたなどの説明をした。プリントを配布し、まずは想像でクワガタを描いた。その後、雌雄1匹ずつのクワガタを配布し、オスのクワガタを背中側から見て描いた。芳賀先生による簡単なクワガタの描き方を見ながら、からだの構造・部位の名称を学んだ。次に、メスのクワガタをひっくり返したところを描いた。雌雄をそれぞれ表裏からスケッチしたところで、向かいの教室に移動し、普段は上翅に覆われて見られない下翅を見るために、わりばしを歩かせてクワガタを飛ばせた。2D309教室に戻り、クワガタの肢の動きを観察した。3人1組になり、廊下でクワガタの歩き方の再現をした。プリントには「メスとオスの違い」という欄もあったが、時間の都合で割愛した。

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●スタッフ感想
<佐々木>
 今回、私はスタッフとして久しぶりに参加しました。クワガタと言えば、子供に大人気の昆虫です。そのため、参加人数も大変多かったです。これほど参加人数の多いキッズは3年間スタッフをしていて初めてのことでした。まず最初にクワガタという名前の由来やクワガタの種類の紹介が芳賀先生からありました。その後にクワガタを1人ずつ配ったのですが、子供の喜び様はすごかったです。スタッフたちも思わず笑顔になるほどでした。スケッチを何通りかのパターンで行いました。まず、何も見ずに書く。そして観察しながら書く。中には、大学生顔負けの、「上手!!」とほめたくなるようなスケッチをする子もいました。
 今回、運営の問題点としてあげられるのは伝達の困難でした。これは参加人数が多かったことによります。芳賀先生の声が全体に行き渡っていないと判断したら、スタッフも伝達を促進するように声を出すなどした方がよかったと思います。あとはマイクの使用なども考えられます。しかし、楽しい1日でした。子供たちに配ったクワガタが元気に育つといいです。

<坂入>
今回はテーマがクワガタということもあり、とても人数が多かったです。クワガタを手によろこぶ子どもたちを見て、私もうれしくなりました。スケッチでは、足の付け根や先の方が切れてしまっている子どもが多かったのですが、ここはどうなってる?と聞いてみると自慢気に教えてくれて、その後スケッチにも反映されていました。クワガタを飛ばせるときには、皆クワガタが飛んでいる様子に釘付けでした。普段長い間見ていることができないので、初めての経験だったのではないかと思います。子どもたちは今後、今回のノコギリのように大きくない、小さなクワガタが飛んでいても、飛び方で判別できるだろうと思います。最後のクワガタあるきも、クワガタを見るのにとても効果的で、目的があると、子どもたちもよく動きを見ているように感じました。今回、どこを見て良いか迷っている子どもには、ポイントを問いかけてみたのですが、それは今後も行っていきたいと思います。

<浅井>
今回のサイエンス・キッズでは、子供たちの楽しそうな笑顔を見ることができて良かった。様々な角度からスケッチすることにより、普段身近なクワガタの体のつくりを観察できたので、子供たちは生物の見方に新たな視点を獲得できたと思う。また、自分自身もスタッフとして子供たちと交流するなかで、彼らの純粋な好奇心や、その好奇心に基づく常識に囚われない発想や疑問に直に触れることができて非常に大きな刺激を受けた。実験の内容として、肉眼での観察だけではなく双眼実体顕微鏡などを用いて、より観察対象の細部の構造まで観察する、という体験をして貰っても良かったと思う。とても有意義で楽しい時間を過ごすことができた。これからもより積極的にイベントに参加していきたい。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類2年
坂入愛

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●テーマ
重さを実験してみよう

● 日付
2014年6月14日、15日

● 場所
筑波大学第2エリア 2D309実験室

●目的
おもりと滑車を用いて重さを調べる。
動滑車を用いると異なる数のおもりがつりあうようになることを実験する。
動滑車の役割を考える。
仕事量は重さ×長さであることを知る。

●参加者 (キッズⅠ, Ⅱ, Ⅲ)

講師: 芳賀和夫

スタッフ
14日 三枝彩佳、長島瑠子、三澤文香
15日 三枝彩佳、玉置隼也、遠坂尚子(長島瑠子、三澤文香)

14日午前:キッズ7名、保護者2名
   午後:キッズ12名、保護者7名
15日午前:キッズ43名、保護者29名
   午後:キッズ41名、保護者27名

全参加人数:講師1名 ,スタッフ5名 ,キッズ103名 ,保護者65名  計 174名

●時程
8:40  スタッフ集合
9:30~ キッズ集合
9:40~ 芳賀先生による説明 道具の説明と実験装置の作り方
9:50~ 工作開始
    滑車と木材をプラスチック段ボールに貼り付ける
    たこ糸を滑車に通す
    おもりにモールを通す
    クリップをプーリーに通す
2
10:20~芳賀先生による説明 
滑車を利用してものを持ち上げる利点 ex.井戸のつるべ
    滑車の種類の説明 定滑車と動滑車
10:30~実験開始
    定滑車を使ってみる
    動滑車(プーリー)を使ってみる
    動滑車を一個から三個まで増やしてみる
    おもりがつりあう数を調べる
1
11:35~仕事量は変わらないことを実験
    仕事量=重さ×長さ
3
11:50~片づけ
全日程、ほぼ同じような時間配分で進んだ

●内容
装置の組み立て
定滑車をプラスチック段ボールに固定する
おもりにモールを通す
クリップを曲げてプーリーに通す
たこ糸を準備する
プーリーをたこ糸につないでおもりを下げる

定滑車を用いた実験
上に持ち上げる力と下に引き下げる力の比較

動滑車(プーリー)を用いた実験
動滑車を用いるとつりあうおもりの数が変化する
つりあうおもりの数を探す
おもりの数が違うのにつりあうのはなぜか考える

仕事量は変わらないことを実験する
動滑車を1つ用いたときは持ち上げるために糸を2倍の長さ引く必要があることを、半分に折った紙を利用して調べる
仕事量=重さ×長さ(距離)

●スタッフ感想
 今回はサイエンスキッズでは初めての試みである滑車を使った実験でした。クリップの加工や、動滑車をスムーズに回るようにする動作など難易度の高い作業が多くありました。そのような作業の中で自分自身も皆さん全員を上手に教える、目を配ることができなかったことを反省しています。しかし実験をしていくなかで、事前には気づけなかった滑車の重りを無視できないことなどを子ども達の作った物から分かったりと私にとっても色々なことが学べる回となりました。
生命環境学群 生物学類1年 三澤文香

今回の「重さの実験」は、サイエンスキッズ史上初の試みということもあり、多くの改善点があったように思います。まず、参加するキッズの人数に対してスタッフが少なく、キッズたちの中には早く終って退屈してしまう子や、何をやっていいか分からずあたふたしてしまった子もいました。特にⅢのキッズ達は、工作だけでいっぱいいっぱいになってしまった子が散見されました。また、保護者の方が、ご自分のお子様のみならず他の子まで目を配って下さる場面も見られ、申し訳なく感じました。内容そのものは保護者の方からもキッズからも好評を頂けたようですが、サポートが不十分になってしまうとサイエンスキッズで取り扱う意味も半減してしまいかねません。今後の対策・改善点としては、
①スタッフを増やす
②対象となるキッズ達の学年や経験に応じて難易度を調整する
等が考えられます。
特に、難易度や習熟度に応じてのサポートは重要だと思いました。
今回参加していたキッズの中には、高校物理を習っていないにも拘らず様々に工夫をしたり考えたりしながら取り組んでいる子がいました。そういった子達の知的好奇心を満たす為の環境作り・スタッフ側の準備と言うものは確実に必要になるでしょう。
今回は不手際も多くあたふたとしてしまいましたが、これを次に生かしていければいいなと思います。
生命環境学群 生物学類3年 長島瑠子

今回は初めての取り組みということで、さまざまな問題点が見受けられました。まず、摩擦や動滑車の重さのせいで本来のオモリの数でつり合わないということです。キッズにつり合わない訳を教えるか、もしくは自ら考えてもらった方が良かったと感じました。次に、低学年のキッズは滑車を作成したり動滑車とオモリの関係を理解したりするのが困難だったことです。低学年用に内容を簡単にするか、スタッフの人数を増やす必要があると感じました。ただ、高学年のキッズはとても興味深く活動してくれていたため、今回の取り組みは改良して、今後も行っていくべきだと感じました。
生命環境学群 生物学類1年 遠坂尚子

今回の実験は、サイエンスキッズ初の試みだったということもあり多くの試行錯誤を必要とし、かなりやりがいのあるものでした。個人的には、実験の操作も内容の解釈も低学年の子供達には少し難しすぎたのではないかと思いました。スタッフが声を掛けるまで何もしない子も何人か見られました。そのような子にはスタッフが積極的に教えていく必要があると感じました。しかし、内容はむずかしいなりに、多くの子供達は子供達なりにたくさん組み立てて楽しんでくれていたように見えたのでよかったです。装置の改良、スタッフの数など改善してまた挑戦したいと思いました
生命環境学群 生物学類2年 玉置隼也

 今回は、まず自分で複雑な実験装置を組み立てる必要があり、まだ慣れていないキッズⅢの子供たちは装置を組み立てるのも一苦労といった様子でした。特に二日目は午前午後ともに参加者がとても多く、スタッフの目が行き届かない場面が多々ありました。滑車の数に応じてつりあうおもりの数も変わっていくという実験部分にもう少し時間を割くことができていれば、子供たちの思考過程にもっと寄り添った指導が可能だったと思います。参加人数に対してスタッフ数をもっと多くすることが、次回以降このテーマを充実させていくうえで不可欠だと思いました。改善点は他のスタッフが挙げてくれたように多々ありますが、テーマ的にはとても不思議で面白い現象を扱っていると思うので是非改良して続けていきたいです。工作が多いことも、子供たちは純粋に楽しんでくれたと感じますし、お友達とおもりを貸し借りすることでコミュニケーションもとれた良い回だったと思います。実際には滑車の重さ、ひもとの摩擦等々により、理論上の推測と異なる結果が得られます。そんな時に子供たちをどう誘導するか等、事前学習でスタッフ全員が学んでおくべきであると思います。
生命環境科学研究科 生物資源科学専攻1年 三枝彩佳

記入者 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻1年 三枝彩佳


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