芳賀サイエンスラボ

Archive for 12月 2014

2014年12月27日 於 茨城県自然博物館

●目的
博物館の展示を見ながら、地球ができてからの生物の進化の過程を理解する。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 今村優希、浅井仁、坂入愛

午前:キッズ16人/保護者14人
午後:キッズ1o人/保護者9人

参加者計: 49人

●所要時間
【午前】
9:30 開館
9:50 「茨城県の外来無セキツイ動物」(池澤先生) 30分
10:15 「宇宙・地球・生物の進化」(芳賀先生) 30分
10:45 展示の見学 80分
12:05 全班解散

【午後】
13:30 芳賀先生による導入
13:40 池澤先生のおはなし
14:20 芳賀先生のおはなし
14:45 展示の見学
16:05 解散

●内容
1.茨城県自然博物館 首席学芸員の池澤広美先生に「茨城県の外来無セキツイ動物」のお話をしていただいた。
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2.進化の学習の基礎として、芳賀先生による「宇宙・地球・生物の進化」についてのお話をした。
3.3班に分かれ、各展示を説明しながら回った。
4.芳賀先生が第2展示室「地球の生いたち」の最後のコーナーで人類の進化の講話をした。
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●スタッフ感想
<今村>
 今回は、各スタッフと子供たちのコミュニケーションがより大切な回だったように思います。わたしは、初めに学芸員さんのお話に出てきた外来種を見るために水の生き物の展示に行き、その後、進化の展示コーナーに行きました。博物館のビデオのおかげもあって、みな大体の進化の流れが分かったようでした。ストロマトライトや、魚竜、恐竜のロボットなどに興味を持つ子が多く、説明をするとメモを取っている子もいました。
 反省としては、進化の展示では、恐竜のロボットが奥にあることを知っている子供もおり、走って行ってしまう子もいたので、きちんと一緒に回ることを伝えておくべきでした。また、第1,2,3グループそれぞれが進化のコーナーに入る時間をきちんと打ち合わせできていなかったので、他のスタッフが困ることのないよう、きちんと決めておくべきでした。

<浅井>
茨城県立科学博物館は素晴らしいところだった。 短時間で子供達にどんな説明をするか考えるのは難しかったが、一緒に見て回るなかで、また新たな発見もあって有意義だった。今回は以前科学博物館を訪れたことがあるというキッズも多かった。そういった子でも楽しめる紹介の仕方も模索したい。

<坂入>
 今回は、スタッフの得意分野によって各班で内容が大きく異なっていると思います。わたしの班は、地球の誕生や進化を学ぶ前段階として、まず第1展示室「進化する宇宙」を見学しました。これに関しては、天体観測の経験などに基づく簡単な天体の話や、予習した宇宙の話をしました。次に、第3展示室「自然のしくみ」を見て、得意分野の菌類の話を中心に、いろいろな生物の話をすることができました。
 話すにあたって、基本的に自由に見てもらって随所で説明するという形をとったのですが、個人的には良かったのではないかと思います。きちんと一緒に回るためには、芳賀先生のお話の時間の入れ替わりを各班で連絡をとりあってきちんと把握しておく必要があると思いました。(3班目ですが、午前は50分、午後は人数の関係で3班同時説明だったので30分ほどでした。

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類 2年
坂入 愛

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2014年12月23日(火)
於 霞ケ浦環境科学センター

●目的
最近会った科学ニュースを紹介することで、
身近なニュースの中に科学的視点を持つことをすすめる。

●参加者
講師 芳賀先生
スタッフ 長嶋瑠子 浅井仁 狩野絵吏子
キッズ 13人 兄弟 8人 保護者 18人

●所要時間
9:30  スタート
9:35  芳賀先生「ノーベル賞」
  狩野「エボラ出血熱」
  長嶋「はやぶさ2」
  浅井「自然災害(御嶽山噴火)」
10:20 休憩
10:30 浅井「死なない生き物」
  長嶋「オリオン試験機」
  狩野「バカになるウイルス」「メロスは走ったのか」

●内容
・ノーベル賞
2014年のノーベル物理学賞を受賞した青色発光ダイオードについて
ノーベル賞を創設したノーベルのこと、発光の原理、赤﨑勇先生・天野浩先生・中村修二先生のお三方の紹介をした。
・エボラ出血熱
6500人以上の犠牲を出したエボラウイルスについて
ウイルスと細菌の違いや、新薬の説明、デング熱についても説明した。
・はやぶさ2
小惑星探査の意義やはやぶさ2の新機能の紹介、探索対象の1999 JU3の説明をした
・自然災害
御嶽山の噴火について
噴火の種類や、火山による自然の景色の紹介、身の守り方を紹介した。
・死なない生き物
ネムリユスリカのクリプトビオシスの能力について
耐熱、耐寒にくわえ2014年2月に発表された宇宙空間に対する耐性についても紹介した。
宇宙空間にプラスチックのケースに置かれていても、水をかければ蘇生することがわかった。
・オリオン試験機
アメリカのスペースシャトルに次ぐ有人飛行が可能なロケットについて
スペースシャトルとちがい使い捨てで大量生産を予定している。ヒトが乗るところはアポロを模倣していることがわかった。
・バカになるウイルス
2014年11月に発表されたATCV-1というウイルスについて。
本来藻に寄生するATCV-1が人やマウスに感染すると記憶力に障害が出ることがわかった。
・メロスは走ったのか
自由研究のコンクールで出された、『走れメロス』のメロスの走った速度についての考察を紹介。メロスは最速でも小走りであることが分かった。
また村田君を見習って日本におけるサンタクロースの移動速度をフェルミ推定により算出してみた。

●感想
子供達に、今年どんなニュースがあったか、よりわかり易く教えるために試行錯誤しました。その過程で、自分自信がそのトピックスに対して深い興味を抱くことができ、有意義でした。子供達が休憩時間に話しかけてくれて、少しでも彼らの科学への興味を後押しになれたかな、と嬉しかったです。
生命環境学群 生物学類1年浅井仁

今回は、生物学とは別に私個人が興味のある分野に関するニュースについての紹介だったので、内容について(何が大事か、どういう背景か、等)は苦労することなくプレゼンを作ることが出来ました。しかし、対象レベルである小学4年生という条件が、漢字や言い回しの面でかなり厳しい制約になってしまいました。ある用語についての説明も、大人向けと小学生向けとではかなり違ってきてしまい、噛み砕いた説明が正しいのか、間違っていないだけであって正しくないのではないか、等かなり気を使いました。
ですが、そんな不安なんて無かったかの如く、当日はスムーズに進めることが出来、キッズや保護者の皆様にも理解していただくことが出来たように思います。
生命環境学群 生物学類 3年長島瑠子

ただ単にニュースをではなくいかに科学的な視点を組み込んだ「科学ニュース」にするかを試行錯誤しました。ニュースだと社会的になりやすいので、サイエンスにおとすこと、小学生にもわかるようにすることがとても頭の体操になりました。ネタもよかったのですが、会場が温かく笑ってくれたのが救いでした。思ったより年齢が高い子もいたので、もっと専門的なことも入れてもいいかなとおもいました。「何がすごいか」「なにが面白いか」をアピールすることがあまりできなかったので、勉強になりました。
生命環境科学研究科 生物資源科学専攻1年 狩野絵吏子

記入者
狩野絵吏子

2014年12月20日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
簡単な手作りテスターをつくり、電気が通るものと通らないものの規則性から電気の通るしくみを理解する。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 今村優希、坂入愛

午前:キッズ7人/保護者6人
午後:キッズ7人/保護者6人

参加者計: 28人

●所要時間
【午前】
電気が通るしくみ、テスターの作り方の説明(20分)
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テスターの作成(60分)
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いろいろなものの通電実験(10分)
説明(10分)
水溶液の通電実験(10分)
まとめ(15分)

【午後】
午前に同じ

●材料と事前準備
材料
・コンセントプラグ(オス・メス) 各1
・電線 約1.1 m
・電球 1個
・ソケット 1個
・パーティーストロー(7 mm 径) 1本
・ビニールテープ

道具
・はさみ
・プラスドライバー
・(ニッパー)
・(マイナスドライバー)
・テーブルタップ

●手順
1.コンセントプラグ(オス)に導線を接続する。
導線の被覆をはさみで1本ずつに分け、それぞれ端から 3~4 cm の被膜をむく。コンセントプラグ(オス)をドライバーで開き、ねじの締まる方向に沿う向きで導線を挟み込んで固定する。

2.コンセントプラブ(メス)をテスター棒にする。
①の反対側の導線を同様に1本ずつに分け、 6 cm 程度被覆をむく。留め金にひっかけ、コンセントプラグ(メス)の先端から1cm程度がでるように固定する。パーティーストローを はさみで4 cm 程度に切り、導線を通して、導線の先端がストローから 5 mm 程度でるようにメスプラグの金具に挿入する。

3.ソケットを接続する。
導線の中心くらいで、また同様に1本ずるに分け、2本ある導線の片方を切断する。切断した導線の端から 両側の3-4 cm 程度の被膜をむき、ソケットの端子に接続する。ソケット内で導線が長いとショートの原因となってしまうので、余分な導線にはビニールテープを巻く。

4.いろいろなものの通電実験
まず、テスターが完成しているかどうかの確認のため、テーブルタップに全員のテスターをつなぐ。スタッフが電源を入れ、通電すると明らかにしたドライバーの金属部分に触れて、電球が点灯することを確認する。通電しているものに触ると感電するため、机の上に置いて実験するように注意し、各試料を使って実験する。
試料:黒、金、銀のおりがみ、アルミホイル、銀色の紙、バインダー、シャーペンの芯、ピカピカの包装紙、はさみ、鉛筆など

5.水溶液の通電実験
水道水の通電実験をしたあと、任意の量のスティックシュガーまたは食塩を投入し、実験する。太平洋の海水でも同様に実験する。

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●スタッフ感想
<今村>
 今回のサイエンス・キッズは、テスターの工作で配線をするなど、難しい作業が多かったのですが、子供たちは皆楽しそうに完成させていました。金の折り紙に電気が通るというのは、意外に思った子供が多かったようです。ピカピカの包装袋に電気が通らなかった時、金属にすると高くなるんじゃないかな!など、金属が使われていない理由を自分なりに考えている声が聞けて、嬉しく思いました。
 反省としては、電気という危険なものを扱う回だった為、いつも以上に注意していたのですが、ヒヤッとする場面があったことです。もっと何が危険で何が危険でないかを明確にしておくべきでした。また、慎重になりすぎて、子供たちに自由にテスターを使わせてあげられなかったので、安全に楽しんでもらえる方法をもっと考えたいと思いました。

<坂入>
 今回は、テスターを使って実験をする際に家庭用電源を用いたため、危険ではありますがとても良い体験となったと思います。感電をするだけなら良いのですが、今回はシャーペンの芯に2人同時に触れてショートさせてしまうという事件があったので、そういった危機管理はもっと集中して行うべきでした。
 工作としては、導線の被膜をむくのに苦戦している子どもが多かったように感じます。今回はほとんどの子がニッパーではなくはさみを用いたので、断ち切ってしまう子どもはほとんどいなく良かったです。ソケットを接続する際に2本とも切断してしまうというトラブルがあったのですが、導線が長めだったためそのまま繋ぎなおして作ることができて安心しました。
 通電実験をする際には必ず「電気が通るか、通らないか」という仮説を立ててもらったのですが、その理由を考えるときに芳賀先生の講義にあった知識を出して考えさせるのがたのしかったです。論理的な思考をしてもらえるようにもっと誘導できればよかったと思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類 2年
坂入 愛

2014年12月14日 於 霞ヶ浦環境センター

●目的
五芒星、六芒星を折ることでオリガミクスを楽しむ

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 今村優希、須藤裕子、中井彩加

午前:キッズ17人/キッズの兄弟2人/保護者9人
午後:キッズ7人/キッズの兄弟2人/保護者5人

参加者計: 42人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明しながら1個目の六芒星を制作
10:20~ 自分で2個目の制作
10:40~ 休憩
10:50~ 五芒星の制作
12:00  後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明しながら1個目の六芒星を制作
14:20~ 自分で2個目の制作
14:40~ 休憩
14:45~ 五芒星の制作
16:00  後片付け
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●内容
折り紙による 正五点星(五芒星,ペンタグラム)と正六点星(六芒星,ダビデの星)の制作
折り方に関しては 芳賀和夫著 『おりがみで楽しむ幾何図形』 (サイエンス・アイ新書)に記載されています。

●スタッフ感想
<今村優希>
今回のオリガミクスは、いつも以上に正確さが求められる内容だったので、特に低学年の子供たちが苦戦していたように思います。しかし、最終的には全員が五角星と六角星の両方を完成させることができました。何個も星を作っていくうちに、綺麗な星型になっていったので嬉しく思いました。
反省としては、さらっと完成させてしまった高学年の子たちにより正確な36度を作る折り方を教えようと思っていたのですが、時間が足りず、少し退屈な時間になってしまったことです。
低学年の子供たちの手助けをするだけでなく、どの学年の子供たちにも楽しんでもらえるように、もっと声掛けの配分に気を遣いたいと思います。

<須藤裕子>
今回は、1枚の折り紙で五芒星と六芒星を折りました。折る過程で、ゼット定規と呼ばれる定規を自分で作ってみたり、一回折りたたんだものを広げてみたりと、普通の折り紙をするときとは異なる、やや難しい折り方をしたため、それに苦戦するキッズも少なくはありませんでした。
最初のうちはキッズも慣れない折り方に戸惑っていたものの、徐々に慣れていき、わずか30~40分で六芒星を5個つくってしまったり、五芒星も同じ程度の時間で4~5個もつくってしまうキッズもいて、その呑み込みのはやさと集中力にとても驚きました。
午前の部はキッズも保護者も多く、折り紙を折っているときにすべてのキッズに目を通すことができず残念でしたが、いろんな席を回ることですべてのキッズと交流できたため良かったです。また、午後の部は午前よりキッズと保護者が少なく、常にすべてのキッズに目を通すことができました。
久しぶりにサイエンスキッズのスタッフとして参加したため、緊張しましたが、見事な六芒星や五芒星をつくって楽しそうなキッズをたくさんみることができ、非常に嬉しかったです。

<中井彩加>
今回のオリガミクスでは正確に折らなければいけなかったり、折った線の意図をくみ取らなければならないところがあったので、最初は苦戦しているキッズたちが多かったように思います。それでも二度目に折る時にはすべて暗記してして折りあげることができたキッズや、とてもきれいな星形に折れているキッズも多く、習得スピードに驚きました。ただ、うまく折れない一人のキッズにかかりきりになってしまって、全体を見れてないなと感じる場面があったので、一人一人と真摯に接しながら且つ全体に気を配れるように、もっと気を付けていきたいと感じました。もし家に帰って、クリスマスツリーの飾りつけにもっと折ろうというようなことがあったら、ほとんどのキッズは正確に折れるようになったと思うので、ぜひ難しい五芒星にも挑戦してみてほしいなと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類1年
中井 彩加


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