芳賀サイエンスラボ

Archive for 4月 2015

2015年4月29日 於 筑波大学

●目的
実験や工作を通してゴムの性質を知る。

●参加者
講師:久保利加子さん、芳賀先生
スタッフ:相馬朱里、大久保維人
午前:キッズ57人/保護者35人/弟妹7人)
午後:キッズ15人/保護者13人/弟妹5人)
参加者計:136人

●所要時間
【午前】
9:15~ 受付
9:30~ 解説・演示実験
11:00~ 工作
12:00 解散

【午後】
12:45~ 受付
13:00~ 解説・演示実験
14:30~ 工作
15:30 解散

●内容
・解説・演示実験
まず、ゴムの実験を題材とした絵本を用い、4つの演示実験を交えながらゴムの性質について学んだ。

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↑割り箸で机を叩いたときの音を、輪ゴムを巻いたものと巻いていないもので比べる。

続いて風船を用いた実験、スーパーボールを用いた実験を通し、ゴムの性質について発展的な理解を深めた。
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↑風船を串刺しにする。

・工作
今回は2種類の工作を行った。
①スーパーボールを用いてストローを飛ばすおもちゃ
演示実験で示したものの簡易版を制作した。床に落とすと、スーパーボールの弾力により、セットしたストローが飛び上がる。

②輪ゴムの力で走る車
ネジのようにストローを回すと、ねじれたゴムが戻ろうとする力により車が走る。

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↑作った車を廊下で走らせる。

●主宰者からの一言
この,連休初日の特別企画は,久保利加子さんに主導をお願いしました。久保さんは漱汰くん友太くん2人のサイエンス・キッズのお母様で,つくば市に限らず,全国に名を知られている「おもしろ!ふしぎ?実験隊」の隊長さんです。子ども向けのいろいろな題材について独自の味付けを工夫される方です。私がいつも驚かされるのは,同じテーマでも,内容や方法が前回とひと味違っていることです。私の好きな〈ひと味ちがイズム〉を実践されています。今回も,随所に工夫,改良が見られ,また内容が豊富になっていました。 2人のサイエンス・キッズはもうすでに大学生と高校生でそれぞれが活動的な日々を過ごしているため,今回はお手伝いの時間がなく,利加子さんが孤軍奮闘でした。ありがとうございました。

●スタッフ感想
<相馬朱里>
絵本の流れに沿って行われた演示実験はどれも印象深いもので、子どもたちも比較的よく注意を向けていたように思った。午前中は人が多く、後ろの方の子どもはどうしても最初集中できないようだったが、話が進むにつれて徐々に引き込まれているようだった。保護者にとっても興味深い内容であったと思う。
午前中は人数が多く、ひとりひとりにじっくり注意を払うことができなかった。ハサミを使うときもあったので、もう少しスタッフの人手が欲しかった。午後は十分に目の行き届く人数であり、活動しやすかった。工作の内容自体は比較的易しく、多少のサポートでどの子どもも大きな困難なく完成できたように思う。工作の後廊下に出たときに、皆楽しめている様子で良かった。
多くの演示に工作2つと、密度の濃い回となったと。サイエンスキッズが初めての子どもが多かったようだが、スムーズに進めることができたのではないかと思う。

<大久保維人>
今回、びよよ~んゴムの実験でのスタッフをして、子供たちの好奇心は素晴らしいと思いました。
子供たちは、ゴムで出来ているスーパーボールが跳ねるので消しゴムもきっと跳ねるはずだと言って試してみたりと、教えられたものだけでなく、自分で思った疑問を解消するために色々なものや方法でチャレンジするので素晴らしいと思いました。
ゴムが絶縁体だという話をきき、ある物質が電気を通すのか通さないのかがわからないけれども、実験装置を使って疑問を解消するという好奇心も素晴らしいと思います。
また、今回のサイエンスキッズでは先生の授業の進め方などでも学ぶことが多かったです。
子供たちの理解を測りながら、進度を調節して全員がきちんと理解できるようにしたりと自分自身で講義や発表を進める際にも役に立つことをたくさん学ぶ事が出来ました。
大きな音がしたり、みんあがびっくりするような実験を何度も行って子供たちを飽きさせないようにする工夫なども今後に活かせると思いました。
今まであたりまえだと思っていたゴムの性質が、今回の実験を通して再度不思議なものだということに気がつけたので、自分でもゴムの実験をしてみようと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類4年
相馬朱里

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● 日付
2015年4月19日

● 場所
筑波実験植物園
筑波大学構内

●目的
帰化植物について学ぶ
実際に大学構内に生えている帰化植物を観察する

●参加者 (キッズⅠ、Ⅱ)

講師: 芳賀和夫
スタッフ:三枝彩佳、中井彩加
キッズ34名、保護者37名、弟妹3名

計 77名

●時程
9:30  キッズ集合
9:35~ 芳賀先生と田中さんのあいさつ
9:40~ 植物園内見学
    主に水草と食虫植物
10:40~ 大学構内に移動 
    花の咲いている植物を探す
    見つけた草花の名前を調べる
    芳賀先生と一緒にどれが帰化植物かを学ぶ
12:00 植物園に戻り、キッズ解散

●内容
筑波実験植物園見学
植物園スタッフの田中さんと一緒に園内を見学。
食虫植物や水草の温室を中心に説明をして頂いた。
質問コーナーでは、子どもたちから水草に関する質問がたくさん出た。

植物園自由散策
短時間だったが、園内を自由に見学した。

大学構内での植物採取
筑波大学野生の森付近の草原で、花の咲いている植物を探した。
最後に芳賀先生と一緒に名前を確認して、どれが帰化植物かを学んだ。
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【主宰者のひと言】
 あるとき,国立科学博物館の研究者とお話ししているうちに,サイエンス・キッズがつくば実験植物園に親しむ機会があってもいいと気づきました。一方,帰化植物図鑑を見ていて,春の草花の大半が外来植物であることに驚かされました。しかし,植物園内はよく手入れされていて,もちろん花を摘んだり根を引き抜いたりはできません。そこで,時間の前半を科博の植物園の見学と研修室を使わせていただいてスライドを使ってする帰化植物の予習に充て,後半を学園東大通り向かい側の大学構内に場所を移して春の草花を見るという抱き合わせにすることにしたのです。集合場所(駐車場所)を植物園にしておけば,家族単位で植物園内に再入場して見学の続きができると思いました。そのように4,5回やっているうちに植物園研修棟の改修工事が行われ,それを期に外来者がプロジェクターを使うことができなくなりました。ですから,今年は予習なしで野外観察になったわけです。
 今回,植物園では研究員に「水草」を解説していただき,水草の野外観察もサイエンス・キッズのテーマになり得ると感じました。大学構内では,多目的グラウンドと森(野性の森)の間にある広い草地で花を摘みました。この場所なら,おおぜい(今回は親子で60人くらい)で踏み荒らしたりしても他人に迷惑になることはありません。草花だけで無く,森ぎわにあるミツバアケビもウワミズザクラも花盛りでした。また,花ではなかったのですが,ギシギシの葉につくコガタルリハムシの幼虫に気づいた人,鮮やかな色のキノコバエを見つけた親子,ノウサギのフンを不思議そうに見ている子もいました。(芳賀)

●スタッフ感想
生命環境科学研究科 生物資源科学専攻2年 三枝彩佳
今回は参加人数が非常に多く、午前のみの開催でした。前半の植物園見学では、植物園スタッフの田中さんが食中植物と水草について説明を行ってくれました。園内に生えている植物、温室の水草など、子どもたちも興味津々でしたが、人数が多かったため、全員に声を届けるのが難しかったように思います。一方後半の大学構内での植物採取では、70人がちらばっても十分な広さの草原だったので、みな思い思いに花の咲いている植物を探すことができました。最後に、みんなで集めた植物を書き出すと、ほとんどが帰化植物であり、春の草花の多くは外来種であるということが、子どもたちにも伝わったと思います。お天気も持ちこたえ、良い観察会になりました。

生命環境学群 生物学類2年 中井彩加
今回は、後半の筑波大学内に自生している植物を観察している際キッズ達が見つけてくれる植物の多さに驚きました。私たちも事前にどのような植物が生えているのか下見をしていたのですが、下見の際には気付かなかった植物がたくさんあり、野原はよく観察するほど新しい発見があることを感じました。たくさん花を摘んでいるキッズが多かったので、帰化植物について実感を伴って学んでもらえていたらいいなと思います。前半の植物園はあまり時間がとれなかったので、今回のことを思いだしながらまた訪れて、じっくり様々な植物を観察したら、ここでも新たな発見があるのではと思いました。

記入者 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻2年 三枝彩佳

2015年4月12日 於 霞ヶ浦環境センター
●目的
自分の一番身近なからだの感覚などについてサイエンス体験を経験すること

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 今村優希、三澤文香、中井彩加

午前:キッズ41人/保護者33人
午後:キッズ25人/保護者24人

参加者計: 134人

●所要時間
【午前】
9:30~ 芳賀先生によるブラックボックスの実験
10:00~ 3グループに分かれ3つの実験をローテーション
11:50~ 芳賀先生による重ね紙
12:00  後片付け

【午後】
13:30~芳賀先生によるブラックボックスの実験
14:20~ 3グループに分かれ3つの実験をローテーション
15:35~ 芳賀先生による重ね紙
16:00  後片付け

●内容
芳賀先生によるブラックボックスの実験(箱の中に入っているものの形を予想する)、重ね紙
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スタッフによる実験
①目の実験
ふりこ、盲点、手に穴が、ドレスの色、立体視
②身体を測る
ストロー心電図、手が短くなる、薬指がはなれない
③そのほか
ハンガーで首が回る、モスキート音、足があがらない(壁に横をつけると)、つま先立ちできない(壁につま先をつけると)、偏光シート
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【主宰者のひとこと】(今年度から不定期に芳賀先生よりコメントをいただきます!)
 以前は新入会者の最初の回を野外観察にしていました。霞ヶ浦の堤防を,遠足気分で歩きながらの自然観察でした。しかし,悪天候の日があったり,確定名簿を渡したりする際に,風があって苦労したことから,最初の回は室内でするようにしました。そして,内容は,最も身近な実験材料である自分の体の感覚ということにしたのです。
 スタッフが,それぞれ考え抜いてグループ別に設定する個別のテーマのほかに,私が全体に行う実験として「ブラックボックス」を考えたのは, これがサイエンスの基本になると思ったからです。牛乳パックを使って中がのぞけない箱を作り,その中に入っているものを当てる遊びなのですが,中に入れるものとして,最初は,消しゴムやビー玉やペットボトルのふたなどを使いました。しかし,ボックスを傾けて,転がり方,滑り方や倒れ方など,注意深く調べるためには「物品名」ではなく,「物体の形状」にすべきだと思い,昨年から中身を変えました。ホームセンターの木工工作の材料売り場に軽い材質でいろいろな形が並んでいるのを見て,それを使うことを思い立ち,〈球〉,〈立方体〉,〈直方体〉,〈円柱〉,〈円盤〉の5種類をボックスの中に入れ,もう一つ,そのどれか同じものを入れるボックスも加えて,1,2,3,4,5,6 と番号を振りました。
 体験することが目的なので,「正解率」などのデータは取っていません。あとで,だれかに箱を空けて中身を確認させ,「当たった!」「間違った!」とひとしきり騒ぎながら,各自が,注意深く転がり方,滑りかた,倒れ方を調べることが大切で,ただ箱を振っているだけでは当たらないことが自覚できればそれで良いのです。
 最後に,『みんなよく知っている遊びものだよ』 と言ってから,おはじきを1つ入れたボックスを渡し,当てさせました。ところが,午前の部ではほとんど当たらなかったのに,午後の部ではほとんが当たるという対照的な結果になりました。これは,午後の部では,たまたま誰かが「おはじき!」と大きな声をあげたことからそれにみんな示唆された結果のようです。

●スタッフ感想
<今村優希>
今回は、キッズⅢの子供たちの初めてのイベントでした。錯覚や、モスキート音や、心電図など、いろんな体験を通して身体の不思議を知ってもらえたと思います。私は目をつかった実験の担当だったのですが、錯覚や盲点などの不思議を体験して、「なんで!?」という声や、理由を自分なりに推測した答えなどが聞こえて、とても嬉しく感じました。お父さんお母さんも一緒に楽しんでくれていたように思います。子供によっては盲点を見つけるのに苦労をしていました。見つけるコツをもっと丁寧に指導するべきでした。また、参加者が想像していたよりも多く、机が足りなくなってしまったり、遠い子供たちに声が届きにくかったりしたので、初回は人数が多いことを念頭に置いて、あらかじめ準備しておくべきだったと思いました。

<三澤文香>
私は身体を使ったサイエンスを行いました。初めてサイエンスキッズ参加される方が多かったのですが、話をしっかりと聞いてくれたのでスムーズに行うことができました。参加者も多く良い時間となったと思います。
私は身体を使ったサイエンスの中で脈拍を測る機械を工作で作りましたがもう少し反応が分かりやすく表れるような工夫ができたのではないかなと感じています。

<中井彩加>
今回のサイエンスキッズはキッズⅢにとって初めてのサイエンスキッズだったので、進め方などで少し戸惑った場面がありました。段取りに関してはもっとよく確認しておくべきだったと感じました。それでも、全体的にとても興味を持って取り組んでもらえたように感じました。私が担当した部分に関しては特にモスキート音や偏光シートに興味をもってくれたキッズが多かったように感じました。ハンガーの実験はうまくいかなかったキッズも多かったかと思うので、もう少し小さめのハンガーを用意するべきでした。
私自信も今回のサイエンス・キッズを通して初めて知ったからだの仕組みなどがあり、事前に調べたことで今回紹介することのできなかったこと(例えば、舌にアルミ箔とスプーンを当て、舌に触れていない側のそれぞれの先を接触させると電気を感じることができる…など)もあるので興味をもってくれたキッズがいたらもっと調べてみてほしいなと思いました。今回扱った自分自信に関するサイエンスは家で気軽に体験できることが多かったように思うので、調べたらぜひ実践してみてほしいなと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
中井彩加


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