芳賀サイエンスラボ

葉っぱにはたくさんの口

Posted on: 2015年5月21日

2015年5月16日 於 筑波大学

●目的
はぎ取り法とレプリカ法の2通りの方法でプレパラート標本を作り、顕微鏡で気孔の観察や数を数える。また、顕微鏡の使い方を知る。

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 須藤裕子、相馬朱里、三代侑平
午前:キッズ6人/保護者5人
午後:キッズ15人/保護者8人
参加者計:34人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付
9:35~ 芳賀先生による説明
10:10~ プレパラート標本作りと観察
11:50~ まとめ
12:00  後片付け

【午後】
13:30~ 受付
13:35~ 芳賀先生による説明
14:10~ プレパラート標本作りと観察
15:10~ 葉の採集
15:25~ 採集した葉のプレパラート標本作りと観察
16:00  後片付け

●内容
 大学構内に自生していたツユクサ(園芸用品種)の葉の表皮を剥ぎ取ることによって表皮の細胞(箱)と気孔(葉っぱの口)を観察する剥ぎ取り法と、液体絆創膏を葉の表面に塗り、セロハンテープを利用して液体絆創膏を取るレプリカ法の2つによってツユクサの葉を観察、プレパラート製作を行いました。
 また、午後の会では子供たち本人が観察したい葉を採集し、レプリカ法によって植物の葉を、顕微鏡を用いて観察しました。

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 写真 芳賀先生による説明時の様子

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 写真 プレパラート製作の様子

●主宰者のひとこと
 葉の気孔を観察する材料としてはムラサキツユクサが優れているので,自宅の庭に植えてある人に提供をお願いしていたところ,手違いで入手できず,急遽,近縁種のツユクサ(園芸品種)を使いました。体育館脇に生えているのをスタッフが採ってきてくれました。この表皮をはぎ取るのはやや困難でしたが,全員検鏡できました。
 薬局で売っている液体絆創膏を葉に塗ると,表面の模様が写し取れるので,葉の表と裏の気孔の数を手っ取り早く比較することができます。このようにレプリカを取る方法としてはセルロイドの薄板を酢酸アミルで溶かして押しつけるスンプ法もありますが,においがきつかったり,専用のプレパラートが必要だったりするのと比らべると,このエキバンは操作も簡単で,剥がすのに使う透明セロテープがそのままカバーグラス代わりにスライドグラスに貼り付けることができる便利さもあります。
 午後の部でスタッフの手が足りないときに,妹の付き添いで来た高校2年生の元サイエンス・キッズがとても良く手伝ってくれて助かりました。(芳賀)

●スタッフ感想
<須藤裕子>
 今回のサイエンスキッズの会では、まず観察で使うツユクサを直前に採集してきたことや、途中で材料の不備に気がついたこと、作業の進め方がスタッフにより少々異なったことなど、事前に確認しておけばよかったです。
また、葉の表皮を剥ぎ取る「剥ぎ取り法」でのプレパラート製作では、表皮の剥ぎ取りが難しかったため、苦戦するキッズや保護者も多かった。しかし、だんだん慣れてきて上手に剥ぎ取り、キッズが顕微鏡を覗きながら「葉っぱの口が見える!」と、きちんと気孔が観察できたのは嬉しかったです。さらに、午前中は参加したキッズが少なかったため、一人一人に顕微鏡の使い方から作業の進め方まで見てられたこと、限られた時間の中で剥ぎ取り法とレプリカ法の両方の方法によって葉っぱの口(気孔)の観察ができたことはとても良かったです。

<相馬朱里>
大学内に生えるツユクサの葉を使用したが、剥ぎ取り法で表皮を剥がす作業は難しい子どもも多かった。しかし、葉の裏側であれば、ほんの少しの面積を剥ぎ取るだけで、多数の気孔が観察できた。レプリカ法は簡単で気孔もよく見えるため、子どもにも保護者にも好評だったように思う。葉の表と裏でそれぞれプレパラートを作ると、気孔の密度の違いがよく分かった。午前中は参加人数が少なくひとりひとりを十分にフォローできたが、午後は人数が増えたため、どうしてもひとりの子どもを見る時間が少なくなってしまった。
顕微鏡の使い方や作業の進め方をテーブル単位でスタッフが説明したが、不十分な点があったため、予め流れを確認しておくべきだったと思う。

<三代侑平>
午前の部では参加人数が少なく、ほとんどのキッズに目が届きサポートしやすかったのですが、午後の部はスタッフも減り、また参加人数も午前の部に比べると増えたため、少し大変でした。元サイエンスキッズの方が手伝ってくださったので非常に助かりました。
今回、用いたサンプルは剥ぎ取り法の行いやすいムラサキツユクサの予定でしたが、入手できず、トキワツユクサを用いました。トキワツユクサは園芸用ということもあってか、剥ぎ取り法には適しておらず、キッズだけでなくスタッフも苦労していました。しかし、なんとか剥ぎ取り法、レプリカ法、両方で気孔を観察できたのでよかったです。
今回が2回目のサイエンスキッズでしたが、キッズたちとたくさん接することができ、なんとか役目を果たすことができました。剥ぎ取り法がうまく行えなかったこと、ムラサキツユクサを準備できないなどの不備があったので、今後は事前確認をしっかりと行っていきたいです。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類 2年次
須藤裕子

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