芳賀サイエンスラボ

Archive for 6月 2015

2015年6月20日 於 筑波大学構内天久保池
●目的
単純な道具を使って、工夫しながら釣りを体験する。
●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 浅井 仁、須藤裕子、吉野葉月
午前:キッズ19人/保護者19人
午後:キッズ12人/保護者10人
参加者計: 60人
●所要時間
【午前】
9:30~ 受付
9:45〜10:00 説明、エサ探し
11:00〜12:30 釣り実践、釣れた魚の解説、解散
【午後】
13:30~ 受付
14:45~15:00 説明、エサ探し
15:00~16:30 釣り実践、魚の解説、解散
●内容
針付きの糸、農作業用の笹だけを使って簡易な釣り竿を作成し、自分たちでエサのミミズを探し、実際に釣りができるか体験した。
●スタッフ感想
<浅井 仁>
自分は山間部で育ったので釣りというよりはつかみ取りの方が得意だが、準備の段階で釣りの知識に触れられたので良かった。前日が土砂降りだったので心配はしていたが、当日は気持ちよく晴れたので安心した。今回は単純な道具を組み合わせて釣りをする、ということで、本当に釣れるのか、と思っていたが、ブルーギルやブラックバスを子供たちが次々と釣り上げていたので驚いた。辛かったのは、50人分の針を買うこととそれらを糸に結び付ける作業だった。もっとスタッフ総出で取り組めば効率が良かったかもしれない。声をかけなかった自分のミスだ。午前は入れ食いではないが、あちらこちらからひっきりなしに子供が釣った魚をぶら下げて走ってきた。しかし午後になり魚も多少は学習したのか、あまり頻繁には釣れなくなっていた。それでもほぼ全員の子供がギルを楽しそうに釣っていたので良かった。餌にはミミズを森の落ち葉をどかして探したが、触れないという声が多かったのが印象的だった。土を触っていれば普通に出会える生き物だが、あまり触れたことがないようなので驚いた(子供だけではないが)。やはり最近は自然体験をする機会が少ないのかな、と思った。サイエンスキッズを利用して、もっと生き物に触れる機会が増えれば子供のこころももっと豊かになると思う。子供たちは純粋に釣ることを楽しんでいたが、命をいただくというのはどういうことかなど、こうした取り組みの中で、彼らが何かをつかんでくれたら嬉しい。今回釣れたのはブルーギルとブラックバスで、どちらも特定外来種であり、生きたままでの移動はきんしされている。今回の回では釣りだけでなく、外来種などへの対処方法を簡単に教えることができて良かった。子供たちがこれからも釣りや魚に興味をもっていってくれたらうれしい。
<須藤裕子>
今回のサイエンスキッズは、釣りを工夫しようというものでした。キッズには最初に竿と釣り糸、バケツを渡し、餌であるミミズの採取からはじめ、採取後に釣りを2スポットでしました。餌をつける際に、ミミズを一定のサイズに切らなければならない場合もあり、ミミズが苦手なキッズが最初は触るのにも一苦労でしたが、会の終わりには慣れて、餌のミミズを簡単そうに針につけている様子は、キッズの成長を見ることができて嬉しかったです。会の後半では釣り糸に石などの重りをつけることや、切れてしまった釣り糸の切れ端から新しい糸を結ぶことで釣り糸を長くするなど、様々な工夫をするキッズを見ることができとても良かったです。
さらに、午前と午後を通してほとんどのキッズが魚を1匹以上釣れることができ、中には一人で5匹も魚を釣ったキッズもいてとても驚きました。
反省としては、午前はキッズの数が多く、すべてのキッズとコミュニケーションが取れなかったのが残念でした。また、餌のミミズがなくなってしまうキッズもいたため、スポットを変える際に餌の採集時間を設ければよかったと思いました。午後については、怪我をしてしまったキッズが出てしまったため、もう少し注意を向けていればよかったと思います。
<吉野葉月>
今回のサイエンスキッズ『釣りを工夫しよう』では、子供たちが針と糸と棒だけで、魚を釣ることが出来ました。なんと、1匹も釣れない子供はいませんでした。少なくとも1匹は釣れていて、とても楽しんでいる様子でした。数人の子供は餌のミミズを自分で探して自分でとることが出来ました。ミミズが苦手という子供は、サイエンスキッズスタッフにミミズをとってもらっていました。しかし、はじめはミミズが苦手だった子供たちも、釣りが楽しくなるにつれて、知らず知らずのうちにミミズを手で触れるようになっていました。このように、子供たちのちょっとしたことの成長が見れてとても嬉しかったです。
すこし残念だと感じてしまったのは、親がいたために、子供が親を頼りすぎてしまう場合も見られました。また、親がいろいろと子供に口出ししている様子も伺えました。今回は野外でしかも池での魚釣りだったので、親が心配で側にいてもらうことでとても助かりました。しかし、子供たちが一回親から離れてすべて自分でやっている姿を、お母さんお父さんには陰から見守っててほしかったなと少々思いました。
しかし親子で楽しく釣りを楽しんでいて、子供たちは魚もつれて満足して帰っていったので、本当によかったです。「またやりたいー」といって帰っていった子供たちが、またやるかどうかは本人次第ですが、その気持ちがとても大切だと私は思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学二年
浅井 仁DSC_1258

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2015年5月30日 於 筑波大学
●目的
「オリガミクス」を通して立体折り紙に触れよう!

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 藤井啓太、中井彩加、三枝彩佳
午前:キッズ8人/保護者3人
参加者計: 15人

●所要時間
【午前】
9:35 かはが箱
10:35 台形箱
11:30 立方体箱
12:00 終了

●内容
芳賀先生オリジナルのカハガ箱と台形箱、黄金比から作成する立方体の箱を折り紙で作る。

●主宰者のひとこと
サイエンス・キッズ以外の科学教室では絶対にまねのできないテーマが「オリガミクス」です。なぜなら,毎回の題材が,すべて芳賀のオリジナルだからです。今回は正方形の折り紙1枚で作る『箱』がテーマでした。とりあげた「カハガ箱」も「台形箱」も「黄金比から作る立方体の箱」もオリジナルです。この立方体は著書に発表済みで,カハガ箱も日本折り紙協会の月刊誌「おりがみ」に公表しましたが,台形箱は未発表です。折り線作図から組み立てに移るところの立体的な図が描けないため発表できずにおります。だれか描いてくれる人はいませんか? (芳賀)

●スタッフ感想
<藤井啓太>
事前講習でスタッフ全員が多少なりとも手間取る程の難易度のオリガミクスでしたが、キッズのみんなは難なくこなしていました。また、更に小さいサイズに挑戦したり、黄金比や三分の一になる理由の数学的考察など、正に折り紙を通してマスマティックスを体感する経験が出来たようでよかったです。
普段のオリガミクスでは折り紙寄りなので、もう少し数学よりのサイエンスキッズの会があったりしたらもっと楽しめそうだなぁとぼんやりと思いました。数学という一般の人から見ると高い壁を感じる”科学”の分野ではありますが、それを楽しく親しみやすく紹介できるようになりたいと思ってます。

<中井彩加>
今回のオリガミクスは参加人数が少なかったこともあり、比較的スムーズに進みました。手順の中には立体的に理解しなければならない箇所もあり、難しいところもありましたが、キッズたちの理解が早く、ほとんど手間取ることもありませんでした。そのため、予定していた内容より一つ多く折ることもできました。強いて反省をあげるならば、オリガミクスでは丁寧にきれいに折らなければ幾何図形として完成しないので、もっと丁寧にきれいに折ってもらえるように工夫できたらと思いました。個人的には出来上がった作品を様々に折りたたんでいる様子にキッズたちの発想の自由さが見られてよかったです。
折っている途中にも問いかけていましたが、今回のオリガミクスでは三等分がでてきたり、黄金比がでてきたりと、数学的に考察できる点が多くありました。小学校高学年以上のキッズたちにはなぜこのようになるのか、証明を考えてみても面白いかと思いました。

<三枝彩佳>
私は今回、初めてオリガミクスの回に参加しました。一枚の紙を折っていくだけで様々な立体ができあがっていくことが純粋に楽しかったです。
今回はキッズⅠでの開催で、参加人数も少なかったため、ひとりひとりに目を向けることができました。用意した紙をさらに切って小さい立体作りに挑戦する子や、できた立体を重ねて作品のようにしている子もいました。作るスピードにはどうしても差がでてしまうので、早い子にはプラスで簡単な課題があるとさらに良かったと思います。

記入者
筑波大学 理工学群工学システム学類学類3年
藤井啓太

テンプレートはここから

2015年05月24日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的

折り紙を折って科学する「オリガミクス」の体験をする。

折り紙の数理を学ぶ。

●参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 今村、遠藤、中村、大久保

午前:キッズ41人/保護者48人
午後:キッズ30人/保護者25人

参加者計: 144人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:30~ オリガミクス体験
11:50~ まとめ、解散
12:30  後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:00~ オリガミクス体験
15:50~ まとめ、解散
16:30  後片付け

●内容

オリガミクスの歴史や経緯を芳賀先生から学ぶ。

実際に折り紙をして、辺の中点を利用し三角形を折ることで3等分線、5等分線が作成できることを学ぶ。

正五角形を作成する。

●スタッフ感想
今村
今回は、今年度入会したサイエンス・キッズⅢの子供たちの初めてのオリガミクスでした。矢印や五角形など、難易度の高いものもありましたが、みんな完成できていたのでよかったです。初めは戸惑っていた子どもたちも、最後には中点を作って〜と声をかけるだけで紙を2等分して印をつけるようになっていました。中点の概念を折り紙で体験できたことは、今後の学びにもつながるかなと思います。エジプトの三角形のお話の時には、お父さんお母さんからも「へぇ!」と感心の声が上がっていて、親子で楽しめるイベントになりました。反省点としては、もう少し「折り紙で数理をたのしむ」という概念を教えてあげるべきでした。折り紙でこうして折ると、紙を5等分できたね!など、形のあるものを折る以外の折り紙の楽しみ方にもっと目を向けられるように声掛けすべきでした。

遠藤
今回は午前・午後ともにキッズの人数が多く、またキッズⅢにとっては初めてのオリガミクスだったこともあり不安が大きかったですが、保護者の方の力も借りながら途中で投げ出すキッズを出さずに終了することができ、よかったと思います。最初は初めてのオリガミクスに苦戦していたキッズも、夢中になって正五角形を作っていました。反省としては、博士の話を集中して聞けないキッズをうまく誘導できなかったこと、同じテーブルのキッズの間で進度に差ができてしまい、特定のキッズにしか声かけできなかったことが挙げられると思います。また、博士が前でホワイトボードを使って説明している際、スタッフが立っているとキッズが説明を見ることができないので気を付けた方が良いと思いました。

大久保

今回は、人数が多く子どもたちの様子を見るのが大変でした。最初は課題を投げ出してしまう子どももいるかなと思っていましたが、子どもたちは集中してオリガミクスを学んでいたと思います。五角形を作る部分では作ったものを開いて再度折り直すなど根気が必要な作業を投げ出さず何度も行っていたので素晴らしいと思いました。反省点は、キッズ達の折り紙についての質問に直接答えることができなかった部分がありました。また、子どもたちがスライドを見ている際の座る位置が悪かったなと思いました。

記入者
筑波大学 理工学群工学システム学類3年
大久保維人


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