芳賀サイエンスラボ

Archive for 9月 2015

2015年9月21日 於 筑波大学

●目的
線虫の観察・実験を通して、普段見ることの出来ない生物について学び、線虫の匂いに対する嗜好性を考察する。

●参加者
講師: 芳賀先生

特別講師:坂本和一先生

TA:栗野智帆、加藤吉祥、須藤華織

スタッフ:吉野葉月

午前:キッズ26人/保護者22人
午後:キッズ3人/保護者3人

参加者計: 60人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:15~  線虫の観察
10:35~ 実験の説明・実験練習
10:55~ 実験本番(終わった人からスケッチ)
11:20~ 実験結果討論
12:00~ 片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:10~ 線虫の観察
14:20~ 実験の説明・実験練習
14:30~ 実験本番(終わった人からスケッチ)
15:10~ 実験結果討論
16:00~ 片付け

●内容
線虫の足跡を観察・スケッチをする。また、様々な匂い物質を用いて、線虫の好きな匂いと嫌いな匂いを探す。

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【主宰者のひとこと】

筑波大学の坂本和一先生のご子息がサイエンス・キッズに入会されてからしばらくして、先生の研究材料である線虫(C. elegans)を子供達に見せる機会を作っていただけないか、おそるおそるお尋ねしたところ、学生実習や高校の出前授業のテーマを小・中学生向きにアレンジしてやってみましょうという嬉しいお返事をいただき、今回が2回目になります。線虫や実験のための培地や薬品などの準備に加えて、線虫の扱いに慣れた研究室の人たちもTAとして加わっていただきました。今回もみな、この世界中で生命現象のモデル生物としてよく研究されている線虫を、興味深げに顕微鏡観察をして、走化性の実験をしていました。父母も子供のそばに来て顕微鏡をのぞいたりしていました。(芳賀先生)

【特別講師のひとこと】

サイエンス・キッズでの線虫の実験は去年に続き2年目です。去年は、プレートの寒天の水分が多く、線虫の足跡が見えませんでした。今年はあらかじめプレートを乾燥させたため、足跡をはっきり良く見ることができました。キッズのみなさんも、はじめて見る線虫の姿や線虫の行動に感動していたようです。質問もたくさんあり、他の匂い物質も試してみたい、などの意見も多く出ました。最後の結果討論では、堂々と発表するキッズの姿が印象的でした。(坂本先生)

【TAの方達のひとこと】

<栗野>
小学生の子供たちに線虫の面白さ、すごさをわかって貰えたかなと思います。

<加藤>
とても新鮮な体験ができ、有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

<須藤>

初めてのサイエンスキッズでしたが、とても興味をもって質問してくれる子供もいて、こちらも刺激を受けました。

●スタッフの感想

<吉野>

今回は特別イベントで、特別講師『坂本和一先生』とTAのみなさんに、線虫の実験を指導していただきました。この実験は私が今年(大学1年の5月)に生物の授業で行った実験で、その実験を小・中学生にやらせるのは難しいのではないかと思っていました。しかし、坂本先生のわかりやすい説明とTAさんの丁寧な指導により、子供たちは楽しみながら実験していました。線虫のスケッチに夢中になっている子や実験結果を他の班と比べたりしている子もいました。坂本先生方のわかりやすい説明により、子供たちは普通に実験をこなしていましたが、やはり高度な内容ではあるので、私も勉強になりました。親子ともに楽しめたのではないかと思います。

記入者
筑波大学生命環境学群生物学類1年
吉野葉月

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2015年9月23日 於 筑波大学

●目的
プランクトンを自分で採集し観察することで親しみを持ってもらう

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 狩野絵吏子、渡辺ありさ、鈴木沙也香、中井彩加

午前:キッズ34人/保護者18人
午後:キッズ14人/保護者14人
参加者計: 80人

●所要時間
【午前】
9:40~ 受付と説明
10:00~ プランクトンネットの工作
11:15~ 採集
11:30~ 観察
12:00  後片付け

【午後】
13:40~ 受付と説明
14:00~ プランクトンネットの工作
15:00~ 採集
15:15~ 観察
16:00  後片付け

●内容
水の中にいる小さい生き物を集める道具を工夫して作り、その道具で池からとってきたものを調べました。

プランクトンネットの作り方(改)
材料
ざる、小瓶、台所用ネット、ビニールテープ、ビニールロープ
作り方
1、ざるの縁の部分までネットをかぶせ、ざるの金属部分にビニールテープを張りネットを付けていく。
2、ざるとネットに4か所穴をあけ対角線を結ぶように30㎝ほどのロープを2本使って結ぶ。2本のロープが交わる部分に3㎥ほどのロープを付ける。
3、ネットの先に穴をあけネットで小瓶の口の部分を多い、ロープで固定する。この時小瓶の口の溝の部分にしっかりロープが引っかかるようにし、採集の際に外れることのないようにする。

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【主宰者のひとこと】
池の水中にいる小さい生きものたちを観察するには,どうしたらよいか?ということを体験することが目的なので,毎回採集用具を手づくりしています。その過去のモデルを参考にすべくラボの中を探したのですが,大掃除の時に捨ててしまったらしく実物も作り方のプリントも見当たらず,経験スタッフもいなかったので,とりあえず必要と思われる部品,口の輪,ネット,管瓶などになり得る物品を百均やホームセンターで探して買いました。
しかし,午前の部では,子どもたちにとっては組み立て方,とくに口輪の代わりにしたステンレスのざるにネットを取り付けるのが難しすぎたようで,
工作に時間が掛かって,個別にではなく,スタッフが準備した顕微鏡を順番に検鏡するにとどまりました。
午後の部では,プランクトンネットづくりでは,ステップを確かめながら工作するなど時間の節約を図った結果,各自が1台ずつの顕微鏡で調べる時間がとれました。 私にとっては,持ち忘れがあったり,手順のチェックを怠ったり,反省の多い回になりました。(芳賀)

●スタッフ感想
<狩野絵吏子>
参加人数が予想よりも多く、にぎやかにできたのはよかったと思います。また大雨の後の晴日続きだったので、多くのプランクトンが見れ、
「自分が見たプランクトンなのか」という大まかな分類ができたのも、水の中の多様性を知るいい機会になったのでは、と思います。
顕微鏡の扱い方についても、注意点を理解して使ってもらえていたので良かったです。
しかしスタッフの中でのリハーサルが足りなかったので、もたついてしまう部分が多くなりました。
工作の改善点としては、
・ザルと網の組み合わせには養生テープなど幅広のテープを使う
・投げる際の紐は3 mほどにする(長すぎると泥をすくってしまう)
などがあげられます。
スタッフ間の情報の共有もしっかりしかなければ、と反省しました。

<渡辺ありさ>
短い時間の中でプランクトンネットの制作、池でのサンプリング、顕微鏡での観察と内容が盛りだくさんな回でした。
工作では難しい作業もある中でキッズたちは上手く作ってくれたと思います。しかし、事前の打ち合わせが十分でなく、ネットの作り方について改善点が多くありました。いつでも用意できる材料で、子供ひとりで作れるような手順に改良するともっと良くなるのではないかと思います。工作にほとんどの時間を費やし、満足に顕微鏡観察をさせてあげられず、キッズたちにもやもやが残ってしまったのではないかと心配です。
顕微鏡は家庭にほとんどないので、出来るだけその場で見せてあげることが必要なのではないかと思いました。また、今回のようなネットでは天の川や松美池でプランクトンが多く取れなかったので、次回は自分で採取した水に加え、事前に採取したプランクトンの多く入った水を見せてあげるといいのではないかと思いました。

<鈴木沙也香>
午前の部では道具の作製に時間がかかり、キッズたちに顕微鏡を使ってゆっくりとプランクトンを見せることができなかったことが残念です。スタッフが顕微鏡でプランクトンを見つけて見せることになりましたが、私が見せたプランクトンは種類がわからず、キッズは動く小さな生物を見て喜んでくれましたが、名前を教えてあげられなかったことは勉強不足でした。
午後の部では作製の時間を短縮し、キッズに顕微鏡を使わせてあげることができたのはよかったと思います。作製手順に難しい工程があり、スタッフが手伝わなければできませんでしたが、キッズと協力して作ることができました。あまり生物が見られなかった子もいて、もっと顕微鏡で見る時間を長くとれると色々見ることができたと思います。配布したプリントに載っているプランクトンについて質問をしてくれたり、図鑑
と顕微鏡で見つけた生物を見比べて何が見えたか記録したり、プランクトンに興味を持ってくれたと思います。

<中井彩加>
今回のサイエンスキッズは午前中の会はほとんどプランクトンネットの作成で終わってしまい、あまりプランクトンを見ることができなくなってしまったので、残念でした。道具の確認や手順の確認など、事前の準備が不十分な点も多く、キッズの人数も多かったので、もっとしっかり準備を行うべきでした。一方、午後は人数も少なく、手順も変更していただいたことでわかりやすくなり、一人一台顕微鏡をだしてプランクトンを観察することができました。今回を通してプランクトンに興味を持ってくれたキッズが多かったように感じたので、よかったです。田んぼなどで採取しても大きなプランクトンであればもっと倍率の低い拡大鏡で観察することができるので、もっと身近に感じてもらえればいいなと思いました。

記入者
筑波大学生命環境学群生物学類2年
中井 彩加

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2015年09月13日 於 霞ヶ浦環境科学センター

 

  • 目的

普通の折り紙とはひと味違った手法を用いて紙を3:4に折り、よく回るかざぐるまを作る。たとう折りを学ぶ。

 

  • 参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 三枝彩佳、谷口友梨、平山夏樹

午前:キッズ13人 弟妹 2人/保護者5人

参加者計: 24人

 

  • 所要時間

【午前】

9:30 ~ キッズ集合

9:40 ~ たとう折りの練習

9:55 ~ かざぐるまの作成

11:45~ 片付け

 

  • 内容

まず簡単なたとう折りを練習し、芳賀先生オリジナルの3:4のかざぐるまを作成した。

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【主宰者のひとこと】

「かざぐるま」は,幾何図形がほとんどの私の折紙作品の中では数少ない《遊び物》でありながら,最初の基準点の決め方や,二重井桁のたとう折りなど難易度が高く,過去には,途中であきらめたり,キレて投げ出したりする子どもが出ることもありました。ところが今回は挫折は皆無だったばかりか,興が乗って2つ3つと作る子も多く,中には5つ作り上げたキッズもいて,余分に用意した心棒の素材が払底する状態になったほどでした。これは例年より受講人数が少なかった上に,スタッフの質が高かったため,よく目が届いたからと思われます。サイエンス・キッズでは通常は親子別席でやっていますが,今回は親子同席にして,親にもかざぐるまづくりを体験していただきましたが,親子互いに協力し合って作り上げる姿がみられ,中には,飲み込みの早い子が熱心に親に教えるというほほえましい場面もありました。(芳賀)

 

  • スタッフ感想

今回、初めてサイエンスキッズの活動に参加させていただきました。

どのように準備したらいいのかということからキッズとどう接したらいいのかといったことまでわからないことだらけで、うまく動くことができなかったように思います。

今回の、かざぐるまをつくるという課題は、我々スタッフが事前講習の際に手間取ったような部分があり、キッズが自力で作れるか、また、そのために自分がうまく教えることができるか不安でしたが人数が少なかったため、一人一人のキッズにじっくりとついて教えてあげることができ、最終的には自力で作れるようになっていたようでよかったと思います。ただ、どこまで一緒にやってあげて、どこから自力でやらせるか、ということの判断が難しく、結局私が作ってあげてしまうこともあったので、それは反省点です。また、飲み込みの早いキッズは時間中に何個も同じものを作っていたので、配色を変えたり、回転の向きを変えたりするにはどうしたらいいか、ということをもう少し早く提示してもよかったのではないかと思いました。(谷口友梨)

 

今回は通常の折り紙の本には載っていないような、ちょっと変わった風車を作るという内容でした。キッズたちは芳賀先生の話を注意深く聞いてくれたので、こちらが思っていたよりも順調に作業を進めてくれました。一番難しい「たとう折り」は低学年のキッズには少し難しかったようで、スタッフのサポートが最も必要になる部分だと感じました。少人数の参加でしたが、スタッフの人数は適切だったと思います。作り方を早く習得してしまったキッズには複数同じものを作らせるのではなく、表裏逆タイプや逆回転タイプなどの発展形を紹介して積極的に作らせてみるべきだと思いました。これを機に折り紙に興味を持つキッズが増えてくれると嬉しいです。(平山夏樹)

 

今回はかなり難易度の高いオリガミクスでした。2回のたとう折りを行うところでは、事前講習でスタッフもかなり手こずり、キッズたちには難しいかなという不安がありました。しかし各スタッフが当日までにたとう折りをきちんとマスターしていたので、キッズにわかりやすく教えることができたと思います。キッズの折り紙を代わりにやるというよりは、近くでゆっくりと折り方を教えながら一緒に取り組んだことが良かったと思いました。一人で複数個作る子もいたため、各テーブルに用意したストローやピックが不足する場面もありました。スタッフが補充することも大切ですが、今回は少人数だったので特に低学年の子には自分ではかせにお願いして材料をもらうという体験をさせてもいいかなと思いました。(三枝彩佳)

 

記入者

生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 修士2年

三枝彩佳

2015年9月6日 於 雪入ふれあいの里公園

●目的
園内の山道を歩きながら自然物を観察したり,ハイビジョンシアターの映像で自然を体験したりする。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 平山 夏樹、大久保 維人

午前:キッズ23人/兄弟4人/保護者23人
午後:キッズ8人/兄弟1人/保護者8人

参加者計: 70人

●所要時間
【午前】
9:30 受付と説明
9:45 観察開始
10:20 風の池
10:25 頂上
10:55 下山
11:05 ハイビジョンシアター
11:45 解散

【午後】
13:30 受付と説明
13:45 観察開始
14:20 風の池
14:25 頂上
14:55 下山
15:05 ハイビジョンシアター
15:45 解散

●内容
観察開始前に希望者に捕虫網を配布し、正しい使い方や注意点を説明した。普通のタイプと組み立て式のタイプの2種類を用意したため、3年生以上のキッズには組み立て方を説明し、捕虫網の組み立てに挑戦してもらった。
園内のコース沿いの昆虫や地面に落ちている雲母など観察しながら、バッタカビ、コブシの実、タマムシ、アカボシゴマダラなどについての解説を行った。
コースでの自然観察を終えた後はネイチャーセンター内のハイビジョンシアターでヤマセミなどの野鳥が登場する立体映像を鑑賞した。

●観察された生き物
昆虫:アカボシゴマダラ キタキチョウ ジャノメチョウ ウラギンシジミ エダシャクの幼虫
フクラスズメの幼虫 オオスカシバ  オオカマキリ コカマキリ ハラビロカマキリ クルマバッタ
ショウリョウバッタ オンブバッタ ツチイナゴ クサキリ セスジツユムシ アブラゼミ ミンミンゼミ
ツクツクホウシ タマムシ オニヤンマ シオカラトンボ コフキトンボ イトトンボの仲間  など
植物:クズ ミズヒキ アオキ カラスウリ コマツナギ アカメガシワ コブシ  など

<主宰者のひとこと>
秋雨前線の影響で、どんよりとした曇り空でちょっと残念でした。好天ならチョウもバッタも出てくるし、盛りを過ぎたとはいえミンミンゼミがうるさいくらい鳴くコースなのに2,3回ミンミンやツクツクホウシをきいただけでした。それでも捕虫網を持たせると、キッズたちは、いろいろな虫を採ってきました。オニヤンマをゲットした子もいて盛り上がりました。一番びっくりさせられたのは、山の上の広場でアカボシゴマダラを採った子がいたことです。この中国原産の外来種はすでに茨城県にも入っていることは知っていましたが、こんなところでお目に掛かるとは全く意外でした。
一方、この山道では陽の光があると、砂利の間に光を反射する鉱物(白雲母)が目立つのですが、それもわずかでした。期待した景色の、土浦ウララビルの上に立つ大男も見られませんでした。ちょうど雪入山・ウララビル・牛久大仏がほぼ10㎞間隔に直線状に並んでそのように見えるはずでした。ネイチャーセンターのシアターでは、ヤマセミなど鳥の生態の3Dムービーと、上記の景色などを画像を使って解説しました。(芳賀)

●スタッフ感想
<平山>
フィールドに出て動植物を観察する回ということで、キッズだけでなくスタッフの自分としても楽しめる活動内容でした。虫捕り網でチョウやバッタを捕まえたり、カマキリで遊んだりするキッズの好奇心旺盛な姿がとても印象的でした。中には自分よりも昆虫の名前をよく知っているキッズもいて、自分の知識の乏しさを痛感しました。
ハイビジョンシアターで見た野鳥の立体映像はキッズの受けがとてもよかったです。映像を見た後に自分が野鳥の解説を行ったのですが、野鳥の特徴や習性、鳴き声などに関してもう少し踏み込んだ内容の話ができればよかったと思いました。これを機に野鳥に興味を持つキッズが増えてくれると嬉しいです。

<大久保>
今回のサイエンスキッズでは、フィールドに出て動植物を観察しました。バッタやカマキリ、チョウなど普段生活している中でよく見る昆虫やタマムシやアカボシゴマダラチョウなどの普段あまり見ない昆虫など、様々な昆虫や植物が観察できてよい勉強になりました。
また、このような自然をうまく観察できるように整備や保護をしている人達に感謝をしたいです。同時に、私たちはこのような場所や機会を、未来の人たちや動植物のために守っていかなければならないのだと感じました。
道中で昆虫の名前を聞かれたときに、私が分からなかったものを、昆虫が好きなキッズが教えてくれたりなど知っていることを共有する姿や、子どもたちの好奇心からくる知識の強さなど、私も彼らに学ばなければいけないと思いました。
ヤマセミなど鳥たちの立体映像は、大変素晴らしい出来栄えで感動しました。子どもたちが立体映像の鳥たちを触ろうとしきりに手を出していたのがとても面白かったです。事前に動植物の名前などをもっと調べておけばよかったことや、立体映像放映の際に手間取ってしまったことなどが反省点です。

記入者
筑波大学  生命環境学群 生物資源学類1年
平山 夏樹

2015年09月05日 於 森林総合研究所

●目的
樹木の葉の気孔を調べたり,葉や枝につく虫こぶで実験したり,カエデ(もみじ)の仲間の葉の形を見たりする。

●参加者
講師: 芳賀先生、井上先生(森林研)、矢崎先生(森林研)

スタッフ: 盛高佑貴

午前:キッズ25人/保護者22人

参加者計: 51人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 樹木園の観察、葉の採集
11:10~ もりの展示ルーム見学、顕微鏡を使った葉の観察
11:50~ まとめ、解散

●内容
様々なカエデ・モミジの葉のシルエットが描かれたワークシートを基に、樹木園内で同じ形の葉を探した。ネームプレートから樹木名を調べ、最後に答え合わせをした。
樹木園をまわりながら、「クサアリ」・・・つぶすと臭いアリ、「カツラ」・・・枯れ葉から、綿あめの匂いのする木など、面白い昆虫や植物の解説をして頂いた。
また、虫こぶ液を用いて絵を描いた。もりの展示ルームでは、 樹木園内で採集した葉の気孔を顕微鏡で観察した。木の種類によって密度が異なるため、水に沈むもの・浮くものがあることを実際に水の中に入れて体験する。
芳賀先生による説明の様子

●スタッフ感想
<盛高佑貴>
 芳賀先生をはじめ、森林研のスタッフの方々が様々な角度から「樹木園」に関する説明を行ってくださったことで、充実した体験活動になったように思います。モミジやカエデの葉の形が種類によって様々で興味深かったです。顕微鏡を食い入る様に見つめ、自分の採取した葉の気孔を観察する子供たちの姿からワクワク感が伝わりました。木の実を触る・葉の匂いを嗅ぐなどの体験が充実しており子供たちにはいい刺激になったと思います。この時期野外にはまだ蚊が多く手足を刺されて痒そうにしている子が多かったので、次回は虫よけスプレーを持参したり長ズボンを履いたりなど対策するといいでしょう。

【主催者の一言】
通常は土日休日は見学不可能なところをサイエンスキッズの親にお願いして入れてもらい、その方々にご指導も頂くことで続いている見学会です。今回も井上大成、矢崎健一両氏のご協力が得られました。井上さんにはフシボソクサアリの生態、ムクロジに含まれるサポニンの泡立ちなど、矢崎さんには子供が採ってきたいろいろな木の葉の表面構造をDino-liteで拡大観察することなどをやっていただきました。
芳賀は、カエデ属Acerの木の葉のシルエット(実物を濃く縮小コピーする)を実物の観察で名前を調べることをしました。これは、30年くらい前に西海岸で買った小冊子「TREE FINDER A manual for the identification of trees by their leaves」にヒントを得て、最初ドングリのなる木を考えたのですが樹木園ではまとまって植えてあるAcerにしたものです。今回も親子で協力し合ってやっていました。(芳賀)

記入者
筑波大学 数理物質科学研究科 化学専攻2年
盛高佑貴


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