芳賀サイエンスラボ

Archive for 2月 2016

2016年2月28日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
目には見えない放射線を見る

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 大久保、谷口

午前:キッズ13人/保護者7人
午後:キッズ4人/保護者3人

参加者計: 27人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:05~ 工作(霧箱実験)
11:00~ 外に出て放射線測定
11:45〜 まとめ、解散

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:00~ 工作(霧箱実験)
15:15~ 外に出て放射線を測定
15:40~ まとめ、解散

●内容
まず、霧箱を作り、放射線を出す鉱物から出る放射線を見ました。
アルコールで満たした霧箱内で放射線が出ると、その周囲が一瞬結露し、
それが線となって見える、というものです。

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次に放射線測定器を用いて外の様々な部分をキッズが思い思いの場所を測定しました。

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●スタッフ感想
<谷口友梨>
今回は放射線を測定したり、実際に目に見える形にして観察したり、私個人的にもとても興味深い内容でした。霧箱実験では、アルコールの条件によって見やすかったり見にくかったりしたので、どのようにしたら良く観察できるか試行錯誤してとても良かったのではないかと思いました。よく見えるようになると、頻繁に放射線が出ていることがわかり、とても面白かったのではないでしょうか。

また、外で放射線を測定した際にも、放射線量がおおきそうなところはどこかと考えながら興味を持って様々なところを測定するキッズ達の姿勢が印象的でした。

 

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類1年
谷口友梨

2016年2月7日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
一見すべて同じように見える水。でも水といっても、たくさん種類はある。それぞれの水の違いをこの実験を通して知る。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 須藤裕子、橋爪智、吉野葉月

午前:キッズ15人/保護者11人
午後:キッズ14人/保護者7人

参加者計: 51人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
9:45~ 水の実験
11:45~ まとめ
12:00~ 後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
13:50~ 水の実験
15:20~ まとめ
15:50~ 後片付け

 

●内容

機械や薬品を使って、天然水や精製水など6種類の水について調べ、違いを見る。

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●主宰者のひとこと

このテーマについては,県立土浦二高の化学担当だった長谷川博先生が霞ヶ浦環境科学センターに移られた後もすっとご指導いただいていました。しかし,先生が体調を崩された時期から,芳賀がやるように致しました。ただし,化学実験に関しては,長谷川先生の方式を踏襲しています。水道や市販の飲料水を試料として,マグネシウムイオン+カルシウムイオンを調べた後,塩化物イオンも調べます。それぞれスポイト瓶のスポイト回数で滴定するのですが,この方法は,子どもたちに驚きと喜びを与えているようです。後者では指示薬に六価クロムが含まれるため,廃液を水道流しに流さない注意が必要であることも強調するようにしています。

 

●スタッフ感想
<須藤裕子>

今回のサイエンスキッズは、水の「にごり」と「よごれ」を様々な器具や薬品を使って計測しました。「にごり」は、ECメーターと呼ばれる、電気伝導度を測定する簡易テスターを使って測定しました。しかし、小学生が多いキッズたちには、なぜ電気伝導度を測定したのか、ということがイマイチ伝わらなかったように感じました。これについては、事前にわかりやすい説明をもう少し考えておくべきだったと思います。また、カルシウムイオンとマグネシウムイオンを測定する操作では、BT指示薬で赤色に染色し、EDTA(滴定薬)を加えたのですが、BT指示薬による染色が薄かったため、色の変化がはっきりとわからなかった場合もあったのがとても残念でした。一方、「よごれ」は、前述したイオン測定よりも、わかりやすいイオン量による色の変化が見られたことが良かったです。加えて、どちらのイオン測定においても、普段は使わないような器具や薬品を使った操作もでき、キッズにとってよい経験になったと思います。さらに、午前午後のどちらも、操作などはとても積極的に動いてくれましたが、順番交代をきちんと行ったり、薬品が入っているビンの蓋なども使った毎に閉めてくれたのを見て、とても感心しました。

<橋爪智>

初めてのサイエンスキッズのお手伝い、そして初めての霞ヶ浦でした! 霞ヶ浦の大きさにとてもびっくりしましたが、今回はそんな霞ヶ浦の湖水や水道水のにごりやよごれを調べました。 滴定は薬品をスポイトで図るという少し難しい作業でした。逆にその作業をキッズたちは夢中になって行っていました。硬水のカルシウムとマグネシウムを調べるときは、みんなで順番に行っていました。最初はあまり積極的じゃなかったキッズも少しずついろいろな作業を手伝ってくれたので嬉しかったです。塩化物イオンの量をキッズたちが予測しながら滴定し、予想と違ったらどうしてかなと考えるという実験のプロセスがきちんとできていました。 キッズたちがにごりやよごれについて考えて、身の回りの水について興味を持ってくれたら良いなと思います。

<吉野葉月>

普段、何の気にも留めずに飲んでいる水。軟水?硬水?どんな成分が入ってる?私たちは何も知りません。一番身近にある水について知ろうという目的の今回のサイエンスキッズでは、硬水,軟水,霞ヶ浦の水,それをろ過した水,水道水,精製水ろの六種類の水を比べる実験をしました。電気伝導度を測ったり、イオンの含有量を比べたりして、六種類の水の違いを観察しました。一番興味深かったのは、硬水とそれ以外の水との(Mg、Ca)イオン含有量について大きな差が出たことです。この実験では、硬水は軟水の7~8倍のマグネシウムイオンとカルシウムイオンが含まれていることがわかりました。子供たちは、数値を予測したり結果から考察したり科学者のようでした。結果を予想し、実験で結果を得て考察するという過程が自然とできる子供たちの姿を見てとても感心しました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類1年
吉野葉月

2016年1月30日 於 筑波大学

●目的
モデル生物としてよく知られているショウジョウバエを観察し、雄と雌の見分け方やミュータントについて視覚的に学ぶ。

●参加者
講師: 芳賀先生、林先生
TA:森口さん

スタッフ:伊藤佑希、吉野葉月

午前:キッズ14人/保護者9人

参加者計: 28人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 野生型観察
10:20~ 突然変異体観察(野生型と比べてみよう)
11:30~ 片づけ、解散

●内容
ショウジョウバエはバナナなどの果実によく集まってくる小さい虫です。形や色が代々変わる仕組み(遺伝)や、卵から親になる仕組み(発生)の研究のため、世界中の研究室で飼われています。また、ミュータント(突然変異体…遺伝する変わり者)も見てみましょう。

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●主宰者のひとこと

サイエンス・キッズのスタッフの中に,ショウジョウバエを扱う分野の研究室の人がいる年度には設定できていたショウジョウバエの観察が,ここ数年途切れていました。そこに,なんと幸運なことに,林 誠(はやし・まこと) さんが筑波大に戻ってきました。基生研から山梨大へと武者修行して,今年度から筑波大学TARAセンターの研究者になったのです。林さんは,実は,サイエンス・キッズの初期のスタッフ学生であり,また,初代のコーデイネーターをしてくれた人です。早速,ハエの準備と観察指導をお願いしたところ,快諾していただいて,充実した回にすることができました。一方,私は,図らずもサイエンス・キッズの歴史(?)を振り返ることになって,改めて我が身の加齢を自覚させられました。サイエンス・キッズのスタッフの中に,ショウジョウバエを扱う分野の研究室の人がいる年度には設定できていたショウジョウバエの観察が,ここ数年途切れていました。そこに,なんと幸運なことに,林 誠(はやし・まこと) さんが筑波大に戻ってきました。基生研から山梨大へと武者修行して,今年度から筑波大学TARAセンターの研究者になったのです。林さんは,実は,サイエンス・キッズの初期のスタッフ学生であり,また,初代のコーデイネーターをしてくれた人です。早速,ハエの準備と観察指導をお願いしたところ,快諾していただいて,充実した回にすることができました。一方,私は,図らずもサイエンス・キッズの歴史(?)を振り返ることになって,改めて我が身の加齢を自覚させられました。(芳賀)

●スタッフ感想
<伊藤佑希>
今回は参加人数が少なめだったため、キッズと一緒に観察しながら野生型と変異型の違いを探すことが出来ました。体色の違いなどはすぐに気付くキッズが多かったですが、目の色の違いはよく観察して比べないと分からないくらい微妙なものだったので苦戦しているキッズも見受けられました。ですが、わからない時は周りの子や先生と相談したりして」協力しながらワークシートを埋めていていいなと感じました。また、飼育瓶に入った蛹の色の違いや、生きたショウジョウバエがどうしてエサのところに止まらないかなど、ワークシートの項目以外の質問がたくさんでてきたのもとても良かったです。全体的に活発に議論が行われていたため、とても楽しく有意義な時間になったのではないかと思います。個人的には高校生ぶりにショウジョウバエの観察をして、懐かしさを感じた一日でした。

<吉野葉月>
今回は、TARAセンターで研究をしている林先生が講師としてショウジョウバエについて教えてくださいました。林先生は、サイエンスキッズスタッフの第一期生の方で、私にとってはサイエンスキッズスタッフの大先輩であり、生物学類生の大先輩でもある方です。林先生は野生型と8種類の変異体、さらに卵、幼虫、蛹、成虫とたくさんの資料をもってきてくださいました。変異体は、体色が黒かったり目が白かったりなどの肉眼またはルミルーペで観察できるものから、実体顕微鏡を使わないと観察できない変異体もありました。子供たちだけでなく保護者の方も一緒に変異体と野生型の違いを探していました。参加人数が少なかったこともあり、先生に直接質問が出来てたくさん学べたと思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類1年
吉野 葉月

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2016年2月14日 於 筑波大学

●目的
生活に活用されている微生物について学ぶ

●参加者
講師: 芳賀先生、返町さん

スタッフ: 坂入愛、中井彩加

午前:キッズ8人/保護者7人
午後:キッズ8人/保護者2人

参加者計: 25人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 実験
11:00~ まとめ、解散

【午後】
13:30~ 受付と説明
13:50~ 実験
15:00~はかせのお話し、解散

●内容
ドライイーストを用いて酵母入りのビーズを作り、グルコースを加えて酵母にアルコールと二酸化炭素を合成させる実験を行った。(酵母を溶かしたアルギン酸ナトリウムを注射器で塩化カルシウム溶液中に押し出し、できたビーズを水に移したところにグルコースを加えて温めた。)

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●スタッフ感想
<坂入愛>
今回は微生物の働きということで、﨤町さんのご指導で酵母ビーズを作ってアルコール発酵の様子を観察しました。講義では、微生物がいかに身の回りのものに利用されているのか説明してくださいました。小学生に微生物のことを知ってもらえるのは、微生物をかじった身として大変うれしく思いました。﨤町さんも仰っていたように、学校の勉強では、微生物については「分解者である」、「大腸菌は私たちの細胞と違う」という程度しか扱いません。小学生では微生物という言葉も出てこないと思います。そのような学習環境ですが、今回参加してくれたキッズの頭の片隅に微生物のことが残ると良いなと思いました。

<中井彩加>
今回のサイエンスキッズは酵母入りのビーズを作りアルコール発酵を観察するという回でした。今回の実験は私も初めて行ったのですが、一般に知られているイクラとは違って今回のビーズはアルコール発酵を観察できるという点が面白いなとおもいました。イベント中にも説明がありましたが微生物は暮らしと深い関わりがあります。興味をもったキッズはおうちにある発酵食品にどんな微生物のちからが働いているのかを調べてみたりしてもおもしろいかなと思いました。人数も少なく、手際もよかったので、早く終わってしまいましたが、学ぶことの多い回だったと思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
中井彩加

タグ:

2016年2月11日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
明るさにより異なる音を出す電子楽器を作成する

●参加者
講師:大久保さん 芳賀先生

スタッフ: 須藤、難波、谷口

午前:キッズ38人/保護者20人
午後:キッズ11人/保護者4人

参加者計: 73人

●所要時間
【午前】
9:40~ 受付と説明
10:10~ 回路の作成
11:45~ まとめ、解散

【午後】
13:40~ 受付と説明
14:10~ 回路の作成
15:20~ まとめ、解散
●内容
ブレッドボードをつかった電子工作を行いました。
明るさにより異なる音を出す電子楽器を作りました。

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応用した回路を見せてもらうキッズ達

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●スタッフ感想
<須藤裕子>
今回のサイエンスキッズでは、電子工作で楽器を作ってみました。普段、電子部品を扱わない私自身、部品の名称を覚えるところからはじまりました。当日においても、講師の大久保さんの説明を聞きながらキッズたちがきちんと部品を扱えているか、配線を間違えてないかと不慣れで不安でありましたが、なんとか午前と午後どちらも乗り越えることができ、ほっと一安心しました。
また、今回の会では、中学校の授業で習うような、聞きなれない単語が多く説明に含まれていたかもしれません。小学生が主なキッズにとって、難しいかなと思いましたが、「どんな風に繋げたら電気が流れるかな?」「こう繋げたら電気が流れた!」と、配線のつなぎ方を変え、スピーカーから音を出すさまざまな工夫をしていたキッズの姿を見て、好奇心旺盛な姿にとても驚きました。

<谷口友梨>
今回はブレッドボードによる電子工作を行いました。午前はキッズの数も多く、慌ただしくなる場面も多かったのですが、午後はキッズが少なく、やりやすかったように思います。私自身も、部屋の明るさを変えた時に一斉に音が変わるのはとても面白くかんじました。今回利用した素子を使って各々が工夫をして新しい回路に応用して欲しいと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類1年
谷口友梨

 

2016年2月6日 於 筑波大学2B403実験室

●目的
故マーティン・ガードナー氏の実験の中から、いくつかの実験を紹介し、体験する

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 浅井、伊藤、大久保
午前:キッズ14人/保護者8人
午後:キッズ13人/保護者10人
参加者計:45人

●所要時間
【午前】
9:30~ 駐車場案内、受付と説明
10:00~ 実験開始(芳賀先生の実験の後、保護者含む6人前後の3グループに分かれ、各スタッフが担当するテーブルを20分ずつ交代で実験を行った)
11:00~ 芳賀先生のCDコマ実験
12:30  後片付け

【午後】
13:30~ 駐車場案内、受付と説明
14:00~ 実験開始(同上)
15:00~ 芳賀先生のCDコマ実験
16:30  後片付け

●内容
芳賀先生担当の実験
・ガードナーのドラゴンをつくり視覚をだます。
・CDゴマの上に様々な模様の円盤状の紙をのせることによる視覚的な色の実験

 

白黒コマ

 

浅井担当の実験
・ひもから手を離さないで結び目を作ろう
・ピンポン球を浮かす
・逆三目並べ

結び目 ピンポン球 ピンポン球 ピンポン球 ピンポン球 三目並べ 三目並べ

 

 

伊藤担当の実験
・サイホンを作る
・コップに指を入れると重くなる?
・コップに触らず水を取り除く

大久保担当の実験
・コップをひっくり返す
・もつれた紐をほどく
・重心探し

●スタッフ感想
浅井
昨年度も同回に参加させていただいたが、重要な点はやはり子供に「なぜ?」という疑問を持って貰うことだと思った。更にスタッフはその原理を理解し、できるだけ分かりやすく伝えることができるかどうかである。今回の自分の担当分は、計4つの実験があったが、結局3つしか実践できなかった。実験数を限り、子供たちに考えさせる時間をもっと増やすことが必要ではないかと考える。また、ジェット気流の説明時に、原理を説明するも、あまり子供が興味を示してくれなかったことが印象的だった。どうすれば子供たちが興味を持ち、積極的に実験に参加し考えるか、反省、工夫すべき点はまだまだたくさんあると思う。

伊藤
感想待ち

大久保
ガードナーさんの実験を再現した回でしたが、ガードナーさんのアイデアの豊富さに驚きました。
私は、位相幾何学やパズルのような実験を担当しました。コップを表なら裏へ、裏なら表へ、とひっくり返すという操作は単純ですが、初期の置き方によってすべて表向きにすることができないパターンが生まれることなどに気がついてもらいました。
また、次の実験で、紐が絡んでいる状態から一瞬でほどいて見せた時、子どもたちが不思議そうな表情をしていたのが印象的でした。芳賀先生が行った白黒のコマから他色が見える実験は不思議でした。蛍光灯の波長と白黒コマの回転速度がちょうど合う状況だと色が見えるのかなど色々と考えさせられました。理由を知りたいので継続して調査してみます。

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