芳賀サイエンスラボ

葉っぱにはたくさんの口

Posted on: 2016年5月16日

2016年5月15日 於 筑波大学

●目的
葉の表皮を観察し、顕微鏡の使い方を学ぶとともに、気孔の形と役割を知る。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 平山夏樹、吉野葉月

午前:キッズ24人/保護者11人

参加者計: 38人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 顕微鏡説明
10:20~ 剥ぎ取り法
11:20~ レプリカ法
12:20  後片付け

●内容
葉の表面を薄くはいでプレパラート標本を作り顕微鏡で観察します。

IMG_2163

主宰者のひとこと

葉の表皮をうすくはぎ取って検鏡するには,ムラサキツユクサが最適ですが,これはホームセンターなどの園芸店には置いてありません。以前は家の敷地にたくさんあるという宅通の学生に持ってきてもらったのですが,その学生が卒業してしまったので,野外のツユクサを探すことにしました。ところが,花の時期にはまだ早いようで,目立つ青い花は見当たりません。そこで,小さいながら薄皮のはがれやすいカタバミを大学敷地から採りました。そのとき,駐車場脇に白い花ながらツユクサによく似た葉の植物を見つけ,それで試してみたら小さいカタバミよりもずっとやりやすかったので,それを材料にしました。調べてみるとそれはツユクサ科ムラサキツユクサ属の【トキワツユクサ(別名 ノハカタカラクサ)】という南アメリカ原産の外来種で,外来生物法による要注意植物でした。葉裏にカッターナイフで傷を入れると薄皮がはぎ取れて,気孔が観察できました。大学生用の実験机と顕微鏡を使わせていただくので,丸椅子を限界まで高くして,その上に正座して検鏡する小さい子どももいました。(芳賀)

●スタッフ感想
<平山夏樹>
葉の気孔観察に最適なムラサキツユクサが入手できなかったため、今回は生農棟脇に自生していていたオオトキワツユクサを代用しました。しかし、オオトキワツユクサはカッターで軽く切れ目を入れただけで葉の表裏とも切れてしまい、表皮の剥離には適していませんでした。 それでもなんとかして切り取った表皮からプレパラートを作成し、気孔の観察を行うことができました。後半はレプリカ法による観察を行ったのですが、その時はキッズに大学構内に出てもらい知っている3種類の植物の葉を取りに行かせました。中には天の川に入ってスイレンの葉を取ってきたキッズもいて驚きました。しかし、キッズが知らない植物について名前を訊かれて答えられないこともあったので、植物図鑑を用意しておけば良かったです。

<吉野葉月>
今回もムラサキツユクサがとれず(去年の回と同様に)、ツユクサの仲間である植物を用いて剥ぎ取り法を行いました。きれいに表皮をはがすことはとても難しかったですが、頑張ってはがして観察できた気孔を見て、子供たちは興奮していました。また、自分で好きな葉を取ってきてレプリカ法を行いました。葉によってはうまく観察できない葉もありましたが、面白い構造が見れたり、気孔がくっきりと見えたりした葉もありました。自分のだけでなく他の友達の顕微鏡をのぞいたり、葉を交換していたりして、顕微鏡越しにみえる構造に釘付けになっていました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
吉野葉月

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