芳賀サイエンスラボ

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2016年10月8日 於 陸平貝塚

●目的
貝塚やそこから出土する物について観察し、学ぶことで縄文人について想像してみる

●参加者
講師: 芳賀先生、馬場先生

スタッフ: 須藤裕子、中井彩加

午前キッズ17人/親17人

午後キッズ8人/親5人

参加者計: 47人

●所要時間
【午前】

9:40~陸平貝塚の発掘調査に関するビデオ鑑賞

10:00~展示室の見学

10:30~実際に貝塚へ行き調査

12:00解散

 

【午後】

13:40~陸平貝塚の発掘調査に関するビデオ鑑賞

14:00~展示室の見学

14:30~実際に貝塚へ行き調査

16:00解散

 

●内容
三浦村文化財センターで貝塚の調査についてや出土する物についてビデオや展示室で学んだ後、実際に貝塚へ行きどんなものがあるのか観察を行った。さまざまな種類の貝殻や土器などが観察でき、どんなものなのか、そこからどんなことが考えらえるのかなどを学んだ。

 

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主宰者のひとこと】

当日は,〈ところにより雨が強く降る〉という予報でしたが,実施しました。開始前の受付時から弱い雨が降ったり止んだりで,ときどき傘を広げましたが,予定どおりの進行で,午前の部を終えました。今回は美浦村文化財センターの職員,馬場信子さんが付き添ってくれて,いろいろな解説を聞かせてくれました。
ところが、午前の部を解散した後の昼の時間に空が一段と暗くなり、可成り激しい雨が降り出しました。当日連絡用の芳賀の携帯に,実施か中止かといういくつもの問い合わせが来ましたので、たとえ野外での活動ができない状態になるとしても文化財センター内でできることをやるので来てくれるように応えました。その場合、未整理の発掘収蔵品をお借りして、貝の種類の分類などをやらせていただけない考えていました。
しかし、予習を兼ねた発掘調査の記録ビデオを見せていただいているうちに、空が明るくなり、激しい雨は通り過ぎてくれたので、午前の部と同様に午後の部も野外で行うことができました。なお、馬場さんに収蔵品の閲覧について尋ねてみたところ、実施の数日前に申し出があれば、実習用の貝や土器破片を準備することはできる、ということでした。次回には「雨番組」として収蔵品を活用させていただくことも考えたいと思いました。 (芳賀)

●スタッフ感想
<須藤裕子>
「古代人は何を食べた?」の会では、美浦村にある陸平貝塚にて行われました。実際に貝塚に行き、古代人が食べたであろう貝殻の破片や使用された土器の一部を探したのですが、キッズが見つける量も種類も想像以上に多くてビックリしました。

また貝塚の貝殻や土器にばかり目を向けるのではなく、貝塚に向かう途中でバッタやコオロギ、カエルなどを見つけては「この子はオスかな?メスかな?」といった好奇心旺盛な姿も見れてうれしかったです。

天気予報では雨模様であり現地も一時は雨が降っておりましたが、貝塚に到着するときには晴れていて貝殻や土器を探す作業をすることができてほっとしました。

 最後に、個人的な話ではありますが、今回の会を通して人生で初めて生の貝塚を見ることができたこと、スタッフという立場でありながらキッズと一緒に芳賀先生や馬場先生といった素晴らしい先生達より貝塚について学べられたことは非常に良かったと思っております。

<中井彩加>

今回のサイエンスキッズは雨が降る中でしたが、住居や、多くの土器や貝からたくさんのことを学ぶことができたと思います。私も貝塚に行くのは初めてで、キッズたちとともにたくさんのことを学ばせていただきました。貝の種類から古代の人がどんな食事をしていたのかや、土器の模様からいつごろのものかわかるといったことにキッズたちとともに感心していました。サイエンスキッズでは普段、科学をメインテーマに扱っているので、歴史に触れる機会は少ないですが、今回の体験を通して、歴史を学ぶためにも、見方や思考だったり、測定法に関する技術などに科学的な視点が多く用いられていることを感じました。キッズたちの多くは科学に興味があり、イベントに参加してくれていると思いますが、科学的な思考や視点はどんな場面でも役立つので、学んだことをいつも心に留めて置いてほしいなと思いました。

 
記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年

中井彩加

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2016年10月09日 於 霞ヶ浦環境科学センター
●目的 葉の葉脈がどうなっているか調べる。
本文
●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 轡田圭又、久保友汰
午前:キッズ15人/保護者10人
参加者計: 25人
●所要時間
【午前】

9:00~受付
9:30~様々な葉の葉脈についての説明
10:00~ 葉脈標本作り
11:50~ まとめ、解散
12:30  後片付け
●内容
葉脈標本を作るのが簡単なヒイラギモクセイの葉を炭酸ナトリウムで処理し市販のラミネーターで葉脈のラミネートを行いました。

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●主宰者のひとこと

葉脈というと、リボンなどつけたしおりなどの飾り物を連想しますが、サイエンス・キッズでは「葉脈標本の作製」をしています。葉脈が、まるで毛細血管のように葉の隅々までネットワークを作っているのを観察するのが目的です。
通常は強いアルカリ性の水酸化ナトリウム溶液で葉を煮て葉肉を取り去るのですが、手の荒れや廃液処理を考慮して、弱いアルカリの炭酸ナトリウム溶液で長時間(1時間程度)煮るようにしています。そのため、ゴム手袋なしで素手で行うことができます。
材料としては、子どもでも失敗が少ないしっかりした葉脈があるヒイラギモクセイを使います。キンモクセイとヒイラギの交配で作られた園芸品種で、つくばでは学園西大通りの歩車道分離帯の植生によく使われています。しかし近年、葉の一部がまだらに変色する病変が蔓延して、健全な葉を集めるのが容易でなくなりました。病変があると、その部分は葉肉が取れにくくなります。
今回はラミネーターを持ち忘れるという失態を冒して、子どもたちが葉肉をとる作業をしている間に1台買いに行きました。会場の霞ケ浦環境科学センター近くに朝早くから開くホームセンターが出来ていて助かりました。(芳賀)

●スタッフ感想
<氏名> 轡田圭又
今回の葉脈標本作りでは比較的に葉脈標本が作りやすいヒイラギモクセイを用いました。キッズそれぞれがラミネートで思い思いのレイアウトを行っていたのが印象的でした。もう少しレイアウトする素材を用意していればもっとキッズたちが面白いものを作ってくれたのではと感じました。次回の改善点として生かしたいです。
<氏名> 久保友汰
今回は葉脈標本の作成を行いました。
まずヒイラギモクセイの葉を薬品で煮詰め、表皮をやわらかくし、その後キッズ達に配り、各自ブラシを使って表皮を落とし、葉脈のみにしていました。
始めは葉脈を残すことに苦労していたキッズ達も回数を重ねるとどのようにすればきれいに残せるか考えていました。
次回以降工夫すべき点として、葉煮詰めかたを工夫してより早く表皮を柔らかくする方法を考えておけば良かったという点と他の植物も試してみたかったという点があげられます。
記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類1年

轡田圭又

2016年10月X21日 於 筑波大学

●目的
身の回りの3D製品などを通して、3Dに見える原理を理解し、その工作を行う。

●参加者
講師: 久保先生、芳賀先生

スタッフ: 藤井啓太、今邨優希

午前:キッズ35人/保護者28人/幼児2人
午後:キッズ16人/保護者13人/幼児2人

参加者計: 96人

●所要時間
【午前】

9:00~ 受付開始

9:30~ 演示実験

10:00~ 講義と絵に赤と青の色を描く実験

10:40~ 工作開始

11:20~ まとめ(原理説明や工作内容について)
【午後】

13:15~ 受付開始

13:40~ 演示実験

14:15~ 講義と絵に赤と青の色を描く実験

14:50~ 講義と絵に赤と青の色を描く実験

11:20~ まとめ(原理説明や工作内容について)

 

●内容

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●スタッフ感想

<芳賀先生>

【主宰者のひとこと】
筑波大学2B501実験室の6台ある実験机の2台を使って、さまざまな立体視できる印刷物などの展示を用意して、工作作業の前後に子どもたちや付き添いの大人たちに体験してもらいました。指導担当の久保利加子さん(おもしろ!ふしぎ?実験隊)の長年のコレクションですが、ずいぶんサンプル数が増えました。赤青めがねやLEDに赤、青のセロファンを貼って、簡易組み立て式のボックスでの投影を見る装置などにも、久保さんの工夫改良がみられて、今回もとても楽しく、不思議を体験できました。
久保さんの次男の友汰くんは筑波大学1年生で、サイエンスキッズのスタッフとして参加してくれて、母子ともにご活躍でした。
実験室に取り付けられた遮光カーテンも役立ちました。 (芳賀)

<藤井啓太>
PlayStationVRで3Dが注目されている今、話題性抜群のサイエンスキッズだったのではないでしょうか。VR技術を使って、海外旅行体験や物件探しなどに応用されているようですよ。

映画の3Dは赤青眼鏡と似た原理で偏向グラスを使っていたような…。

何がともあれ、ポイントは「右目と左目で違う視点の情報を与える」ということです。今の3Dを理解したら、未来の3Dを考えてみましょう。映像と触覚、更には移動もすべてなんのデバイスも無しに体感できる日が近いのではないかなと思っています。

 

<今村優希>
今回は3Dについて、久保さん手作りの装置を使って勉強しました。3Dの仕組みは子供達には難しいのではと思っていましたが、身近なものを例に挙げ、さらに装置で体感しながら勉強することができたため、皆楽しく理解できていました。子供達がニコニコと装置を抱えて帰っていく姿が印象的で、とても充実した回でした。また、ただ楽しいだけでなく、【自身で仮説を立てる】ということに重点を置いた構成となっており、スタッフとしても大変勉強になりました。今回は久保さんのご指導を補助することしかできませんでしたが、空き時間に子供に装置を説明するときなどにも、久保さんのような難しくなりすぎない分かりやすい説明ができればよかったと思います。

記入者
筑波大学 理工学群工学システム学類4年

藤井啓太

2016年10月16日 筑波大学

目的

ウミホタルの放つ光を観察する。

・参加者

講師:芳賀先生

スタッフ:轡田圭又 谷口友梨 杉原翔吉

午前:キッズ24人/保護者17人
午後:キッズ12人/保護者9人

参加者計: 62人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:30~ ウミホタルとホタライトの観察
12:00  後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:30~ウミホタルとホタライトの観察
16:00  後片付け

●内容

ウミホタルの生態と発光の仕組みを学んだ後にウミホタルの発光の様子と人工のホタライトの発光の様子を観察した。

【主宰者のひとこと】

会場の都合により,当初の日程を変更したところ。実施日が満月と重なってしまいました。ウミホタルは満月の辺りはトラップに掛かりにくいのです。しかし,トラップの回数を重ねるなどして採集地(房総半島の館山)で奮闘して,ようやく参加キッズ各自に4~5匹ずつ配分できる数が採れました。
それを実体顕微鏡で観察したあと,室を暗くして,スポイトで激しく海水を出し入れする刺激で発光させ,7割程度の発光率でしたが,その鮮烈な青い光が,実験室の中にキッズの驚きや喜びの歓声を誘いました。次に,ガラス乳鉢に理科器材商から仕入れた乾燥ウミホタルを入れ,粉末状にすりつぶした後,再び室を暗くしてからあらかじめスポイトに吸い込んでおいた海水を注ぐと,淡い青色に光って,こちらは幻想的でした。
さらに,NASA開発の合成発光剤ホタライトの光も見ました。これは流しで水洗できない薬品なので,キッチンペーパーで拭き取りましたが,それがごみ袋の中で長時間光っていました。
このテーマでは,採集地への高速料金や消耗品の代金などコストが掛かりすぎるのと,往復200km 近いドライブで疲れますが,この青い光をキッズに見せたくて,プログラムから外すことができません。 (芳賀)

●スタッフ感想
<氏名>轡田圭又

自分自身、ウミホタルの発光を見るのはこれが初めてだったのでウミホタルの光には感動しました。この実験は準備が大変ですがキッズたちがみな喜んでウミホタルを観察していたのでとても価値あるものだったと思います。

反省点としては部屋を暗くさせる前にウミホタルを刺激してしまい光りにくくなってしまった個体がいたのでその点は注意が必要だと思います。

<氏名>谷口友梨

今回のイベントでは、ウミホタルを用いた発光をテーマとしたものでした。実際にウミホタルを見るのは私自身も初めてでしたので、どのように光るのかなど、イベント前は不安もありました。ですが、実体顕微鏡を用いて観察したあとで、刺激を加えてやると綺麗に光らせることができたキッズがいて、私自身もですが、キッズたちもとても感動したと思います。光らせることのできたキッズもできなかったキッズも何が良かったのか、よくなかったのか、ということを考えていて良かったと思います。
光る生物のある1種についての考察だったので、今回のイベントで他の光る生物の光る仕組みなどに興味を持って深く調べてみたりしたら良いのではないかと思いました。

<氏名>杉原翔吉

今回、自分自身もウミホタルを見るのは初めてで、本当にあれほど光るのかと驚きでした。ウミホタルは満月には活発でないということで数は少なかったですが、3,4匹ずつはキッズ達に観察してもらえてよかったです。小さくて光る不思議な生き物がエビやカニの親戚だということは納得できたでしょうか。
反省としては、実体顕微鏡を使う前に全体で使い方と注意を説明しておいた方が良かったということ。動き回るウミホタルを見るために乳鉢と一緒にプラカップを配って、そこに水滴の檻を作れば良かったのではないかということです。
キッズのみなさん、ウミホタルからキノコまで様々な生き物が光る仕組みを持っているのは不思議ですね。機会があったら芳賀先生のおっしゃっていた方法でご両親と一緒にウミホタル採集に挑戦してみて下さい。自分も昔捕まえることが出来なかったので、リベンジしてみたいです。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類1年

轡田圭又


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