芳賀サイエンスラボ

Archive for 2月 2017

2017年2月26日 於 筑波大学

●目的
普段は目に見えない放射線を目に見える形にして実感する

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ:轡田圭又、谷口友梨

午前:キッズ18人/保護者10人
午後:キッズ4人/保護者4人

参加者計: 36人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 霧箱工作の説明、工作開始
11:15~ 外に出て放射線量の測定
12:00~ まとめ、解散

【午後】
13:30~ 受付、工作開始
14:15~ 解説
15:00~ 外に出て放射線量の測定
15:30~ まとめ、解散

●内容

放射線が見えるような装置である、霧箱を実際に工作しました。
霧箱はアルコールの蒸気で満たした箱では、放射線が放出されるとその周囲が瞬時に結露するので白い煙のような形で観察することができました。

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後半では、外のいろいろな場所での放射線量を測定しました。

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●スタッフ感想
<谷口友梨>
今回のイベントでは、言葉では聞いたことがあっても実際に見ることはできない放射線を実感する実験ができました。霧箱では放射線が見えた時にキッズが喜んでいる姿が印象的でした。また、後半に外に出て放射線量を測定した時にも、キッズたちが思い思いの場所の放射線量を測定しましたが、どこが数値が高い場所か考えながらいろいろなところで測定していて良かったと思いました。今回、霧箱を制作する時にドライアイスを用いましたが、今回のイベントの内容とは別にドライアイスにも興味を持っていたので、イベントの趣旨に関わらず、様々なことに興味をもつ、キッズたちの様子も印象的でした。今回のイベントで興味を持ったことをさらに掘り下げてほしいと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
谷口友梨

2017年2月19日 於 霞ヶ浦環境科学センター研修室

●目的

一見すべて同じように見える水。でも水といっても、たくさん種類はある。それぞれの水の違いをこの実験を通して知る。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 高瀬、田村

午前:キッズ14人/保護者-
午後:キッズ12人/保護者16人

参加者計: -

●所要時間
【午前】

9:00~ 受付
9:30~ 説明
9:45~ 実験
11:45~ まとめ
12:00~ 解散

【午後】
13:00~ 受付
13:30~ 説明
13:45~  実験
15:45~ まとめ
16:00〜 解散

●内容
水道水、精製水、霞ヶ浦の水(濾過したものとそうでないもの)、ミネラルウォーター(国内産と海外産)の6種類の水及びキッズが持ってきた水について、電気伝導度、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの濃度、塩化物イオン濃度を調べました。一見透明で同じに見える水でもそれぞれに違いがあることを学びました。

●スタッフ感想
<田村>
初めての霞ヶ浦環境科学センターでした。霞ヶ浦の水、霞ヶ浦の濾過水、水道水、
精製水、および市販の飲料水(日本産、フランス産)の電気伝導度、含まれるCa²⁺、
Mg⁺、Cl⁻の量を計測しました。刺激臭のする試薬や重金属を含む試薬を使用した
ため、実験器具や薬品の扱いに一部心配な点がありましたが、キッズたちは班で
協力し、安全に実験を終えることができました。積極的に実験に参加したがるキ
ッズも、なかなかやりたいと言い出せないキッズもいましたが、キッズ同士で譲
り合い、少しずつ打ち解け、順番に実験を行う姿に成長を感じました。午前午後
ともに実験は時間通りに終了しましたが、作業に慣れるにつれ、何滴で滴定が完
了するかなど、仮説を立てるキッズも多かったため、キッズたちが測定値につい
て独力で考察する時間があったら更に良いと感じました。

 

<高瀬>
今回の内容は正直キッズには少し難しく、使う薬品もそのまま水道に流せないものもあったので少し不安だったのですが、やってみるとキッズは数値からちゃんと意味を見出していたり、薬品によって色が変わる様子を楽しむだけでなく「これはきっと〇〇滴で色が変わるだろう」と予想しながら実験をしていたことに感心しました。イオン濃度や電気伝導度は普段あまり意識することのない数値ですが、「この数値が高いと汚い」「同じミネラルウォーターなのにこの数値が違う」など理解してくれたのは嬉しかったです。

理解の助けになるよう、また班の全員が楽しめるように努力したつもりでしたが、積極的なキッズばかりが実験の作業をしてしまったことは私たちの反省点ではあります。全員が均等に機材に触れらるように工夫することが大切だと感じました。

 

記入者
筑波大学 理工学群物理学類2年
高瀬勇気

2017年2月18日 於 筑波大学

  • 目的

チョウの鱗粉転写を通して、チョウの翅の構造とチョウの分類について学ぶ。

  • 参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 相澤良太、坂入愛、長澤亮(OB)

午前:キッズ12人/保護者13人

参加者計: 25人

  • 所要時間

【午前】

9:00~ 受付

9:40~  チョウについての解説

10:00~  鱗粉転写の方法の説明

10:15~  鱗粉転写(作業)

11:45~ 解散

  • 内容

チョウの分類についての解説があった後、鱗粉転写の具体的な方法の説明があった。その後、実際に鱗粉転写を行った。最後に翅に鱗粉のない部分をもつアオスジアゲハなどの解説があった。

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  • スタッフ感想

<坂入愛>

蝶の鱗粉転写は初めてでしたが,作業的な難易度は高くなく,きれいに羽の模様が写しとれるので感動しました。キッズの作業を見ると,爪をあてすぎてしまって跡がついてしまっているキッズ,ろうの塗りが甘くて羽の模様がかすれてしまっているキッズ,ひっくり返すときに羽がずれてしまっているキッズ,また羽がバラバラに入っていた場合は上下の羽が別々のチョウになってしまっているキッズがいました。それぞれに適切なアドバイスをしたり,見本を見せたり,一緒にろうを塗ってアシストしたり,ひっくり返すときに一緒に押さえたり,チョウ選びのときに一緒に確認したりすることで,低学年でもきれいに鱗粉転写をすることができてたように感じました。「蝶たちの冬越し」の回で鱗粉転写を続けているキッズがいましたが,やる気になるためには,やはり活動内できれいに鱗粉転写をできていることが重要だと感じました。活動内で「こんなにきれいにできた!」と感動できるように,スタッフでアシストしていけたらと思います。

<相澤良太>

普通チョウの標本をつくろうとすると道具や技術が必要となってくるが、鱗粉転写は身近にある道具を用いて簡単に標本をつくることができ、翅の模様を観察できるので、昆虫やその標本づくりの入門としてぴったりだと思います。今年は昨年に比べて、翅がずれたりしてしまうキッズは少なく、ほとんどのキッズがきれいにできていて驚きました。チョウの名前を質問されることが多く、あらかじめ使うチョウを調べておくべきだったと思います。また、チョウの名前や鱗粉転写した日付を記入していないキッズもいたため、ラベルの重要性についても説明できたらと思います。

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物資源学類2年

相澤良太

2017年2月12日 於 筑波大学

●目的
普段は目に見えないほど小さい、酵母の活動を実際に見える形にして観察する。

●参加者
講師: 﨤町洋祐さん、芳賀先生

スタッフ: 谷口友梨、

午前:キッズ10人/保護者7人

参加者計: 17人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 人工いくら作成実験
10:30~ 酵母の観察
11:15~ まとめ、後片付け
11:30  解散

●内容

まず、ドライイーストとアルギン酸ナトリウムを混ぜて人工いくらの元になる溶液を作りました。
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次に、その溶液を塩化カルシウム溶液中にシリンジを使って垂らしていくと、瞬時に固まって人工いくらができました。
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この人工いくらにグルコース溶液を加えてお湯で温めると次第に空気(発酵産物の二酸化炭素)が発生してきました。
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このほかに、発酵を待つ間に、顕微鏡を用いて酵母を観察しました。

 

●スタッフ感想
<谷口友梨>
今回の実験では、酵母を閉じ込める人工いくらを作って、グルコース溶液につけた時の発酵によって空気(二酸化炭素)が発生している様子を観察することができました。今回のイベントはキッズが少なく、ゆったり、じっくりと実験を進められました。発酵の際、発生するアルコールにより、キッズたちが「パンみたいな匂いがする!」と言っていたのは普段の実験ではあまり感じることのない、嗅覚での発見だったと思うので良かったと思います。
普段は目に見えないほど小さな微生物ですが、今回の実験でドライイーストを用いたように、実は私たちのくらしの身近なところで微生物の働きは利用されていて、生活を豊かにしてくれていることを実感できるような回だったのではないでしょうか。
酵母菌だけでなく、その他の微生物がどのような働きをしているのか、興味を持ったキッズは深く掘り下げてみても面白いのではないかと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類 2年
谷口友梨

2017年1月29日 於 筑波大学

●目的
『ガードナーの楽しい実験』という本には、たくさんの種類の実験が載っている。この中のいくつかの実験を実際にやってみよう。身のまわりにある現象や身近なものを使って楽しい実験がたくさんできることを知ろう。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 今村優希、杉原翔吉、吉野葉月

午前:キッズ26人/保護者20人

参加者計:50人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
9:40~ スタッフによる実験
11:00~ 芳賀先生による実験
11:50~ まとめ、解散

●内容
ガードナーの実験という本に載っている実験を芳賀先生と各スタッフで行いました。詳細は以下です。身近にあるものを使った小さな実験のオンパレードでした。

芳賀先生…駒の模様、まわると模様は?・ガードナーのドラゴン

今村優希…コルクを中央で浮かばせる・不思議なマッチの頭・光の屈折・不思議な絵

杉原翔吉…上手に楕円をかく・塩コショウからコショウだけをとりだす・結び目を作る・踊る10円玉

吉野葉月…氷を紐で持ち上げる?・ヘアピンで1カ所?2カ所?

●スタッフ感想
<今村優希>
今回は、芳賀先生に加え、スタッフ自身もガードナーの実験を紹介する回でした。びっくりするような面白い実験ばかりで、子供達も楽しんでいたように思います。後半になると子供達も集中力がなくなってきたかなと思うのですが、見せる実験をメインにすることで、飽きることなく楽しめていました。「表面張力」「光の屈折」などのキーワードを出すと、知ってるー!と反応してくれたり、パッと原理を説明してくれたりするキッズまでいて感心しました。このイベントを通し、いろいろな実験で1つの事象を見ることができたかなと思います。また芳賀先生の実験では、まだメカニズムが未解明な面白い実験を行い、科学の伸びしろがまだまだ残されているということも知ることができました。忙しいながらも充実した1日になっていれば嬉しいです。

<吉野葉月>
今回は、はじめに学生スタッフで実験を各テーブルに分かれて行いました。私が行った実験は、「塩をつかって氷を糸で持ち上げる実験」と「感覚の鋭いところ・鈍いところを見つけるという実験」をしました。前者の実験では、塩だけでなく砂糖でもやってみました。ほとんどの子供が成功することができ、冬なのにちょっと冷たい実験に興味深々でした。反省点は、この原理の説明がうまくできなかったことです。凝固点降下の話を、子供達に解るように説明するのは、とても難しいと思ったので、今回は事実として覚えてもらうことにしました。後者の実験は、細い棒で腕と指先に2本か1本(2本の時は、4mm程度離して)、肌に触れさせ、目をつぶって何本か当てる実験です。腕は感覚が鈍いので、1本か2本か判断がなかなかできませんが、指先は感覚が鋭いので、すぐに判別できます。子供たちは、お父さんに試してみたり、本数を増やしてみたり、顔や足など場所を変えてみたり、思った以上に盛り上がりました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
吉野葉月

タグ:

2017年2月4日 於 筑波大学

 

●目的

色の光(LED)をコップに入れて、いろいろと混ぜるとコップはきれいな色のジュースで満たされます。光に影を作ってみると、その色もおもしろいよ。

 

●参加者

講師:芳賀和夫、久保利加子(おもしろ・ふしぎ実験隊)

スタッフ:須藤裕子、平山夏樹

午前:キッズ25人/保護者16人

参加者合計:45人

 

●所要時間

【午前】

9:30~ 受付と説明

10:00~ 光のジュースの説明

10:20~ 光のジュース作成、色の影作成

10:50~ LEDランタン作成

12:00~ 片づけ、解散

 

●内容

1:光のジュースは何でできている?

赤・青・緑のLEDを組み合わせてみたり、1色のみを紙コップの中にいれてどのような色の光のジュースができるか実験をしました。

 

2:さまざまな色の影をつくる(ゲーテの実験)

光のジュースの実験の応用としてさまざまな色の光をあて、その影の色を見ました。

 

3:LEDランタンの作成

赤・青・緑のLEDと紙コップを組み合わせたものに様々な形に型取った紙をあてはめ、その形が光として出るようにLEDランタンを作成しました。

 

写真① 1:完成した光のジュース一例

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写真② 1:光のジュースを作成し、久保さんに説明を受けているキッズ

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写真③ 3:完成したLEDランタン一例

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写真④ 3:LEDランタンができあがり照らしている様子

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●スタッフ感想

<平山夏樹>

今回は久保利加子さんによる進行で、スタッフの主な仕事は当日朝の準備と実験・工作材料の配付でした。LEDを扱うこの回は実験室の照明を付けたり消したりすることが多いので、スタッフ一人は常に照明を操作できる位置にいる必要があります。久保さんが用意してくださった準備物の量が多かったため、当日の朝は迅速かつ丁寧な準備作業が求められました。2時間半という時間に対して内容が盛りだくさんだったため、キッズとっては非常に充実した回だったと思います。しかし、進行ペースが早いため久保さんの指示を聞き逃してしまうキッズも見受けられました。スタッフの事前講習を行わなかったため、イベント本番で久保さんの指示内容を把握して、それを聞き逃してしまったキッズに伝達する必要性を大いに感じました。

 

<須藤裕子>

今回のサイエンスキッズは、サイエンスキッズの母ともいえる「おもしろ・ふしぎ実験隊」の久保さんに講師としておこしいただき、LEDを用いたさまざまな実験を行いました。普段みている白色の光が赤・青・緑の光からできることを見たキッズは、非常に興味深い様子で実験をやっている姿を見れてよかったです。また、ゲーテの実験では自分から鉛筆を立てる位置を変えたら見える影はどうなるんだろうと進んで実験をしているキッズもいて、その好奇心旺盛な様子と熱心さに感心しました。

また、会の最後では2月4日はハカセこと芳賀先生の誕生日ということで、部屋を暗くしLEDランタンをつけてハカセと2月生まれのキッズや保護者の方を一緒にお祝いしました。暗い室内にキッズたちの作ったたくさんのLEDランタンが光っている様子はとてもきれいで感動しました。キッズやその保護者、そしてスタッフの私自身も楽しめた会で非常に良かったです。

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類3年

須藤裕子

タグ:

2017年1月28日 於 筑波大学

 

●目的

モデル生物として知られているショウジョウバエを観察し、雌雄の見分け方やミュータントについて学ぶ。

 

●参加者

講師:芳賀和夫、林誠

TA:森田俊平

スタッフ:須藤裕子

 

午前:キッズ13人/保護者8人

 

参加者合計:25人

 

●所要時間

【午前】

9:30~ 受付と説明

10:00~ 野生型ショウジョウバエ観察

10:30~ ミュータントショウジョウバエ観察(野生型と比べる)

11:20~ 野生型とミュータントの違い解説

11:50~ 片づけ、解散

 

●内容

ショウジョウバエは果実などに集まっている小さい虫で、日常生活でもよく見られます。形や色が世代を重ねるごとに変化していく仕組み(遺伝)や、卵から孵化し親になるまでの変化の仕組み(発生)の研究に用いられるため、世界中のあらゆる研究室で飼われています。

今回のサイエンスキッズではショウジョウバエのうち、一般的な遺伝子と形質を持つ野生型と遺伝子と形質が野生型とは異なるミュータント数種類を観察しました。

 

写真 野生型ショウジョウバエの観察

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●スタッフ感想

<須藤裕子>

今回はTARAセンターで研究をされている林誠先生が講師としてショウジョウバエについて様々なことを教えてくださいました。この会では、ショウジョウバエの野生型とミュータントの成体だけでなく卵、1~3齢幼虫、蛹と発生のさまざまなステージのショウジョウバエも用意されており、ショウジョウバエについてたくさんのことが学べたと思います。さらに野生型とミュータントの違いを見分ける時間では、ミュータントの体色や眼の色の形質の違いにはほとんどのキッズが気付け、よかったです。また翅の形や体毛の違いといった小さな変異に気づいたキッズもおり、その鋭い観察眼に驚きました。

参加人数も少なかったため、キッズが直接 林先生に質問をする場面も多くみられてよかったと思います。

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類3年

須藤裕子

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