芳賀サイエンスラボ

Archive for 4月 2017

2017年4月29日 於ひたちなか平磯海岸
●目的
潮だまりに生息している生き物を観察し、親しむ
●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 森田俊平、三浦博樹、杉原翔吉、中井彩加
参加者:キッズ60人超
●所要時間
【午前】
9:00~受付開始
9:50~採集①
11:00~採ってきた生き物の観察と解説①
11:20~採集②
11:45~採ってきた生き物の観察と解説②

●内容

各々がバケツを持ち、潮だまりに生息している生き物を観察した。

皆で生き物を集め、生き物の特徴を学んだ後、すべて海に帰した。

アメフラシ、ヤドカリ、イトマキヒトデ、ヒザラガイ、イソヘラムシ、クモヒトデ、ギンボ、ウミケムシなどなど多くの生き物が観察できた。

【主宰者のひとこと】
例年のように,前日に那珂湊漁協事務所に行って, 事前に文書で依頼しておいた 平磯駐車場の鍵を借りることができた。その日は,一時的に風雨が強まったりして不安があったが,当日は快晴無風,絶好の天候に恵まれた。しかし,連休初日ということもあって,常磐道下り線が渋滞し,遅刻の連絡が相次いで,開始時間を30分近く遅らせることになったため,観察時間が少なくなった。
今回,初めて取った措置が2つあった。1つはスタッフの人手不足対策として名札の配布をやめ,参加キッズには,黄色いリボン片を安全ピンで衣服のどこかに着けてもらうことにしたことで,名札を探す手間もオープン参加者の名札を作る作業も,また終了後に名札を回収する手順も省くことができた。リボンを適当な長さに切る作業を自発的に手伝ってくれる親もいて,受付も混乱なく行えた。他の1つは,磯採集の道具として手網(熱帯魚用ネット)をキッズに渡すことをやめ,小さいバケツ様のプラスチック容器(ペンキ用品として売っている)だけにしたことである。ネットの数が揃わず,また,それを持つことによって手がふさがってしまうことも避けたいがためだったが,このことによって,キッズは網に頼ることなく素手で生きものを探すことになったためか,例年よりも多様な海岸動物が採集できたし,使用後のネットを水道水でゆすいだり干したりする作業も必要なくなり,この試みは一石三鳥の効果があった。
今回のスタッフが海岸動物の同定や説明に及び腰の人が多く,家族もふくめると100人を超える人数の指導助言を手分けして行うことができず,また,その群集の整理もままならなかったことは,事前の打ち合わせが不十分なためで,反省材料となった。
終了後,身仕舞いだけでなく,駐車したまま車内で食事をしたり,さらには浜遊びまでする家族もいて,駐車場の閉鎖に手間取ったのは,終了後に駐車場を施錠するため。速やかに出ることという注意書きをブログ案内に書き忘れ,また解散時に口頭でも伝えることを怠ったためであり,これも反省している。(芳賀)

●スタッフ感想
<森田俊平>

2017年4月29日、ひたちなか市平磯海岸で開催された「潮だまりの生き物」
へスタッフとして参加しました。この企画への参加を通して、印象に残ったこ
とが3つあります。
 まず初めに、子供たちの好奇心の強さと鋭い観察力に驚かされました。子供
たちは潮だまりを注意深く観察することでヒトデやヤドカリ、アメフラシとい
った比較的発見しやすい生き物だけでなく、非常に小さい貝やウミケムシとい
った珍しい生き物を見つけていました。
 次に、子供たちの知識の豊富さを感じました。私は磯の生き物に関する知識
がほとんどなかったため、生き物の名前や生態について教わることもしばしば
ありました。
 そして最後に、この企画でもっとも印象に残っていることは子供たちが楽し
みながら自ら知識を吸収しようという姿勢です。磯で採集した生き物を持ち寄
り、先生やスタッフの解説を聞く際、子供たちは楽しそうにそして真剣に解説
を聞き、そして自分から積極的に質問をしていました。子供たちが最高の形で
知識を吸収しているだけでなく、学ぶこと・知ることの楽しさを実際に身を持
って体感できていたということから、この企画が非常に有意義なものであると
感じました。

<三浦博樹>

4月29日土曜日、その日は初夏を思わせる晴天と、ひたちなかに吹く海風が歓迎してくれている ようでした。 サイエンスキッズの活動に参加させていただくのはこれが初めてだったので、期待と不安とで心 中を満潮にされていました。私の心中とは対照的に、平磯の海は生き物たちのゆりかご”潮溜まり” を残して沖へと清々しく引いていくのでした。さて、そんな生き物たちのゆりかごにはどんなフレ ンズがいたのでしょうか?岩にへばり付くのが得意なフレンズ、隙間に隠れるのが得意なフレンズ、 泳ぐのが得意なフレンズ。どの生き物たちも、一生懸命に生きています。参加してくれた多くの子 どもたちは、その姿に生命の尊さを学んでくれたと思います。そして、生き物と触れ合うことの楽 しさを全身で感じてもらえたと思います。今回、サイエンスキッズの活動に参加することができて 本当によかったです。

最後に。海の野うさぎ”アメフラシ”は可愛いと思います!

<杉原翔吉>

今回のサイエンス・キッズは晴れた天気での実施でしたが、薄く雲がかかっており、磯での活動にはもってこいであったなと感じます。キッズも積極的にいろいろな生き物を捕まえていて、僕もヒラムシなど初めて実際に見ることが出来ました。博士が動きのある魚にばかりキッズが夢中にならないよう、網を配らない作戦は成功したのではないかと思います。

また、今回観察した場所から岩一枚隔てた向こう側には、波を弱めるものが少なめなためか、海藻の代わりにムラサキイガイが目立っていました。時間とスタッフに余裕があれば場所による生き物の違いを見ても面白いかと思いました。

反省としては、ヨロイイソギンチャクなどはキッズ達がそもそも最初から生き物と気づいていなかったので、採集できないような生き物、生き物と気づきにくい生き物は最初や最後に紹介しても良かったかなと思いました。

<中井彩加>

最初は怖がっていたキッズたちも、会の進行とともに色んな生物に抵抗なく触れるようになっており、お皿にはいきらないほどたくさんの種類の生き物を観察できました。キッズたちはぬれるのもおかまいなしに、興味津々に観察してくれたので、よかったです。

ただ、私自身もみたこともない生物もいたので、名前や特徴がわからず、うまく説明できないことがありました。下調べに行った際にもっとよくしらべておくべきだったと反省しています。

今回は 潮間帯といって、潮の満ち引きで海面が変わる場所で主に観察しましたが、波しぶきがかかるだけの場所だったり、干潮時も海の下の場所などでは、観察できる生き物もまた違うと思います。そういった場所で観察を行い、比較してみるのも面白いのではないかと思いました。
記入者
筑波大学 学生命環境学群生物学類4年
中井彩加

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2017年04月22日 於 筑波大学

●目的
ペーパークロマトグラフィーを使っていろいろな色素を分離させてみよう。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 中井彩加、谷口友梨

午前:キッズ22人/保護者14人

参加者計: 36人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ サインペンを使って実験
11:00~ 自由にいろいろなペンで実験
11:50~ まとめ、解散
12:00  後片付け

●内容

プラスチックカップとろ紙を使うだけの簡単な装置を作成ました。
プラスチックカップの底に数mmほど水またはアルコールを入れ、ろ紙がその水を吸い上げるのと同時に
色素が溶け出していきます。
色素の性質によってその進み具合が異なるので分離することができます。

自由にいろいろなペンを使ってクロマトグラフィーを行いました。

●スタッフ感想
<中井彩加>

クロマトグラフィーといえば、カラムクロマトグラフィーやアフィニティクロマトグラフィーなど、様々な種類があり、ある物質に何が含まれているか(組成)を分析する上でとても重要な技術です。今回は私たちにとって身近な、様々なペンの色を分離する実験を行いました。会を通し、キッズたちが自分からペンをとりに行き、そのペンが油性か、水性かによって水とアルコールを使い分けながら、次々と実験を行っていく様子が見られ、興味を持ってくれた手ごたえが感じられよかったです。ただ、最後の食紅を混ぜた実験では、きれいに分離しなかったキッズが多かったようなので、もっと濃く作ったほうが分かりやすかったと反省しました。

 今回の実験はコーヒーのろ紙なで簡単にできるので、家庭で7色セットのペンなどを用いて、どのような色が含まれているのか、比較をしてみても面白いかなと思いました。

<谷口友梨>
今回の実験では、クロマトグラフィーを用いて、身近なペンのインクを分離させました。黒のサインペンでも、黒だけでなく、青っぽい色や黄色っぽい色など様々な色素から構成されているなど、一見するだけではわからないものを見ることができました。自由にペンを選んで実験する時には、水性のペンをアルコールでやってみたらどうなるかなど、自分でいろいろなことを考えながら実験する姿が印象的でした。
ティッシュペーパーを折りたたんで水性ペンでプロットして水を垂らして広げて模様を描いた幼い頃を思い出しました。簡単かつ身近な実験なのでさらに深められるのではないかと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年
谷口友梨

2017年04月23日 於 福岡堰さくら公園・小貝川河畔

  • 目的 小貝川にある農業用の水門を見学。その後小貝川沿いを約3 km歩き、花を咲かせている植物の観察を行う。
  • 参加者 講師: 芳賀先生

スタッフ:須藤裕子、杉原翔吉

午前:キッズ41人/保護者33人 午後:キッズ9人/保護者10人

参加者計: 93人

  • 所要時間                                                                                                                                                                                                                                                                   【午前】

9:30~ 受付と説明

10:00~ 小貝川水門の見学

10:30~ 小貝川沿いを歩く、花が咲いている植物の採集

11:00~ 採集した植物の紹介、対岸を戻る

12:30  後片付け

【午後】

13:30~ 受付と説明

14:00~ 小貝川水門の見学

14:30~ 小貝川沿いを歩く、花が咲いている植物の採集

15:00~ 採集した植物の紹介、対岸を戻る

16:30  後片付け

  • 内容

まず、小貝川の水門の様子を観察しながら川を渡り、下流に向かって歩き始めた。途中タンポポの花茎を笛にしたり、川は河口から距離を測ることを聞いたり、距離標を使って200 mの歩数を数えることに挑戦したりした。

その後土手に咲いている植物の採集を行い、集まった植物の解説と菜の花の花の構造の観察を行った。

植物は以下のようなものが見つかった。

セイヨウアブラナ、ハルジオン、スイバ、ギシギシ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、ノボロギク、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、スギナ、シロツメクサ、ハハコグサ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、オオバコ、ヘラオオバコ、ウシハコベ、オランダミミナグサ、カタバミ、など

  • 【主宰者のひとこと】

午後の部では多少風が出たが,おおむね好天に恵まれて,皆,楽しげに堤防歩きを楽しんだようだった。コースのすぐ下流で堤防の改修工事が行われていて車両通行不能になっていたおかげで,車を気にする必要もなく歩数カウントや植物観察ができたことは幸運であった。採取した草花を,広場(災害時に臨時ヘリポートになる)に持ち寄り,解説したが,たくさん咲いていたセイヨウアブラナの十字花の構造を説明する際,A3サイズ程度の図解をラミネートして持参すべきだった。

例年,キッズの採取品の中に絶滅危惧種Ⅱ類の「タチスミレ」やマメ科植物に寄生するヤセウツボが出ていたが、今回は見当たらなかった。この堤防は国土交通省下館河川事務所が定期に除草車を入れているにも拘わらず植物の多様性は保たれている。

昨年までは,福岡堰の説明板の前で堰の説明をしていたが大勢が道路をふさぎ通行の妨害にもなるので,今回は,さくら公園内の集合場所で堰の話をしてから堰の見学をしてもらった。

今回は,スタッフが同定に戸惑う草花もあって,時間を掛けて下見しておくべきだったことを痛感した。(芳賀)

  • スタッフ感想

<須藤裕子> 今回のサイエンスキッズでは小貝川の河川敷を散歩しつつ堤防や歩道わきにいる草花を観察することができました。菜の花やハルジオンをはじめたくさんの草花が咲いており、スタッフとして参加していて気持ちよかったです。反省点としては午前中の部は参加者が非常に多く、移動の時に前列と後列で分断してしまいハカセの説明がきけなかったキッズが何人かいたので対策を考えなければと思いました。

新年度が始まり初のサイエンスキッズでしたので、初対面のキッズとたくさん話すことができて非常に良かったです。キッズたちが今回見聞きした草花の名前や形を忘れず、これから散歩するときなど少しでも好奇心・注意を向けてくれれば幸いで

<杉原翔吉> 今回のサイエンス・キッズでは天気にも恵まれ、気持ちのいい日差しの中で植物を観察することができました。小貝川沿いを歩くとき、帰りの1.5 kmはほとんどひたすら帰るのみで、じっくり植物を観察したのは1 kmもないと思いますが、その中でキッズ達がたくさんの種類の植物を集めてきてくれたことに驚きました。何気なく通り過ぎる草むらにも様々な種類の植物が生えているのだということを感じてもらえたのではないかと思います。

反省点は、特に午前中列が長いこともあり、車に気が付くのが遅れたり、列が長くなりすぎて指示や説明が通らなかったりした場面があったことです。開始前に少し固まって歩いてもらえるよう声掛けをした方が良いかと思いました。また、午前中は後半トイレに行きたいキッズが数名いたので、開始前の声掛けや折り返し地点にあるトイレ前での声掛けが必要であったかと思いました。

それから、当日名前がわからなかった下の写真の植物の名前がわかりました。ノジシャといいます。教えてくださった生物学類の先輩、ありがとうございました。

記入者 筑波大学 生命環境学群生物学類2年 杉原翔吉

 

2017年4月16日 於 筑波大学

●目的

自分の眼や耳の感覚、腕や指で温度や触れる感覚を調べたり確かめたりしてみよう

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 新堀 剛史、中井 彬恵

午前:キッズ32人/保護者23人
午後:キッズ23人/保護者11人

参加者計: 89人

 

●所要時間
【午前】
9:40~  ブラックボックスの実験
10:20~   それぞれの実験(芳賀先生:回転、新堀:神経・脈拍、中井:重心)
11:20~  錯視の観察(ドラゴンのペーパークラフト)
12:00   後片付け

【午後】
13:40~  ブラックボックスの実験
14:20~     それぞれの実験(芳賀先生:回転、新堀:神経・脈拍、中井:重心)
15:20~  錯視の観察(ドラゴンのペーパークラフト)
16:00      後片付け

●内容
ブラックボックスの実験では、「音を聞く」や「転がしてみる」といった観察を行うことで閉ざされた箱の中にあるモノを当てました。ただ振るだけではわかりませんが、観察することで謎を解くまさに科学を体験することができたと思います。

その後の各スタッフの実験では非常にかんたんな実験ながら興味深い結果が観察できたと思います。ぜひ家でも試してみてください。

ドラゴンのペーパークラフトでは皆さん錯視を観察できたようです。凹みが凸に見えるだけでなくどこから見ても目線の合う不思議なドラゴン。様々な錯視の紹介があったので、ぜひ「どうして」を考えてみなさんも錯視図を作ってみてください。

ドラゴンの製作に取り組むキッズ

●主宰者の一言

新入会キッズにとっては初めての回であったが,会場の2B403実験室への道案内スタッフを2人配置したため,ほとんど迷った人はいなかったが,学園東大通りの筑波大学中央口が,大学敷地全体ののやや北側に位置しているため不安を感じた運転者からの問い合わせ電話が数件あった。
昨年度まで,キッズⅠの冬に設定してあった「ガードナーのドラゴン」を,視覚の錯覚と言うことで,この回に入れたため,やや時間的に窮屈な感じがあった。また,参加人数が多い割にはスタッフを2人と少なく指定してしまったため,3班編成にして,その1班に芳賀もローテーションに組み込んだうえ,スペースとしてエレベーターホールを使用したためため,他の2班の実施状況を見ることができなかった。回転椅子を使った平衡感覚の体験では椅子の脚の固定が不十分で,今後の課題となった.(芳賀)

●スタッフ感想
<新堀 剛史>
サイエンスとはなんだろう。この問に対し様々な科学者が向き合って来ました。その中で僕が一番好きな答は朝永振一郎先生の「不思議と思うこと、それが科学の芽です、よく観察して確かめ、そして考えること、それが科学の茎です。そして最後にナゾが解けること。それが科学の花です。」と言うものです。サイエンスキッズの中で、たくさんの科学の芽が芽生えると思います。その中で一つでも花を咲かせることができれば大成功です。今回のテーマも難しく言えば、感覚と判断、回転の腕の長さと速さの関係、神経の分解能、重心位置と姿勢制御、脈拍と振動、錯視といった芽があります。興味がある芽を探し出して花を咲かせてください。

<中井 彬恵>
今日は「自分自身でサイエンス!」というテーマでスタッフとして様々な実験をお手伝いさせていただきました。
最初はブラックボックスの中身を当てよう!というテーマでしたが、箱を傾けたり箱同士を比べたりしてよく考えた子はコツを掴んで全問正解することができたようです。分からなくても試行錯誤を重ねて検討する科学者としての姿勢を体験してくれたらなと思います。
他にも自分自身の体の不思議を体験してもらったりしましたが、その理由を子どもたちも分かりやすいように伝えることの難しさを痛感しました。
普段何気なく自由自在に操っている自分の体も、意外と言うことを聞いてくれない場合が多々あります。そのことを体感し、あわよくば「なぜ?」を突き詰めて身の回りの不思議なことを追及してくれたらいいなと思いました。

筑波大学 理工学群工学システム学類2年
新堀 剛史

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  2017年4月16日 於 筑波山

  • 目的 春に筑波山で花を咲かせる植物の観察。自然林と人工林の比較。
  • 参加者 講師: 芳賀先生

スタッフ: 杉原翔吉

午前:キッズ21人/保護者22人

参加者計:43人

  • 所要時間

【午前】

9:30~ 受付と説明

10:00~ 薬王院へ向け出発。自然観察をしながらのハイキング

10:40~ 薬王院到着。休憩

11:00~ 薬王院出発。自然林と人工林の観察

11:30~ 下山

12:00~ 解散

12:30  後片付け

  • 内容 まず、集合場所であるつくし湖から薬王院までは、主にこの時期に花を咲かせているウラシマソウ、ニリンソウ、ネコノメソウやスミレの仲間を観察しながらのハイキングとなった。薬王院に到着後は15分ほどの休憩・薬王院見学の後、芳賀先生からとお別れして登山道を歩いた。林業従事者が使う道へ入って薬王院の裏側に周り、天然林と人工の杉植林との間に立ってその違いを観察した。ちょうどコナラの開花時期やアオキの新緑の時期であったため、それらの観察もした。キッズ達も咲いている花を発見して博士や僕に教えてくれた。

  • 主宰者のひとこと

筑波山の男体山から西に向かう稜線の中腹に古刹の薬王院があり,本堂の背後はスダジイを中心とする自然のままの暖温帯林になっている。つくし湖畔から山道を登り,薬王院で一休みした後,その自然林の裏側を見るべく,登山道をさらに上り,その途中から杣道に入って,自然林と杉植林の間の道を下りて薬王院に戻るコースは,ほとんど誰も通らないので,自然林を理解するよい観察路になる。しかし,登山道は登りがきつく,脚力が衰えた私には無理に感じられるので,サイエンス・キッズと付添父母をスタッフリーダーに引率してもらい,私は,比較的緩やかな抜け道をたどり,観察点で合流した。さいわい穏やかな陽射しで,散り始めた山の桜と新緑を満喫でできた。今年はウラシマソウの花がまだ少なかったことが心残りだった。

(芳賀)

  • スタッフ感想 <杉原翔吉> 今回は途中から一人でキッズ達を引率する場面があり、ペースを決めたり、解説をしたりするのが大変でしたが、林業関係者の道はそれほどわかりにくい道でもなく何とかみんなで歩くことができました。                                咲いている花では釣り糸のように長い糸が垂れているウラシマソウの観察が印象的でした。目立たない色の花ですが、キッズ達は葉っぱの形など芳賀先生のアドバイスをもとに次々と見つけていました。また、スミレがたくさん咲いていました。タチツボスミレのほかに色や葉の形が違うスミレがいくつかあり、植物図鑑をキッズと見ながら悩んでしまいました。

記入者 筑波大学 生命環境学群生物学類2年 杉原翔吉

 

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2017年3月4日 於 筑波大学

●目的
牛乳パックの長さをはかって線を引き、はさみとカッターナイフで切り、輪ゴムとビニールテープを使ってびっくり蛇を組み立てる。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 平山夏樹、坂入愛、谷口友梨

午前:キッズ16人/保護者11人
午後:キッズ18人/保護者13人

参加者計: 62人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 蛇の胴体作成
10:55~ 説明
11:00~ 輪ゴムかけ、頭・箱の作成
12:00  終了

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:00~ 蛇の胴体作成
15:00~ 説明
15:10~ 輪ゴムかけ、頭・箱の作成
16:00  終了・片付け

●内容

1.牛乳パックを3個使い、1個で箱を作り2個で蛇を作る。

2.蛇に使う牛乳パックはカッターで底を切り落とし、4等分する線を引いてハサミで切る。

3.牛乳パックを輪切りにしたものを8個作ったのち、ビニールテープで接着する。

4.各パーツに切れ込みを入れ、輪ゴムを引っかける。

5.余った牛乳パックの切れ端で頭や尻尾を作り、胴体に接着する。

6.最後に箱を作って中に蛇を入れることで、箱を開けた瞬間に蛇が飛び出す「びっくり蛇」が完成する。

●スタッフ感想
<平山夏樹>
今回の工作は易しい内容なので、低学年のキッズでも比較的取り組みやすかったと思います。カッターを使う場面とはさみを使う場面があるので、その使い分けには十分注意が必要です。安全面からカッターの使用はなるべく避ける方針で取り組みましたが、はさみを使うべき場面でカッターを使おうとするキッズがいたため、スタッフが注意しました。親子で協力して作るキッズと一人で取り組むキッズがいたため、完成に時間差が出てしまいます。早く作り終わったキッズは余りの4つ目の牛乳パックを使って胴体を更に長くしてみるなどして、時間を持て余さないようにできればよいと感じました。

<坂入愛>
今回は比較的易しい工作であるため,低学年から高学年まで楽しめていたと思います。カッターやはさみを使用する中で,線を引いてから切ることを徹底したり,カッターの使い方の指導をしたりすることで怪我を防げていて安心しました。しかし,高学年のキッズや保護者の方が多く手伝ってくれているキッズは胴体をつなげるまでの作業が早く終わってしまい,退屈そうにしているのが目立ちました。そこでさらに何か発展の内容を取り入れられたら良いと思いました。また,箱の設計はキッズの工夫に任せていたので,いろいろな箱ができてとても面白いと思いました。折角なので,面白い構造のものは他のキッズに向けて紹介ができると良いのではないかと思いました。作業では,左利きのキッズが2人いたため,左利き用ハサミがもう1つあると良いと思いました。

<谷口友梨>
今回のイベントは牛乳パックを用いた工作で飛び出す蛇を作る、というものでしたが、一つ一つの行程は簡単なもので作れることに驚きました。蛇の本体が完成した後も、頭や尾をつけたり、飛び出す箱を工夫したり、考えながら工作している姿が印象的でした。どうしたらよく飛び出すかなどを考えていて良かったと思います。
作業の早さに多少差が出てしまっていたのが気になりましたが、全員が完成させることができたと思うので良かったと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類3年
平山夏樹

2017年4月9日 於 筑波実験植物園

  • 目的

身近な帰化植物を観察して帰化植物と外来生物について学ぶ。

  • 参加者

講師: 芳賀先生 堤先生(筑波実験植物園研究員)

スタッフ: 相澤良太、久保友汰

午前:キッズ26人/保護者24人

参加者計: 50人

  • 所要時間

【午前】

9:30~ 受付

9:45~  園内散策

10:55~  セミナー室で冬芽・帰化植物説明・解説

10:25~  自由解散

  • 内容

園内を少し散策し講師の方に解説して頂いたあと、セミナー室で講師の方から冬芽の説明を、芳賀先生から外来植物や帰化植物の解説があった。その後、雨のため園内散策は中止し、家族単位での自由散策を行った。

  • 主宰者のひとこと

以前も雨の中での自然観察を実施したことはあったが,この日の雨は,本降りが止むことなく降り続いて,実験植物園内とはいえ屋外では観察もままならず,せっかく科博研究員の協力が得られたものの,傘を差した集団には話す声も通りにくく,また,提示,演示もままならず,研修棟に逃げ込む形になってしまった。幸い,プロジェクターを用意していただけたので,外来植物,帰化植物についてのスライドによる解説はできたが,その後は,いくつかある温室を巡って各家庭ごとに見学していただいた。温室内は集団に解説するスペースがないので,自由見学ということになった。

予定では,前半の植物園見学を終えた後,学園東大通りを渡って向かい側の大学敷地に移動して,多目的グラウンド周辺の野原に春の草花を尋ねるプランだったが,降り止む気配がなく,植物園内での温室めぐりに止めた。

この回としては,参加希望者が多く,また出席率もよかったというのに,雨を嘆くことしきりの日になってしまった。(芳賀)

  • スタッフ感想

<久保友汰>

今回は筑波実験植物園で帰化植物などの観察を行いました。

帰化植物は江戸時代以降に人為的に運び込まれ、その土地に根付いた植物の総称です。

始めに私達は植物園のスタッフの方による桜の説明を受けました。

その後講義室にて帰化植物の概要や、具体例等を説明したいただきました。

最後に園内を自由に散策し、様々な植物を観察しました。

今回はあいにくの雨で、筑波大学内の帰化植物の観察ができなかった事がとても残念でした。また、植物園内の観察においても温室等にしか足を運べなかった点などもとても残念でした。しかしキッズたちが実際の植物にふれあい、観察できる機会を得ることができたため、これを機に植物に興味を持ってくれればうれしいです。

<相澤良太>

今回は帰化植物をテーマに植物園及び大学構内を散策する予定でしたが、大雨のために室内での解説のみとなってしまいました。室内で写真を見て説明を受けるのと、実際に見て観察するのでは、やはり印象の残り方が違ってくるため、残念でした。帰化植物は思っている以上に身の回りに存在します。今後、植物を観察するときに、どこから来た植物かに思いを馳せていただければと思います。今回は、身近の植物の観察をすることはできませんでしたが、その分、植物園の温室で多様な植物を観察することができたと思います。生息する環境によって植物の形態や生態は多様になり、奇怪なものもあります。なぜそのようになったのか考えてみるのも面白いと思います。

記入者

筑波大学 生命環境学群生物資源学類3年

相澤良太

 


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