芳賀サイエンスラボ

Archive for 9月 2017

20170924日 於 筑波大学

  • 目的

葉脈標本作成を通して、植物の葉の構造を考える。

  • 参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ:高瀬勇気、 杉原翔吉

午前:キッズ18人/保護者13人

参加者計: 31人

  • 所要時間

【午前】

9:30~ 受付と葉脈についての説明

10:00~ ヒイラギモクセイの葉脈標本作成

11:00~ 採集してきた植物の葉で葉脈標本作成に挑戦

11:50~ まとめ、解散

12:30  後片付け

  • 内容

芳賀先生により、葉脈の構造と働きについて解説を受けた後、キッズ達は芳賀先生が用意した炭酸ナトリウム溶液で煮込んだヒイラギモクセイの葉の葉脈標本作成に挑戦しました。ブラシを優しく葉にたたきつけ、葉肉を取り去っていきます。出来たものはアイロンで平らにした後ラミネーターで採集場所や名前の記録と共に閉じました。

  • スタッフ感想

<高瀬勇気>

今まで様々な葉脈標本を見てきましたが、そこまで関心を持つことはなく、自分で作ろうともしませんでした。しかし今回初めてやって見て葉肉の中から葉脈を発掘するかのような感覚はとても面白く、実際に手を動かしてみることの大切さを再確認しました。個人的には炭酸ナトリウムで煮込む前と後で何がどう変化したのか、質問された時にうまく答えられなかったことが反省点ではありましたが、なぜ煮込む前のヒイラギモクセイをブラシで叩いても葉肉が取れないのか、何人かに聞かれた抱きやすい疑問のようなので、今これを読んでいるあなたがスタッフならその答えを準備していきましょう。自分で好きな葉を取って来るの良いのですが、煮溶けてしまう葉もありました。成功を優先させたいキッズには楓の葉や、その他硬く厚い葉をお勧めすると良いと思います。全体的にキッズもスタッフもとても楽しむことができ、良い回だったと思います。

<杉原翔吉>

葉脈標本を作る際にしっかり、採集場所や作成者・種名を記録しておくのサイエンス・キッズらしいなと思いました。また、葉脈だけを残して葉肉を切れに取り去るのはなかなか根気のいる作業ですが、それが対象の葉をよく見る機会となると思います。実際にキッズ達にも細かく張り巡らされた葉脈を観察して葉の淵までしっかりと葉脈が走っている様子に驚いたりしていました。炭酸ナトリウムで煮込むとペクチンなどによる結合が切れることにより葉肉が取れやすくなります。反省としては、根気がいる作業で飽きてしまわないようその都度今見えているものを解説するなどの声掛けをすること。自由に葉っぱを選ぶ際には、柔らかすぎる葉っぱや平行脈の葉は選ばないようしっかり声掛けしておくべきだったことです。

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類2年

杉原翔吉

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2017年9月16日 於 筑波大学
●目的
線虫の形態を観察し、線虫の好きなにおいを調べる。

●参加者
講師: 坂本先生、芳賀先生
スタッフ: 久保侑紀、大田和勇輝、村井隼弥、吉野葉月
午前:キッズ27人/保護者18人
参加者計:51人

●所要時間
【午前】
9:40~  受付と説明
10:10~ 観察
10:30~ 実験
11:45~ 結果、まとめ
12:00 片付け

●内容
線虫を観察する:ルミルーペと光学顕微鏡で線虫を観察し、スケッチする。
線虫の好きなにおいを調べる:におい4種のうち2種を選んで実験。

 

●スタッフ感想
<吉野葉月>
線虫の観察では、初めて見る線虫に『小さい!』や『思ったより早く動く!』などと、子供たちの素直な感想が聞けました。また、観察に夢中になりすぎて、光学顕微鏡の対物レンズとシャーレがぶつかりシャーレを割ってしまう子がたくさんいました。来年はもう少し気を付けた方がよさそうです。呼びかけることくらいしかできまさんが…。
線虫の好きなにおいを調べる実験では、イソアミルアルコールと身近なにおい(醤油、ヒノキなど)4種の中から2種を選び、線虫がそのにおいにひかれるかどうかを調べました。線虫の足跡が見られた子がたくさんいて良かったです。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年
吉野葉月

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2017年9月9日 於 森林総合研究所

●目的
森林総合研究所内の樹木や生き物を観察する

●参加者
講師: 芳賀先生、井上大成さん

スタッフ: 平山夏樹

午前:キッズ10人/保護者10人

参加者計: 23人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
9:40~ カエデの葉クイズ(芳賀先生)
10:15~ 樹木園の観察(井上さん)
11:30~ 室内展示の見学
12:00  解散

●内容
①カエデ属の葉っぱシルエットをもとに、実物と照らし合わせて名前を当てる

②芳賀先生による答え合わせの後、カエデ属に共通の特徴(葉が対生)を観察する

③クサアリを潰してにおいをかぐ。

④カツラの木の落ち葉をかぐ。(甘いにおいがする)

⑤ヒノキとサワラの違い(葉の裏のXとY)を見る

⑥イスノキの虫こぶを観察する

⑦ヤツデの葉の付き方を観察する

⑧どんぐりの仲間(ブナ科コナラ属)が何種類あるか探す

⑨ムクロジの身を拾い、水の入ったペットボトルに入れて泡立て、石けんを作る

⑩カヤとイヌガヤの葉の手触りを比べる

⑪室内展示の見学。クワガタの展示や木材の展示などがある。

 

●スタッフ感想
<平山夏樹>
カエデ属の葉っぱ当てクイズでは、キッズの手の届かない場所に葉があったり、他の木に邪魔されて上のほうの葉が見えなかったりする種類もありました。その場合は、木の根元にある落ち葉で判別するように指示しました。カエデらしい葉の種類はキッズもほとんど見つけることができました。しかし、メグスリノキやチドリノキなどの一見するとカエデに見えない種類は、キッズが気が付かないようだったので、スタッフがヒントを与えるとよかったと思います。園内の観察は井上さんの主導で見て回りました。途中でカマキリの抜け殻や脱皮したばかりのショウリョウバッタがおり、植物だけでなく昆虫も一部観察することができました。樹木園の中はやぶ蚊が大量にいるため、虫よけスプレーは常備する必要があると思いました(井上さんが多めに用意してくださいました)。全体としては、においを嗅いだり手触りを確かめたりと、五感を使って森林に親しめる回だったという印象です。植物種の同定は難しく感じますが、今回はキッズにもその初歩を学んでもらえたのではと思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類3年
平山夏樹

2017年7月30日~31日 於 筑波ふれあいの里

●参加者
講師: 芳賀先生、朝倉さん

スタッフ: 平山夏樹、中井彩加

キッズ21人/保護者13人

参加者計: 37人

●所要時間

以下の画像(しおり)を参照

 

●内容

朝倉さんによる果物のお話。果物の構造を説明した後、みんなで美味しくいただきました。

 

1日目夜の「おはなしの森」の方々による童話などの紹介。面白いお話からちょっと怖いお話までありました。

 

2日目早朝の散歩。芳賀先生がセミを片手に説明しています。

 

沢でサワガニを探す。水の中よりも地上の湿った落ち葉や石の下に多く見られました。

 

クヌギの木の根元でミヤマクワガタのメスを発見!オスの頭部の死骸もありました。

 

自然物で虫を作ろうコンテスト。大きいものから小さいものまで、様々な虫ができあがりました。

審査員によって「かっこいいで賞」「上手にできたで賞」などの賞状がキッズ全員に贈られます。

 

●スタッフ感想
<平山夏樹>
自身がキッズとして参加した小学2年生以来となる筑波ふれあいの里で、少年の頃を思い出しながらスタッフとして参加しました。散策路を歩いていると様々な昆虫やに出くわします。マイナーな昆虫の名前は分からなかったのですが、キッズの保護者の朝倉さんが昆虫に詳しく、とても頼りになりました。捕まえたトンボを大きな蜘蛛の巣に引っ掛けると蜘蛛が糸を出してグルグル巻きにしたので、キッズが興味を示してくれました。雨は降らなかったのですが、1日目の夜は曇り空で星空が見えなかったのが残念でした。

この宿泊会はキッズの保護者の方が主体となって、数週間前から係を分担して企画や準備をしてくださっています。保護者の方々の協力もあり、全体としては特に問題はなく、キッズたちにとっても夏休みのいい思い出になったことだと思います。

<中井彩加>
自然散策では1日目は山コース、2日目は谷コースを散策しましたが、キッズたちがどんどん進んで昆虫を捕まえたりきのこに興味を持ってくれた様子が見られ、よかったです。また、キッズ達がみんなでダルマさんが転んだをしていたり、深夜まで起きているキッズがたくさんいたり、全体を通してとても楽しそうで、学年など関係なしにすぐに仲良くなれることができるのがいいなと思いました。

反省点としては、1日目の星の観察のために真っ暗な道を歩く際にもっと注意を促すべきだと思いました。また、個人的にはもっと動植物にくわしくならなければと感じました。全体的には、人数が多いながらもほとんど問題もなく、よかったです。

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類3年
平山夏樹

2017年9月10日 於 筑波大学2B503

●目的
普通の折り紙とはひと味違った手法を用いて紙を3:4に折り、よく回るかざぐるまを作る。たとう折りを学ぶ。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 木村美南、須藤裕子、久保友汰

午前:キッズ14人/保護者10人

参加者計: 28人

●所要時間
【午前】

~ 9:30   受付

9:30~    60°かざぐるまの製作、たとう折りの練習

11:00~   3:4かざぐるまの製作

12:00~  まとめ、解散

12:30   後片付け

●内容

まず、今回のかざぐるま作りで重要となる「たとう折り」の練習をしました。この折り方はガムテープを使わずに段ボールに蓋をするやり方でおなじみです。そして、「3:4かざぐるま」の前に少し難易度の低い「60°かざぐるま」を製作し、メインの「3:4かざぐるま」を作って楽しみました。これは、最初に折り紙の各辺を3:4に内分する点を取り追っていくかざぐるまです。この内分点は紙を縦四等分するような折り方ではなく、芳賀先生独自の「芳賀折り」を使って決めるためキッズ達もどうしてこれで3:4に内分できるのか不思議に思ったのではないでしょうか。

それぞれのかざぐるまにはストローをつけ、息を吹きかけることで回して楽しめるようにしました。

●感想

【主宰者のひとこと】 折り紙の通例とは異なる手順や難しさがあるかざぐるまづくりに、ひるむことなく全員が成功し、さらに独自の工夫までしてくれたことを喜んでいます。親子を同席させ、冗談交じりに言った『子どもが親に教えてもいいが、親が子どもに教えることは禁止』の方針もよく守られていたようです。二重のたとう折りという高度な技術にも慣れて、「60°かざぐるま」も「3:4かざぐるま」も成功させた上に、よりサイズの小さなかざぐるまづくりにも挑戦して、中には1cmていどのかざぐるまを仕あげた中学生もいました。その芯になる玉針を用意すべきでした。今回、途中でキレる子がなく、みんな楽しんでくれたのは、3つのテーブルに1人ずつ配したスタッフ学生がよくやってくれたおかげだと思いました。(芳賀)

 

●スタッフ感想
<木村美南>

今回はニ種類のかざぐるま作りました。

たとう折りという少し難しい折り方が含まれていたのですが、これには私自身も事前講習で苦戦し、当日はキッズの中でも自分でうまくできない子が多々いました。ですが、「真似してみて」と一から教えなおすと子供たちはすぐにコツをつかみ、一緒に作っている保護者の方に進んで教えるなどとても楽しそうでした。

ストローをつけてかざぐるまを回せるようになると「回った!回った!」と嬉しそうに回しているのもとてもかわいらしかったです。

また、今回は保護者の方々も同じ机でキッズと同じようにかざぐるまに挑戦していたのですが、保護者の方々もなかなか苦戦していて「できないと悔しいけどできると楽しい!」とたくさんのかざぐるまをつくるなど夢中になっていたと思います。より小さいサイズのかざぐるまにも挑戦していました。
<須藤裕子>

今回は一般的な折り方とは違う方法で2種類のかざぐるまを折り紙で折りました。

折る最後の過程でたとう折りという方法がありました。お手本通りに折れず、苦戦するキッズが多かった様子でした。最終的にはかざぐるまの折り方をマスターし、自力でたくさんのかざぐるまを作っているキッズもいてキッズの飲み込みのはやさ、器用さに驚きました。さらに、2種類のかざぐるまをベースにオリジナルなかざぐるまを作っているキッズもおり、感心しました。

キッズの人数が少なかったため、保護者の方も一緒にかざぐるまを折って頂きましたが、スタッフの数は丁度よかったと思います。

反省点としては、テーブル毎にスタッフがついていたので全キッズとコミュニケーションが取れず残念だったので今後気を付けたいと思います。また、たとう折りを教えるのに時間がかかってしまいキッズ間で進行度に差が出てしまったため、わかりやすい教え方を事前に考えておくべきでした。

 

<久保友汰>

今回のオリガミクスでは2種類の風車を製作しました。

芳賀の定理を用いて折り紙に3:4の折り目をつけその折り目をもとに折り進め風車を作りました。

最後にたとう折りという折方で折り込んで風車を畳まなければならないのですが非常に難しい折方であるため、はじめキッズたちは親御さんやスタッフに聞きながらなんとか折ることが出来た状態でした。

しかし1度折ることができると2回目以降は比較的簡単に折ることができ、小さいサイズの風車等を工夫して折ることができていました。

今回はキッズ1だったこともあり定理の説明も簡単にすることができました。次回以降はより簡単に分かりやすく定理等の説明ができるようにしていきたいです。

 

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類1年
木村美南

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2017年09月03日 於 雪入ふれあいの里公園

  • 目的 足元から空まで見まわし、何気なく歩いていては気づくことのできない鉱物や生き物を観察する。
  • 参加者 講師: 芳賀先生

スタッフ: 杉原翔吉、亀山郁

午前:キッズ24人/保護者18人 午後:キッズ12人/保護者11人

参加者計: 65人

  • 所要時間 【午前】

9:30 受付と説明

9:45 観察開始

10:25 頂上

10:55 下山

11:05 ハイビジョンシアター

11:45 解散

 

【午後】

13:30 受付と説明

13:45 観察開始

14:25 頂上

14:55 下山

15:05 ハイビジョンシアター

15:45 解散

  • 内容 雪入ふれあいの里公園の散策ルートをゆっくり進みながら、途中に見られる生き物、鉱物、景色などについて、順次解説をおこないました。その後ネイチャーセンターまで引き返し、ハイビジョンシアターでヤマセミをはじめとする野鳥の立体映像を鑑賞し、その後ハカセの解説でもう一度視点を変えて映像を見ました

  • スタッフ感想 <杉原翔吉> 今回のサイエンス・キッズでは、午後、芳賀先生ではなくキッズの保護者の一人に先生として生き物の解説をお願いしました。スタッフとしてはハカセとはまた違う視点からの解説を聞くことができ、午前午後で別の生き物が見つかることがあったのと合わせてとても興味深い会でした。恥ずかしながらクルマバッタの羽の模様を見るのは初めてで、そのきれいな模様には驚きました。(写真がなくてごめんなさい)

今回キッズ全員分の網が足りず、交代で使ってもらいました。人数の多い午前中は特に「網不足」が深刻でしたが、そこはさすがキッズ達、たいていは網を貸しあって虫をつかまえられたようです。

反省点としては、網で虫をつかまえても、手に取って眺められないキッズも何人か見られたので、そうしたキッズが手に取って観察できるきっかけづくりや、どうしてもだめなキッズには鉱物や植物など他の観察対象をもっと提供してあげられるような気配りができたらよかったと思いました。

 

<亀山郁> 普段行くことのない山の中で活動することで、知らない植物を多く観察することができました。特に、子供達が見つけてくるような植物の中には、図鑑にもなかなか見つけられないような植物があり、自分の知識不足に悔しさを感じました。しかし、実地で植物に向き合うことで、植物をよく観察し、生態や形態からその名前を識別することについて、経験を得ることができました。

また、子供達に植物について教える機会がたくさんあったのですが、説明をよく練ることについて、意外に難しさを感じました。如何に興味を持ってもらい、かつわかりやすくするかということについて、たくさん考える機会となりました。こういった経験を、次の活動に活かしていきたいと思います。

記入者 筑波大学 生命環境学群生物学類2年 杉原翔吉

 


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