芳賀サイエンスラボ

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2018年4月1日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
2018年度サイエンスキッズ新規入会者への活動説明会

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 谷口心平、吉野葉月

午前:キッズ45人/保護者36人
午後:キッズ30人/保護者29人

参加者計: 140人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 説明会開始、サイエンスキッズ活動の紹介(芳賀先生)
10:30~会計の部、キッズは移動
11:00~ 合流
11:30  解散

【午後】
13:00~ 受付と説明
13:30~ 説明会開始、サイエンスキッズ活動の紹介(芳賀先生)
14:00~ 会計の部、キッズは移動
14:30~ 合流
15:00  解散、あと片付け

●内容

平成30年度にサイエンス・キッズに入会する人のための説明会。
≪保護者と子供≫
・芳賀先生の紹介
・サイエンス・キッズの活動の紹介
・A班、B班の確定

≪保護者≫…20分程度
・会計について
・芳賀先生の話

≪子供≫…20分程度
・名札の付け方
・写真撮影

●スタッフ感想
<谷口心平>
今年のキッズは例年より多く、雑誌やテレビでの宣伝効果が大きかったのかなと思う。キッズ達と外へ出たときはすぐに広場の自然やセンターの機器にぱたぱたと寄っていってはしゃいでいて、これからのサイエンスキッズとしての活躍が楽しみになりました。これから存分に楽しいサイエンスを体験していってください!

スタッフは事前準備として名札作成などお手伝い出来ることがたくさんあるため、早めに先生にお声かけして事務作業を手伝えると良い。今回は100人規模であったため時間がかかり、一部でミスもあったため次回は注意したい。

<吉野葉月>
今年度の入会者は、去年よりも多く、小学生から中学生まで幅広くいました。NHKでサイエンス・キッズの活動が放送されたからでしょうか。テレビの力
はすごいです。説明会前半の活動紹介では、保護者の方だけでなく、子供達も静かに興味津々に聞いていました。後半は、天気が良かったので子供達を外に連れ出し、名札付け講習をしたり写真を撮ったりしました。外に出ると、先ほどの静かで落ち着いた様子はなく、はしゃぎまわっていました。フィールドワークは大変だなと思いました。今年1年、サイエンス・キッズⅢとして、活躍してくれることを願っています。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年
谷口心平

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2018年04月08日 於 筑波実験植物園、筑波大学多目的グラウンド

●目的
身近に生息する帰化植物について知り、実際に観察する。

●参加者
講師: 芳賀先生

奥山さん(筑波実験植物園)

スタッフ: 八畑知礼、中井彩加

午前:キッズ22人/保護者18人

参加者計: 40人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付、植物園見学
10:30~ 芳賀先生による帰化植物の説明
11:00~ 筑波大学多目的グラウンドへ移動、観察
11:50~ まとめ、解散

●内容
前半は筑波実験植物園で、研究員の奥山さんに植物について解説していただいた。まず野菜について、野菜は帰化植物ではないことや、ひょうたんの使われ方、イチゴと蜂の関係について説明していただいた。また熱帯雨林温室を見学し、普段目にすることがないような珍しい植物を観察した。その後植物園内の研修展示室で芳賀先生から帰化植物についての説明があった。説明の後には筑波大学の多目的グラウンドへ移動し、実際に野原の植物を観察した。今回の観察ではヒメオドリコソウやホトケノザといった在来植物の他に、ミチタネツケバナやカラスノエンドウといった帰化植物を観察することができた。

●スタッフ感想
<中井彩加>

前半部分の植物園の方の解説はとても分かりやすく、キッズのみんなは先頭に集まって、興味津々な様子でした。いろいろ発見があったのではないかと思います。今回は時間が短く、すべてを回りきれていないので、また来てほしいみてほしいです。
後半の筑波大学内での野草の観察に関して、本日は天候を少し心配していましたが、晴れて気持ちがよく、花を観察するのにぴったりでよかったです。私たちスタッフが下見をしたときには発見できなかった植物をキッズたちはたくさん見つけてくれて驚きました。キッズたちはみんな注意深く観察していたので、植物の特徴や、野原にはたくさんの帰化植物や外来植物が生えているということも理解してもらえていたらいいなと思います。

<八畑知礼>

今回は筑波実験植物園で野菜や熱帯の植物について研究員の奥山さんからお話を伺った後、筑波大学の多目的グラウンドで帰化植物を含む春の植物について観察を行った。子どもたちは普段、昆虫などの動物に触れることはあっても植物についてはあまり詳しく観察したことがなかったようで、興味を持って活動に取り組んでいた。観察を行なった多目的グラウンドでは、当初の目的である帰化植物を多く観察することができたが、同時に日本に古くから自生する在来の種についても観察することができた。特にタンポポに関してはセイヨウタンポポとカントウタンポポの2種類に加え、両者の交雑個体も見られた。このような状況を改善する方法についてキッズたちに尋ねたところ、帰化植物を全て駆除すればいいという意見や、それでは帰化植物がかわいそうだという意見など、様々な答えが返ってきた。このような観察が、在来生態系に与える帰化植物の影響を評価することの重要性や、在来植物保護の最も有効な方法とは何か、などについて考えるきっかけになってほしいと強く感じた。

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類 2年
八畑知礼

2018年03月16日 於 筑波大学

●目的
土壌のでき方、層位の変化に重点を置いて、見た目、土色、持った感じ、重さ、構造などの違いを知る。
マイクロモノリス上で学んだことをキッズが自ら再現することにより、知識の定着、より深い理解を狙う。

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 三林 翠、島田 紘明
午前:キッズ13人/保護者12人
参加者計: 30人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と紙芝居
10:00~ 土壌断面観察、土色・土壌構造の観察、落ち葉めくり
11:00~ マイクロモノリスづくり
11:50~ まとめ、解散

●内容
土壌とは何か、土壌の層位名、土壌の生態系内での働きについてまとめた紙芝居を見てもらい、土壌に関する基礎的な知識を知ってもらった。その後、実際の土壌断面観察、同じ断面から取り出した土壌の観察、落ち葉めくりによる落ち葉が分解されて土になっていく様子の観察を行った。最後のマイクロモノリスづくりでは、その日に学んだことをキッズたちにそれぞれの作品上に再現してもらった。

●スタッフ感想
<島田 紘明>
去年までとは異なる手続き上の問題などが発生し、多少焦ったところもありましたが、当日は天気にも恵まれ、おおむね予定通り進行できました。「汚れるから触りたくない!」という子が一人もおらず、みんな積極的に土壌に触れてくれたので非常にやりやすかったです。今後どこかで土壌を見た時に、今回学んだことを思い出してくれるといいなと思いました。

<三林 翠>
子供たちに土壌の事を知ってもらい実際に触れたりしながら学びに繋げられたのでとても良かったです。

<木村美南>
今回のサイエンスキッズは土壌研の島田さん、三林さんにご協力いただき、身近だけど普段あまり気にかけることのない「土壌」について、その役割を学びました。土壌に関する紙芝居、ワークシート、島田さん三林さんのわかりやすい説明がキッズたちの理解を助け、参加したキッズたちは一気に土壌への興味を持てたと思います。私はスタッフとして落ち葉拾いの講座を担当しました。緑色の葉っぱが徐々に黄色くなり、茶色がかってきて黒く小さくなる、その過程を、実際に落ち葉を並べながら観察しました。
また今回はキッズⅠの子供達の講座で、卒業にあたり今日が最後というキッズもいました。保護者の方も今日が最後なんだな、といつもつけてもらっている名札をじっと見たり、キッズも「普通ではできない実験・経験ができて楽しかった」と話してくれてとても感慨深かったです。
これからもサイエンスキッズがキッズたちの心に残り、科学への興味のきっかけとなってその後の学びの土台となる存在であればいいな、そう思った講座でした。

<須藤裕子>
今回は土の会でした。このテーマでサイエンスキッズに参加することは初めてであり、また自分もあまり知らなかった分野だったため会が始まるまでは少し不安でした。キッズⅠ対象でしたがはじめて参加するキッズが多くてびっくり。会の最初に三林さんから紙芝居で説明がありましたが、みんな楽しそうに聞いていてよかったです。前半では土壌断面観察、落ち葉めくり、土壌の観察をローテーションで行い、私は落ち葉めくりを担当しました。落ち葉めくりでは、すべてのキッズが土壌付近になるにつれ落ち葉の色が変わっていくことに気付いてもらえてうれしかったです。反省点としては落ち葉めくりのために新聞紙に穴をあけ、観察用のシートを作ってもらったのですがキッズによって大きな穴を作ったために観察時にこちらが想定していた通りにいかなかったことがあったことです。
また、マイクロモノリス作成では最後の仕上げとして水に溶かしたボンドを吹きかけたのですが乾ききらない作品がほとんどだったため、工夫が必要だったなと感じました。

記入者
筑波大学 生命環境化学研究科 生物資源科学専攻2年
島田 紘明

タグ:
2018年3月21日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
 電池なしのAMラジオを作る。
 
 ●参加者
 講師: 芳賀先生、久保漱汰さん

スタッフ:谷口心平、八畑知礼、金谷彩

午前:キッズ28人/保護者18人
 午前:キッズ14人/保護者14人

参加者計:79人

●所要時間
 【午前】
 9:30~説明
 10:00~ ラジオを作る
 11:40~ラジオをきく
 11:55~まとめと片付け
 12:00 解散

【午前】
 1:30~説明
 2:50~ ラジオを作る
 3:20~ラジオを聞く
 3:30~まとめと片付け
 3:35 解散

●内容
 基盤にコンデンサーや抵抗、コイルなどをつけてラジオを作る。その後、そのラジオを使ってラジオを聞く。

●スタッフ感想

<久保漱汰さん>

昨年度から二回目の電子工作の回に出席した。昨年度と同等のきっとだが、基盤のメーカーが変わったらしく、アンテナに繋がるパターンが迂回することなく、正方形で埋められていた。これは線密度が異なる部分が増えるため、アンテナの性能を下げる要因となる(後で出典出します)。また、講習波回路においては接近したパターン同士がコンデンサの役割を示す傾向が大きくなるが、この基盤のパターンではそれに対するアプローチがされていなかった(比較した画像を探してますが出てきてきてませんごめんなさい)。このため、昨年度よりも聞くことのできた人が少ないのではと感じた。
工作ではスタッフに対してキッズが多いと感じた。保護者の方が横についてくれたのがありがたかった。半田ごてによる事故は残念ながら防ぐことはできなかったが、怪我をした子を対応している間、他の子には目がいかなくなるので、班の数プラス1人スタッフがいると安心できると思う。
キッズの年齢層の乖離が大きいため、それぞれの学年にあった説明ができればと思っていたが、時間がなかった。その歳の頃の自分を振り返ってみてもそのような説明は望んでいないような気がする。このため、くわしい説明資料は配布するようにすればよいのではと思う。

<八畑知礼>

今回は工学を専攻している久保さんから、仕組みや工作についてご指導いただいた。ラジオの仕組みなどについては、キッズだけでなく、スタッフも勉強になったと思う。残念ながら、雨天のため外にアンテナを立てることができなかったので、実際にラジオを聞くことができたキッズはごくわずかだった。しかしはんだを使った工作などは普段触れることのない分野であり、緊張しながらも意欲的に工作に臨んでいたキッズが多かったため、実りのある活動になったと思う。

<谷口心平>

今回は鉱石ラジオの作成を行った。前年度の経験を生かし、はんだの使い方から学んだ。各班に学生がつき、火傷のないように細心の注意をはらいながら行った。午前午後ともに多くのキッズが参加してくれ、少し対応に漏れがあったが、楽しくラジオ工作できた。
芳賀先生のお話にあったように、こども時代に熱中してしまう科学分野がいくつかある。この回で工学に魅せられたキッズがいたなら、とても嬉しい。これからもサイエンスキッズで、科学者の芽生えのお手伝いが出来ればと思う。

<金谷彩>

ラジオを作るのに夢中になりはんだでやけどしてしまうキッズが何人かいました。次は何らかの工夫が必要そうです。
はんだの持ち位置、コンデンサを少し基板から離してつけること、つける順番など注意点が多くて難しかったのですが、保護者の方に協力してもらい、上手に作ることができました。
雨の影響か、外に出れず多くの人がラジオを受信することができませんでした。家に帰ってもう一度試してみてほしいです。

記入者
 筑波大学 生命環境学群生物学類1年
 金谷彩

2017年3月18日 於 筑波大学

●目的
定規やコンパスを使わずにケーキなどの七等分に挑戦してみる

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 須藤裕子、照屋林一郎
午前:キッズ13人/保護者7人
午後:キッズ6人/保護者3人
参加者計: 32人

●所要時間
【午前】
9:40〜 すいえんさー鑑賞
10:10~ 紙を7等分してみよう
10:40〜 ロールケーキを7等分みよう
11:20〜 ホールケーキを7等分してみよう
12:00〜 片づけ、解散

【午後】
13:10〜 すいえんさー鑑賞
13:20~ 紙を7等分してみよう
13:50〜 ロールケーキを7等分してみよう
14:30〜 ホールケーキを7等分してみよう
15:30〜 片づけ、解散

●内容
定規やコンパスを用いずに、長方形の寒天ゼリーや、丸い紙皿に入った寒天の7等分に挑戦した。また芳賀先生が考案した『振り子法』により紙の長さを様々に等分する方法に挑戦した。

●スタッフ感想
<須藤裕子>
会の最初に、すいえんさーというNHKの番組を視聴しました。実はこの番組に7等分するヒントおよび方法がバッチリのっていたのですが、いざ援践!となるときっちり7等分するのが難しそうで、ほとんどのキッズがどこかのピースが不均等になってしまったことが多かったです。また、寒天を固めたものをロールケーキ、ホールケーキに見立てました。キッズによって多少大きさや深さは異なってしまいましたが、スムーズに会を進められる、にはちょうど良い材料だったのではないかと思います。

<照屋林一郎>
今日は、寒天をケーキ代わりにして、七等分するという実験でした。映像で見たとおりとは言っても、なかなかに等分というのは難しいんだなと理解しました。それでも、少しでも正確でありたいとするキッズの姿はとても良かったです。鋭い刃を持つ包丁を使わずに切れる点もキッズが怪我する心配が無いので安心して実験出来ました。うちに帰っても色々と応用できることだったので、家族で参加された方々にも良い情報になっていたようで、とても良かったです。自分も機会があれば使いたいと思います。

記入者
筑波大学生命環境学群生物学類
須藤裕子

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2018年3月18日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
一枚の紙から工夫して正多面体を作る

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 木村美南、中井彩加、水木陽菜

午前:キッズ26人/保護者22人
午後:キッズ16人/保護者11人

参加者計: 79人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 正四面体の作成
11:00~ 正八面体の作成
12:30  後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:00~ 正四面体の説明
15:00~ 正八面体の作成
16:30  後片付け

●内容
今回の講座では、一枚の折り紙から正四面体と正八面体を作成しました。まずは、それらを作るためのゼット定規を作成し、そのゼット定規を活用して正四面体と正八面体を作っていきました。

作った多面体を利用してオイラーの多面体定理を学びました。

●スタッフ感想
<木村美南>
今回は、一枚の紙から正多面体をつくるというとても面白い講座でありましたが、その分キッズにとって難しい点も多かったです。正確性が求められるため、話を聞く前に折ってしまう子やうまく折れない子は途中であきらめてしまい紙をくちゃくちゃにしてしまうこともありました。もう一回やってみよう、ともう一度一から教えると何とかできるのですが、周りとの差を気にしたり落ちこんでしまったりしたのでうまくフォローすることが大切だと実感しました。

大変なところもありましたが、一枚の紙から正四面体と正八面体が作れることにはみんな感動していて、覚えるまで何回も折る子や持ってきたオリガミクスの本を見ながら正二十面体に挑戦する子もいて楽しかったです。また、オイラーの定理を考えることで図形への興味も広がったようでした。

<水木陽菜>

折る線が少しずれるだけで綺麗に多面体を完成させることができず、とても繊細な作業が必要となる回でしたが、多くのキッズたちは集中力を途切らせることなく完成させていたのに驚きました。根気のいる作業に、もう無理、と諦めずに、分からなかったら聞いて、最後までやり遂げようとする姿が印象的でした。
2つの正多面体を作ったあと、芳賀先生からオイラーの法則を教えてもらいました。目の前にない正十二面体や正二十面体の辺の数、面の数を頭の中で考えて答えるキッズもいて、想像力が確かさにも驚かされました。これを機に幾何学の面白さに気づくキッズがいると嬉しいなあと感じました。
私自身のこととして、実際に何度か折ってみることで、聞かれたらスムーズに答えることができたのは良かったと思います。改善点としては、言葉で説明するのが難しく、手を取って教えてあげることも多かったのですが、できるだけキッズの力だけで完成させるための工夫がありそうだな、と思っています。

<中井彩加>

今回は平面から4面体と8面体を作る試みで、全て折り線をつけてから立体に組み上げました。折り線がきっちり折れていないと上手に組み立てられないので、その点に関して苦戦していたキッズもいました。、きっちり折るということに関しては、端と端や線と線を合わせることを何度も呼びかけるしかないかもしれないと思いました。今回は親子で折ってもらったので、中には難しい部分を親御さんに折ってもらったキッズたちもいたかもしれませんが、根気強く進めることが大切で、逆に根気強く進めさえすれば折りあげることができるので、再び挑戦してみてほしいと思いました。
個人的には多面体の表面に折り筋もなく出来上がるので、その点が美しく、他の多面体を折ることにも挑戦してみたいと思いました。同じように今回の取り組みで興味を持ったキッズがいたら、もっと難しい多面体にも挑戦してみてほしいです。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年

木村美南

 

2018年3月10日 於 霞ヶ浦環境科学センター
●目的
チョウの鱗粉転写を通して、チョウの翅の構造とチョウの分類について学ぶ

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 水木陽菜、佐野千佳歩、OB長澤さん、OG今村さん
午前:キッズ18人/保護者9人
参加者計: 27人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 転写標本制作
11:00~ 名前の同定
11:30~ まとめ
12:00  後片付け

●内容
採取してきた蝶を標本にするのは、専用の道具をそろえるところから始めて、時間がかかったり、細かな作業になったりと大変ですが、今回行った転写標本は家庭にある道具で簡単に標本を作ることができます。
これは蝶に翅が鱗粉と呼ばれる体毛が発達してできた粉でおおわれていることを活かした方法です。
まず、採取した蝶の翅を付け根からピンセットを使って切り取ります。

 

次に普通紙に蝋をまんべんなく塗り、さっき切り取った蝶の翅の上下2枚を少し離して位置を整えながら置きます。半分に折って、上から強くこすりつけると、転写されます。最後に蝶の名前と今日の日付、転写標本の製作者の名前を記録して完成です。

●スタッフ感想
<水木陽菜>
最初は、翅を切り取るときに蝶に触れるのを怖がっているキッズもいましたが、作業を進めていくうちに抵抗なく蝶に触ることができていて、これをきっかけに昆虫と触れ合う機会が増えればいいな、と思いました。
今回使用した蝶は購入したものなので、生息地がばらばらで、茨城には生息していない蝶や日本産のものではないものなども多く、多種多様な転写標本が出来上がりました。綺麗に完成させるには、しっかり蝋を塗ることと、挟んだのちに強くこすることなのですが、蝋の塗りが足りなかったり、我慢できずに途中で開いてしまったりしてうまく転写できないこともありました。集中力が途切れてしまいそうなキッズを見つけて、一緒に完成することができらばよかったな、と反省しています。
転写標本は今回初めて知ったのですが、手軽にできてかさばることなく記録として取っておけるので、とても良い方法だと思いました。個人的にもぜひ挑戦してみようと思います。
今回はスタッフのOB・OGの方々にもお手伝いしていただきました。ありがとうございました。

<佐野千佳歩>
個人的な反省として、今回初めてのスタッフ参加だったので、指示待ちになってしまったことを次回は改善したいと思います。転写作業はキッズにとって、力の加減が難しいようで、羽が破けてしまうことが多々ありました。また、転写されきっていない内に紙を開いてしまい、翅がずれてしまったこともありました。どのように、どれくらいまで、といった加減を言葉で伝えることは難しいので、成功例を見せるなど指標があっても良かったかもしれないと感じました。ただ、最終的にはほとんどのキッズが、スタッフや博士のアドバイスなどから綺麗な標本を1つは完成させていました。今度は失敗しているキッズには、次はこうしてみよう、といったアドバイスを積極的にしていきたいです。今回はキッズの知識量に圧倒されてしまいました。事前に蝶の大まかな分類だけでも知っておくと、同定しやすかったと思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類1年
水木陽菜


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