芳賀サイエンスラボ

Archive for the ‘キッズI’ Category

2017年7月17日 於 筑波大学 2D503

 

●目的

昔の技術である白黒写真(白黒フィルム、モノクロフィルム)の原理を学ぶ。

 

●参加者

講師:芳賀和夫

スタッフ:須藤裕子、椎名瞳

 

午前:キッズ38人/保護者25人

午後:キッズ12人/保護者8人

 

参加者合計:83人

 

●所要時間

【午前】

9:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

10:00~ 暗箱の作成

10:30~ 現像や使用溶液の説明

10:40~ 撮影、現像作業

11:20~ 撮影、現像作業(2回目)

12:00 終了

 

【午後】

13:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

14:00~ 暗箱の作成

14:30~ 現像や使用溶液の説明

14:40~ 撮影、現像作業

15:20~ 撮影、現像作業(2回目)

16:00 終了

 

●内容

・写真とは、フィルムと印画紙の説明

科学技術の発達により、白黒写真は見られなくなり、スマートフォンやデジタルカメラを用いたデジタル撮影が多くなってきている。今回のサイエンスキッズでは、昔によく使われた技術であるフィルム撮影を体験する。

今回の実験で使った印画紙には、薄い膜に臭化銀(AgBr)の細かい粒子を含んでおり、光があたると光るエネルギーで臭化銀が銀と臭素に分解され、銀の黒い粒子ができる。このフィルムに銀の黒い粒子がついた状態を潜像という。

この潜像をくっきりと浮かび上がらせる作業を現像と呼んでいる。現像では、生成した銀のわりの未反応の臭化銀をさらに分解して、銀の量をさらに増やしていく。このとき、光がたくさんあたった部分(元写真の白い部分)は反応が早くすすみ、銀が増えるため黒くなる。一方、光があまりあたらなかった部分(元写真の黒い部分)は銀が増えず白っぽくなる。現像の他にも、臭化銀の科学反応を止める停止、感光しなかった部分の物質を取り除く定着、現像~定着の物質を洗う水洗の作業も行った。

・暗箱の作成

印画紙に光があたって化学反応が起こらないように、光を遮断する暗箱を黒の画用紙、箱などで作成した。

 

・撮影、現像作業

暗箱から印画紙と元写真(ネガ)を取り出して5~10秒ほど蛍光灯の光をあてて撮影を行った。

現像作業では、現像、現像停止、定着、水洗の順に行った。

 

●スタッフ感想

<須藤裕子>

今回は白黒写真の原理を学びました。デジタル撮影が主流な中、白黒写真の撮影方法にイメージがつかない、慣れない様子のキッズが多かったように感じましたが、きちんと撮影できているキッズが多くて良かったです。

反省点としては、2点ほどあります。1つは、午前中は暗箱として黒い画用紙から封筒を作成したのですが、封筒の開け閉めの際に光があたってしまい本来の光をあてる時間よりも長く光があたったために印画紙の反応が進んでしまったキッズが何人かいました。午後では暗箱として小さな箱を用いたため撮影に失敗したキッズが少なかったので、どのような暗箱を使用するか考えるべきでした。2つ目に、現像のときに使ったピンセットの扱いが難しく、現像液に浸ける時間が長くなってしまったキッズがいました。そのため、ピンセットで現像を行う際には印画紙の端に折り目をつけておくなど工夫をすればいいと思いました。

 

<椎名瞳>

今回は印画紙を使って写真の原理を体感しました。印画紙に像が浮かび上がる瞬間のキッズ達は興味津々でとても楽しそうでした。印画紙に像が浮かび上がる仕組みや、フィルムカメラのネガとポジの関係を体感することが楽しくできたのではないかと思います。

一方で、うまく感光ができていなかったり、薬剤に漬ける時間が適切でなかったためか、3回中1回も成功しなかったキッズもいました。

感光は、午前中は封筒を用いておこないましたが、午後は箱を用いました。箱を用いた方が全体的に成功率が高かったように感じました。

また、薬剤に漬ける際に用いたピンセットは扱いが難しく、一度薬剤に印画紙を落としてしまうとなかなか取れなくなってしまうことがありました。印画紙に小さく折り目をつけて、持ち手を作る工夫などがあればさらに実験がしやすくなるのではないかと思います。

 

記入者

筑波大学生命環境学群生物学類 4年次

須藤裕子

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2017年7月9日 於 筑波大学

●目的
簡単な材料を用いて、蒸気を動力とする船を工作し走らせる。

その仕組みを学び取りながら、それぞれ創意工夫を加えて楽しむ。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 谷口心平、及川健介

午前:キッズ21人/保護者13人
午後:キッズ6人/保護者7人

参加者計: 47人

●所要時間
【午前】
9:30~受付と説明
9:50~ 工作開始

11:00~ 船の創意工夫
11:40~実験終了、まとめ
12:00  後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:00~ 工作開始
15:00~ 船の創意工夫
15:45~ まとめ、解散
16:00  後片付け

●内容
ろうそくの熱で水を水蒸気に変えてそのエネルギーを使って船が進むという簡単な蒸気機関です。水を入れるアルミパイプをまげてボイラーとし、それをろうそく立てのあるスチロールの船に取り付けました。熱が逃げないようアルミ箔で作った覆いを被せて完成です。作った船は実験室のシンクに作った池で実際に走らせました。

 

 

●スタッフ感想
<谷口心平>

ろうそくによる火で熱せられたパイプ内部で水が沸騰することで、体積が変化しその押し出す力によって推進力を得る船の作成をした。基本的な熱機関の形をとっており、火の有る限り動力はつづく。作成してからは「ポニョに出てくる船だー」との気づき何人かからあった。確かに今時ぽんぽん船を知る機会はあまりないだろうと思った。工作はなかなか難易度が高いものだったが、それぞれ巧みに個性的な船をつくりあげていった。創意工夫の時間では脇に浮きをつけてみたり、流線型にしてみたり、エンジンを増やしてみたり、艦を模してみたりと、みていて子ども達の独創的なアイデアに非常に感動させられた。

 

アルミパイプの工作が難易度が高い。廃乾電池を型に利用するが、はじめは単一で軽いカーブを。順に電池を小さくしていくと折れにくい。一箇所を一気に曲げてしまわず何回にもわけて時間をかけて曲げると失敗しにくい。事前の準備では見本の作成と船本体になる発泡スチロールの切り分け。

<及川健介>
ポンポン船を作ることで蒸気機関の仕組みを理解してもらおうという実験でした。やはりアルミパイプを曲げる作業が難所でしたが、予備が2,3本あったため一本目は親に手伝ってもらい二本目は自力で曲げている子供が多く見受けられました。多くのキッズは船が動く仕組みよりもろうそくをつけたり余ったパイプやネームペンで装飾を施すことに興味津々でしたが、一部のキッズや親御さんには船の仕組みについて質問されることがありました。特に、パイプの水が蒸発すると同時に水を吸い込んでいる点はこの実験の本質ですので、質問された私が嬉しくなりました。
船を走らせているときにパイプに触りそうだったキッズが何人か見受けられヒヤッとしました。熱せられたアルミパイプがかなり高温になることは見かけではわかりづらいのであらかじめキッズに伝えることと、火をつけているときはスタッフか親御さんが近くにいることを徹底したいと思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類二年
谷口心平

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2017年6月24日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
ものによって燃えたときの炎の色が大きく異なることを知る。
目に見えるものと見えないものがあり、その一部は炎の色で判別できることを理解する。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 新堀剛史、及川健介、中井彩加

午前:キッズ29人/保護者23人
午後:キッズ7人/保護者4人

参加者計: 63人

●所要時間
【午前】
9:30~    受付と説明
9:45~    ニクロム線で白金耳を作成
10:15~  種々のサランラップで炎色反応実験
11:00~  種々の試薬を用いて炎色反応実験
11:45~  まとめ、解散、片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
13:45~ ニクロム線で白金耳を作成
14:00~ 種々のサランラップで炎色反応実験
14:30~ 種々の試薬を用いて炎色反応実験
15:00~ まとめ、解散、後片付け

●内容
炎色反応といえば「花火」を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、身近にある「サランラップ」でも様々な色の炎を見ることができます。
また、金属元素(の塩化物)を用いた炎色反応の実験は有名ですが、味噌汁の吹きこぼれなど家庭でも本質的には同じ現象を観察することができます。
今回は、白金耳の代わりにニクロム線で作った試験機を利用しましたが、それぞれのメリットやデメリットを考えてみるとよいのではないでしょうか?

ニクロム線耳を使って実験!
ニクロム線耳を使って実験!


あおかったガスバーナーの炎が真っ赤になります


博士のはなしを熱心に聞くキッズたち

●スタッフ感想
<新堀剛史>
サランラップを燃やしたときに、色の違いがあることを自分も今回始めて知り、驚きました。一部のキッズたちは、炎色反応の見られたサランラップ(日立ラップやクレラップ)は炎色反応の見られなかったラップ(イオンのラップ)に比べて、耐熱温度が違うことに気づいたようです。この高温耐熱性のあるラップの成分が炎色反応を示したのかもしれませんね。このような関連性を見出すことにこそサイエンスの本質はあると思うので、ぜひ他の人が気づかなかったようなことにも気づいてメモするなどしてほしいなと感じました。
午前中は、だいぶ多くのキッズに来てもらい、ガスバーナーが数不足気味になってしまい申し訳なかったです。また、前回の記録からも午前人数が多く午後人数が少なかったようで、この会はその傾向があるようなので、次年度以降する方は気をつけていただきたいと思います。

<及川健介>
今回はラップや金属溶液を燃やした時の炎色反応の実験をした。午前は小学校低学年のキッズがたくさん来てくださり、午後は小学校高学年のキッズが午前に比べると少なかったが来てくださった。どちらのキッズも炎の色が変わることに興味津々で実験を進める側としても子供たちの反応が間近に見れて嬉しかった。ガスバーナーになかなか火が点かないアクシデントはあったが、実験開始直前に無事点いてくれて火傷やけがをするキッズもいなかったためよかった。なぜ炎の色が変わるのか質問されたときに親御さんであれば原子のモデルを使って説明できたのだが、キッズに対しては満足のいく説明ができなかったのが心残りである。しかしながら、高校で炎色反応の金属ごとの色を学ぶときや大学で仕組みを理解するときに今回の実験を思い出してくれたら嬉しい。初めてのサイエンスキッズだったが非常にやりがいのある実験を行えた。

<中井彩加>
炎色反応は花火だったり、身近でも見られる反応です。今回は実験的に観察をすることでよく理解してもらえたのではないかと思います。
午前中の会はとても人数が多かったですが、キッズ達の取り組みとしては、火の扱いやきりの扱いに気をつけ、火傷などのケガもなかったので、よかったです。ただ、私個人としては器具の取り扱いなどでミスがあったので、反省点の残る会となりました。
午後の会は人数が少なく、高学年中心に余裕のある会となりました。テキパキと進み、ラップの成分に関する考察などもより発展的に考えながら、時間が余るほどでした。
午後の会は、より詳しく炎色反応を観察し、インターネットで調べた一般的に知られている色と比較したキッズ達もいました。すると、実際に観察して見た時に、一般に知られている色と異なっているものもあったようでした。なぜ異なっているのか、今回の実験条件について考えることが大切だなと思うとともに、実際に実験してみることがすごく大切だなと思いました。
全体的には実験を楽しんでもらいつつ、理解も深めてもらえたように感じ、よかったです。

記入者
筑波大学 理工学群工学システム学類2年
新堀剛史

2017年06月18日 於 筑波大学 天久保池

●目的
単純な道具を使って、工夫しながら釣りを体験する。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 谷口心平、内田麟太郎、宇野友駿

午前:キッズ30人/保護者20人

参加者計: 50人

●所要時間
【午前】
9:15~
9:45~ 池へ移動、説明、ミミズとり
10:00~釣りの開始
11:45~ まとめ、解散
12:30  後片付け

 

●内容
針と釣り糸、糸巻き、農業用篠竹の最低限の装備から、創意工夫をしながら実際に釣りが出来るか体験した。

●スタッフ感想
<谷口心平>

今回の活動では、ミミズを自分たちで確保するところから始まり篠竹に糸をまいてみたりおもりを付けてみたりと、みんなで工夫しながら釣りを楽しんだ。天気は曇り、この時期にしては少し肌寒かったが日差しがない分、楽に活動できた。キッズたちは細い釣り糸の取り扱いやエサとなるミミズへの戸惑いはあった様子だったが、その他はとてものびやかに遊んでいて良かった。魚はブルーギルとブラックバスが釣れた。以前の同企画に比べると数は少ないが、短い時間の中で何度も歓声があがっていた。また今回はとても大きなアオダイショウ発見したり、様々な生き物とも出会うことが出来て楽しかった。企画の最後には水槽代わりの衣装ケースにいれられた魚たちをこどもたちが一生懸命観察している様子が印象的だった。普段の生活ではみることの出来ない生物なので良い経験になっただろうと感じる。

事前の準備として、針、釣り糸、糸巻きの用意をした。駅近くの釣具店で店員さんにききながら35人分をそろえた。その後、他スタッフの二人と協力してそれらを取り付ける作業を2時間ほどかけ行った。また下見として実地でブルーギルを釣ったり、総合D棟の散水栓の使用許可を事務室でうけとるなどした。注意点や釣りのコツなどを当日話せるように準備するとよい。

<内田麟太郎>

今回のサイエンスキッズは「釣りを工夫しよう」というものでした。内容としては、最初に釣りの餌となるミミズをキッズたちに採集してもらい、その後それを使って魚を釣るというものでした。ミミズを捕まえ、それをちぎって小さくしてから針に通すのは、苦手なキッズも多く、素手でミミズが触れないというキッズもいました。近くから平たい石を持ってきて、それを使って切ってみるよう促したところ、かなり楽に切れるようになったようでした。
今回は、昨年などに比べて魚が取りづらかったようでした。今回は二箇所に分かれ、時間ごとに場所を変えるといった形式でしたが、魚よく釣れる場所が限られていて、手前側は特に釣れなかったようです。また、糸を竹竿に括り付ける際、糸が絡まってしまい、かなり時間を取られてしまった人もいました。糸が絡まりにくいような保存の仕方を考えたほうがいいかもしれません。

<宇野友駿>

今回のサイエンスキッズは子供達が竹竿、釣り糸、針だけを使用し工夫して魚を釣ろうというものだった。餌とするミミズを捕まえる事から始めたが自分はミミズがさわれない子が多いのではと思っていたがほとんどの子がさわれていたので驚いた。竹竿に釣り糸をつけるところで仕掛け巻きで仕掛けが絡んでしまい仕掛けを外すことができないという声が多く聞こえた。自分達が仕掛けを仕掛け巻きに巻く時に絡まない様にもっと注意を払っておけば良かったと反省した。自分でおもりを持参している子や、短い木の棒をウキの代わりに使っている子など他にも様々な工夫をしている子が見れて良かったと思う。事前の下見でよく釣れるポイントを見つけていたのだがそのポイントで全員に釣りをさせてあげられなかったのが残念だった。全ての子が釣れたわけでは無かったが、恐らく全員が水槽で魚に触れ合えたと思うのでその点は良かったと思う。芳賀先生の指示を上手く伝えられなかった点や班わけが上手くいかなかった点は反省したい。

記入者
筑波大学 生命学群生物学類2年
谷口心平

2017年5月27日 於 筑波大学

●目的
長方形や台形の箱作りを通して、通常の折り紙とは異なった折り方を実感して楽しむ。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ:吉野葉月、中井彬恵、山本有華

午前:キッズ8人/保護者6人

参加者計: 14人

●所要時間
【午前】
9:~ 受付と説明
10:00~ 正方形の箱作り
11:00~ 台形箱作り
11:50~ まとめ、解散
12:30  後片付け

●内容
まずA3の大きな折り紙で芳賀先生が説明するのを参考にして正方形の箱を折る。
次に台形箱を折り、小さい折り紙でも同じように箱を作ったり、長方形の箱作りにも挑戦していった。スタッフは途中で折り方が分からなくなった子ども達に個別で折り方を説明していった。

【主宰者のひとこと】

昨年度までは,オリガミクスは霞ヶ浦環境科学センターの2階会議室を会場にしていましたが,高齢者運転の機会縮小のため,今回から筑波大学2B棟実験室にしました。ここは教卓ホワイトボードと,キッズ席までの距離感があるので,各実験台机に1人ずつ学生スタッフを配置しました。
内容は,前半が直方体型の箱づくり(日本折紙協会月刊おりがみに「カハガ箱」として記載)で,後半を「台形箱」(未発表)にしました。後者については,最初187mmのおりがみを使い,その後。小さい作品づくりを奨励したところ,折り方が少し雑になりましたが,手の小指にのるくらいのものを作ったキッズもいました。
参加人数が少なかったので,親子同席として親にも同じ体験をしてもらいました。(芳賀)

●スタッフ感想

<吉野葉月>

今回のオリガミクスでは、台形の箱をメインとし、たくさんの箱を作りました。なかなか複雑で、覚えるのが難しいと思っていたのですが、子供達はすぐ覚えて何個も作っていました。また、折り方のメモを取っている子もいて、上手に展開図や立体の図を描いていて、すごいと思いました。
子供ならではの自由な発想をいかし、箱のふたを作ったり、折りたたんでコマにしたりしていました。

 

<中井彬恵>

オリガミクスが普通の折り紙と違う点は、一つ一つ折って形を作っていくのではなく、全て折ってから組み立てるという点です。
どこの折り目を使って目的の立体を作るのか考えるのが肝です。
私達スタッフ達でさえ組み立てるのに苦労しましたが、子どもたちは自分たちでより簡単な組み立て法を考えていました。
折り紙を3等分,5等分,7等分にあるやり方で折って長方形などの箱を作る方法もあり、子ども達には難しいようでしたが親御さんは感心して試行錯誤を繰り返していました。
今回スタッフをやってみて、普通の折り紙とは違うオリガミクスの醍醐味を子ども達に伝える難しさを実感しました。

<山本有華>

少し折り方が難しかったので子どもたちがうまくできるか心配でしたが、一度作ったあと、二回目三回目とすぐに上達して、楽しんで折っていたので良かったです。
サイエンスキッズということで、子どもが科学的な視点で折り紙を折ることができたか、というと少し微妙な面があります。今回の折り紙は最初に折り目をつけて、その折り目に合わせてあとは組み立てるだけという点が、普通の折り紙と異なります。担当テーブルでそのことを伝えましたが、それを子どもたちはあまり気にしてなかったように思います。ただ親御さんは、その点を理解し感心している方が多かったです。
余った折り紙で自由に作る際には、親御さんは箱の蓋を作ったり、長方形の箱に挑戦していましたが、子どもたちの方はなかなかそこまでは理解できず、小さいサイズを折ることに挑戦していました。もう少し科学的な視点を持てるように工夫したほうが良いと思いました。

記入者
筑波大学 理工学群応用理工学類3年
中井彬恵

 

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2017年5月28日 於 筑波山・迎場コース,冒険コース
●目的
筑波山の登山コースを歩きながら、森林・植物・昆虫などの自然観察をする。
●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 杉原翔吉、田村響子
午前:キッズ46人/保護者約60人
午後:キッズ21人/保護者20人
参加者計: 約147人
●所要時間
【午前】
9:00~ 受付と説明
9:40~   つつじヶ丘を出発、コースを歩きながら自然観察
11:35~ 筑波山神社到着、解散

【午後】
13:15~ 受付と説明
13:35~ つつじヶ丘を出発、コースを歩きながら自然観察
15:30~ 筑波山神社到着、解散
●内容

まず芳賀先生から歩く道の説明があった後、午前中は参加者が多かったため、2つの班に分けた。前の班が出発して5分ほど経った後に次の班が出発した。歩いた道は迎場(むかえば)コースと登山道から外れた冒険コースで、木や植物、森林の構造などを観察しながら筑波山神社を目指した。午前中はつくばスタイルの取材があり、記者も同行した。

写真:あずまやの屋根の植生の観察

●スタッフ感想
<氏名>

杉原翔吉

 サイエンス・キッズのこの会には去年も参加していました。去年は黄色く熟していた入り口に生えているモミジイチゴの実が今年はまだ熟していないのを見ると、今年は去年より涼しかったのかもしれません。去年も参加していたキッズIIIの子たちは何か気付いたことがあるでしょうか?

 山道は前々日の雨のせいか濡れていて滑り易くなっていましたが、午前午後通して大きな怪我をする人なく行うことができてよかったなと思います。

 筑波山神社では今年も珍しいマルバクスノキの葉の観察をしました。近くには普通の楠も生えており、去年もでしたが葉っぱの形の違いがおもしろいなと思います。午後は「マルバクスノキとクスノキの葉っぱで大きいのはどちらか?」と質問したキッズがいて、みんなでどうやったら大きさを比べられるか考えました。

 午後の会では途中からハカセにバトンタッチをされ、スタッフ達が解説をしながら山道を歩きました。反省点としては、一つ目に自分が説明するときにどうしてもだんだんと早口になってしまったこと。二つ目にバスの時間に間に合わせようとあまり止まらず、予定より少し早く山を下りてきてしまったことです。午後は午前より人数も少なく、もう少しゆったり構えて出来たらよかったです。
<氏名>
田村響子

 前日は雨で足下が滑りやすくなっていましたが、当日は暑すぎず、山道を歩くには丁度良い天候でした。

 午前中は芳賀先生が前半の班に説明し、スタッフが後半の班に同じ説明をするという流れでした。午後は山道の途中から、スタッフのみで解説、キッズたちの誘導を行いました。

 山道では森林全体の構造や植物種による戦略の差に着目した解説をし、ギンリョウソウや筑波山の固有種であるホシザキユキノシタなども観察することができました。冒険コースは急斜面や細い道を下るコースで、芳賀先生がいらっしゃらない午後は特に心配でしたが、保護者の助けもあり、スムーズに進むことができました。「スタッフより前に行かないように」「順番を崩さないように」という約束をきちんと守ってくれて、キッズたちがとても頼もしかったです。

質問してくれたキッズには説明できたことも、全体に共有しきれなかったところが反省点です。

 

【主催者のひとこと】

薄雲ながら好天に恵まれて山歩きを楽しむことができました。
午前の部では,情報誌”つくばスタイル”の取材があり,つつじヶ丘出発前に,集合場所のレストラン横広場で付添家族もふくめて集合写真を撮りました。例年同様,つつじヶ丘から筑波山神社までのコースを歩きましたが,以前は,ほとんど他人には出会わなかったのに,TX開通後に筑波山の人気が高まって行き交う人々が多くなりました。数か所の観察ポイントでは,登山路をふさがないように気を配りながら話をしなければならず,やりにくさがましました。「ヒノキ森の構造」「四阿屋根の植生」「倒木あとのスポット」などは,年々変化していて,十数年毎年見ている私にはとても興味深い場所ですが,キッズに以前の状態を思い描かせるのが難しくなったところもあります。
午後の部では,私の脚の筋肉疲労でひざのバネが効かなくなり,怪我の恐れが感じられたので、迎え場コースと(通称)冒険コースは学生スタッフに任せて,車で先回りし,男女ノ川徒渉地点で合流しました。(芳賀)

写真:倒木とギャップの観察
記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類2年
田村響子

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2017年月13日 於 妙岐の鼻(茨城県稲敷市)

 

●目的

広大な湿原と、関東では最大級のヨシ原が広がる「妙岐の鼻」で、自然観察を行い、湿地帯特有の植物や野鳥や昆虫と親しむ。

 

●参加者

講師: 芳賀先生

 

スタッフ: 谷口心平

 

午前:キッズ8人/保護者7人

 

参加者計: 15人

 

●所要時間

【午前】

9:40~ 受付と説明

10:10~ 観察舎へ向かう遊歩道の探索

10:30~観察舎到着

10:50~水辺のデッキ、ヨシの根の観察

11:10 まとめ、解散

 

●内容

【野鳥観察ステージにて受付】

雨のためめ開始時刻を10分ほど遅らせた

【芳賀先生からのお話】

自然観察に向けたお話

【遊歩道の探索】

観察小屋までの遊歩道を歩くなかで見つけた生き物を先生が解説しながら小屋まで進み、到着後、同様にしてステージまで戻った。ヘラオオバコやヨシの特徴、オオヨシキリとカッコウの託卵、植物寄生性の昆虫(エノキカイガラジラミ)などを学んだ。

・主宰者のひとこと

朝、現地に向かう途中、空が急に暗くなり、次いで叩きつけるようなゲリラ豪雨になって、高速の標識の見極めが出来ず、出口を見落とすなどのトラブルもあって、「小雨実施」の範疇を超えたため、その後やや小降りになったとはいえ、参加者がいないのではないかと危惧したが、時間になると1台、また1台とキッズをのせた車が到着しら予定の半数以下であったが、時間通りに遊歩道を歩くことが出来た。雨はは降りやまず、傘を差しての探索になっても前回、前々回に比べて数は少なかったもののオオヨシキリやコジュリンの鳴き声も聞くことができ、ヨシの葉笛を鳴らしながら、楽しく歩けた。さすがに、咲く花も虫たちもほとんど限られ、よく出会うアオダイショウも姿がなかった。老朽化で立ち入りが禁止されている木道も、足元を確かめながら水辺まで歩き、他所では見ることが難しいヨシの根やそこに打ち寄せる波に耐える自然の護岸なども見せることができた。晴れていればヨシ原に踏み込んで観察できることも、雨が降りやまないため、省略せざるを得ず、早めに終了、解散することにしたが、キッズたちはそれでもみな楽しげに、つぎつぎに質問をぶつけてきてくれた。(芳賀)

 

●スタッフ感想

<谷口>

ピークは過ぎていたが、探索中は雨が降り続けた。しかし、子供たちはものともせず途中教わったヨシ笛をコレクションしながら元気よく、湿原を進んでいた。少人数で回ったので場の混乱などもなく安全に探索を終了した。またつくば市へ戻る道中、芳賀先生から「雨の日こそ植物の観察に適している」とのお話を頂いた。以前の生物学類長から聞いたお話とのことで、「雨の日は昆虫などが落ち着くので、普段以上に植物の姿がよく見える」そうだ。すると、当日はまさに植物の観察日和だったのかも知れないと思った。

 

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類二年

谷口心平

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