芳賀サイエンスラボ

Archive for the ‘キッズII’ Category

2017年7月17日 於 筑波大学 2D503

 

●目的

昔の技術である白黒写真(白黒フィルム、モノクロフィルム)の原理を学ぶ。

 

●参加者

講師:芳賀和夫

スタッフ:須藤裕子、椎名瞳

 

午前:キッズ38人/保護者25人

午後:キッズ12人/保護者8人

 

参加者合計:83人

 

●所要時間

【午前】

9:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

10:00~ 暗箱の作成

10:30~ 現像や使用溶液の説明

10:40~ 撮影、現像作業

11:20~ 撮影、現像作業(2回目)

12:00 終了

 

【午後】

13:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

14:00~ 暗箱の作成

14:30~ 現像や使用溶液の説明

14:40~ 撮影、現像作業

15:20~ 撮影、現像作業(2回目)

16:00 終了

 

●内容

・写真とは、フィルムと印画紙の説明

科学技術の発達により、白黒写真は見られなくなり、スマートフォンやデジタルカメラを用いたデジタル撮影が多くなってきている。今回のサイエンスキッズでは、昔によく使われた技術であるフィルム撮影を体験する。

今回の実験で使った印画紙には、薄い膜に臭化銀(AgBr)の細かい粒子を含んでおり、光があたると光るエネルギーで臭化銀が銀と臭素に分解され、銀の黒い粒子ができる。このフィルムに銀の黒い粒子がついた状態を潜像という。

この潜像をくっきりと浮かび上がらせる作業を現像と呼んでいる。現像では、生成した銀のわりの未反応の臭化銀をさらに分解して、銀の量をさらに増やしていく。このとき、光がたくさんあたった部分(元写真の白い部分)は反応が早くすすみ、銀が増えるため黒くなる。一方、光があまりあたらなかった部分(元写真の黒い部分)は銀が増えず白っぽくなる。現像の他にも、臭化銀の科学反応を止める停止、感光しなかった部分の物質を取り除く定着、現像~定着の物質を洗う水洗の作業も行った。

・暗箱の作成

印画紙に光があたって化学反応が起こらないように、光を遮断する暗箱を黒の画用紙、箱などで作成した。

 

・撮影、現像作業

暗箱から印画紙と元写真(ネガ)を取り出して5~10秒ほど蛍光灯の光をあてて撮影を行った。

現像作業では、現像、現像停止、定着、水洗の順に行った。

 

●スタッフ感想

<須藤裕子>

今回は白黒写真の原理を学びました。デジタル撮影が主流な中、白黒写真の撮影方法にイメージがつかない、慣れない様子のキッズが多かったように感じましたが、きちんと撮影できているキッズが多くて良かったです。

反省点としては、2点ほどあります。1つは、午前中は暗箱として黒い画用紙から封筒を作成したのですが、封筒の開け閉めの際に光があたってしまい本来の光をあてる時間よりも長く光があたったために印画紙の反応が進んでしまったキッズが何人かいました。午後では暗箱として小さな箱を用いたため撮影に失敗したキッズが少なかったので、どのような暗箱を使用するか考えるべきでした。2つ目に、現像のときに使ったピンセットの扱いが難しく、現像液に浸ける時間が長くなってしまったキッズがいました。そのため、ピンセットで現像を行う際には印画紙の端に折り目をつけておくなど工夫をすればいいと思いました。

 

<椎名瞳>

今回は印画紙を使って写真の原理を体感しました。印画紙に像が浮かび上がる瞬間のキッズ達は興味津々でとても楽しそうでした。印画紙に像が浮かび上がる仕組みや、フィルムカメラのネガとポジの関係を体感することが楽しくできたのではないかと思います。

一方で、うまく感光ができていなかったり、薬剤に漬ける時間が適切でなかったためか、3回中1回も成功しなかったキッズもいました。

感光は、午前中は封筒を用いておこないましたが、午後は箱を用いました。箱を用いた方が全体的に成功率が高かったように感じました。

また、薬剤に漬ける際に用いたピンセットは扱いが難しく、一度薬剤に印画紙を落としてしまうとなかなか取れなくなってしまうことがありました。印画紙に小さく折り目をつけて、持ち手を作る工夫などがあればさらに実験がしやすくなるのではないかと思います。

 

記入者

筑波大学生命環境学群生物学類 4年次

須藤裕子

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2017年07月16日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
簡単な弦楽器の仕組みを知る。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ:筑波大学管弦楽団の皆さん

 

●所要時間
【午前】9:30~12:00

【午後】13:30~16:00

●内容
簡単な弦楽器の工作、弦楽器の仕組みを学びます。カッターナイフやキリを使うため、怪我のないように気をつけます。

●スタッフ感想

・前半怪我をしないように気をつけるあまり時間をかけ過ぎてしまった

・進みの早い子と遅い子の手伝いかたの配分に気をつける

・カッターやキリは使い終わった時は脇によけておく/先生の説明中は手の届かないところに退けておく

・作業の早い子を他の子の前で「早いね」褒めそうになってしまった。急いで雑にならないように別の言葉で。

・弦の取り付けが子供達には難易度が高かった。摩擦が増やせると楽になると思う

・事前にタイムシフトをもう少しはっきりと知っておきたかった

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
杉原翔吉

 

2017年6月24日 於 霞ヶ浦環境科学センター

●目的
ものによって燃えたときの炎の色が大きく異なることを知る。
目に見えるものと見えないものがあり、その一部は炎の色で判別できることを理解する。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 新堀剛史、及川健介、中井彩加

午前:キッズ29人/保護者23人
午後:キッズ7人/保護者4人

参加者計: 63人

●所要時間
【午前】
9:30~    受付と説明
9:45~    ニクロム線で白金耳を作成
10:15~  種々のサランラップで炎色反応実験
11:00~  種々の試薬を用いて炎色反応実験
11:45~  まとめ、解散、片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
13:45~ ニクロム線で白金耳を作成
14:00~ 種々のサランラップで炎色反応実験
14:30~ 種々の試薬を用いて炎色反応実験
15:00~ まとめ、解散、後片付け

●内容
炎色反応といえば「花火」を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、身近にある「サランラップ」でも様々な色の炎を見ることができます。
また、金属元素(の塩化物)を用いた炎色反応の実験は有名ですが、味噌汁の吹きこぼれなど家庭でも本質的には同じ現象を観察することができます。
今回は、白金耳の代わりにニクロム線で作った試験機を利用しましたが、それぞれのメリットやデメリットを考えてみるとよいのではないでしょうか?

ニクロム線耳を使って実験!
ニクロム線耳を使って実験!


あおかったガスバーナーの炎が真っ赤になります


博士のはなしを熱心に聞くキッズたち

●スタッフ感想
<新堀剛史>
サランラップを燃やしたときに、色の違いがあることを自分も今回始めて知り、驚きました。一部のキッズたちは、炎色反応の見られたサランラップ(日立ラップやクレラップ)は炎色反応の見られなかったラップ(イオンのラップ)に比べて、耐熱温度が違うことに気づいたようです。この高温耐熱性のあるラップの成分が炎色反応を示したのかもしれませんね。このような関連性を見出すことにこそサイエンスの本質はあると思うので、ぜひ他の人が気づかなかったようなことにも気づいてメモするなどしてほしいなと感じました。
午前中は、だいぶ多くのキッズに来てもらい、ガスバーナーが数不足気味になってしまい申し訳なかったです。また、前回の記録からも午前人数が多く午後人数が少なかったようで、この会はその傾向があるようなので、次年度以降する方は気をつけていただきたいと思います。

<及川健介>
今回はラップや金属溶液を燃やした時の炎色反応の実験をした。午前は小学校低学年のキッズがたくさん来てくださり、午後は小学校高学年のキッズが午前に比べると少なかったが来てくださった。どちらのキッズも炎の色が変わることに興味津々で実験を進める側としても子供たちの反応が間近に見れて嬉しかった。ガスバーナーになかなか火が点かないアクシデントはあったが、実験開始直前に無事点いてくれて火傷やけがをするキッズもいなかったためよかった。なぜ炎の色が変わるのか質問されたときに親御さんであれば原子のモデルを使って説明できたのだが、キッズに対しては満足のいく説明ができなかったのが心残りである。しかしながら、高校で炎色反応の金属ごとの色を学ぶときや大学で仕組みを理解するときに今回の実験を思い出してくれたら嬉しい。初めてのサイエンスキッズだったが非常にやりがいのある実験を行えた。

<中井彩加>
炎色反応は花火だったり、身近でも見られる反応です。今回は実験的に観察をすることでよく理解してもらえたのではないかと思います。
午前中の会はとても人数が多かったですが、キッズ達の取り組みとしては、火の扱いやきりの扱いに気をつけ、火傷などのケガもなかったので、よかったです。ただ、私個人としては器具の取り扱いなどでミスがあったので、反省点の残る会となりました。
午後の会は人数が少なく、高学年中心に余裕のある会となりました。テキパキと進み、ラップの成分に関する考察などもより発展的に考えながら、時間が余るほどでした。
午後の会は、より詳しく炎色反応を観察し、インターネットで調べた一般的に知られている色と比較したキッズ達もいました。すると、実際に観察して見た時に、一般に知られている色と異なっているものもあったようでした。なぜ異なっているのか、今回の実験条件について考えることが大切だなと思うとともに、実際に実験してみることがすごく大切だなと思いました。
全体的には実験を楽しんでもらいつつ、理解も深めてもらえたように感じ、よかったです。

記入者
筑波大学 理工学群工学システム学類2年
新堀剛史

2017年5月27日 於 筑波大学

●目的
長方形や台形の箱作りを通して、通常の折り紙とは異なった折り方を実感して楽しむ。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ:吉野葉月、中井彬恵、山本有華

午前:キッズ8人/保護者6人

参加者計: 14人

●所要時間
【午前】
9:~ 受付と説明
10:00~ 正方形の箱作り
11:00~ 台形箱作り
11:50~ まとめ、解散
12:30  後片付け

●内容
まずA3の大きな折り紙で芳賀先生が説明するのを参考にして正方形の箱を折る。
次に台形箱を折り、小さい折り紙でも同じように箱を作ったり、長方形の箱作りにも挑戦していった。スタッフは途中で折り方が分からなくなった子ども達に個別で折り方を説明していった。

【主宰者のひとこと】

昨年度までは,オリガミクスは霞ヶ浦環境科学センターの2階会議室を会場にしていましたが,高齢者運転の機会縮小のため,今回から筑波大学2B棟実験室にしました。ここは教卓ホワイトボードと,キッズ席までの距離感があるので,各実験台机に1人ずつ学生スタッフを配置しました。
内容は,前半が直方体型の箱づくり(日本折紙協会月刊おりがみに「カハガ箱」として記載)で,後半を「台形箱」(未発表)にしました。後者については,最初187mmのおりがみを使い,その後。小さい作品づくりを奨励したところ,折り方が少し雑になりましたが,手の小指にのるくらいのものを作ったキッズもいました。
参加人数が少なかったので,親子同席として親にも同じ体験をしてもらいました。(芳賀)

●スタッフ感想

<吉野葉月>

今回のオリガミクスでは、台形の箱をメインとし、たくさんの箱を作りました。なかなか複雑で、覚えるのが難しいと思っていたのですが、子供達はすぐ覚えて何個も作っていました。また、折り方のメモを取っている子もいて、上手に展開図や立体の図を描いていて、すごいと思いました。
子供ならではの自由な発想をいかし、箱のふたを作ったり、折りたたんでコマにしたりしていました。

 

<中井彬恵>

オリガミクスが普通の折り紙と違う点は、一つ一つ折って形を作っていくのではなく、全て折ってから組み立てるという点です。
どこの折り目を使って目的の立体を作るのか考えるのが肝です。
私達スタッフ達でさえ組み立てるのに苦労しましたが、子どもたちは自分たちでより簡単な組み立て法を考えていました。
折り紙を3等分,5等分,7等分にあるやり方で折って長方形などの箱を作る方法もあり、子ども達には難しいようでしたが親御さんは感心して試行錯誤を繰り返していました。
今回スタッフをやってみて、普通の折り紙とは違うオリガミクスの醍醐味を子ども達に伝える難しさを実感しました。

<山本有華>

少し折り方が難しかったので子どもたちがうまくできるか心配でしたが、一度作ったあと、二回目三回目とすぐに上達して、楽しんで折っていたので良かったです。
サイエンスキッズということで、子どもが科学的な視点で折り紙を折ることができたか、というと少し微妙な面があります。今回の折り紙は最初に折り目をつけて、その折り目に合わせてあとは組み立てるだけという点が、普通の折り紙と異なります。担当テーブルでそのことを伝えましたが、それを子どもたちはあまり気にしてなかったように思います。ただ親御さんは、その点を理解し感心している方が多かったです。
余った折り紙で自由に作る際には、親御さんは箱の蓋を作ったり、長方形の箱に挑戦していましたが、子どもたちの方はなかなかそこまでは理解できず、小さいサイズを折ることに挑戦していました。もう少し科学的な視点を持てるように工夫したほうが良いと思いました。

記入者
筑波大学 理工学群応用理工学類3年
中井彬恵

 

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2017年5月28日 於 筑波山・迎場コース,冒険コース
●目的
筑波山の登山コースを歩きながら、森林・植物・昆虫などの自然観察をする。
●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 杉原翔吉、田村響子
午前:キッズ46人/保護者約60人
午後:キッズ21人/保護者20人
参加者計: 約147人
●所要時間
【午前】
9:00~ 受付と説明
9:40~   つつじヶ丘を出発、コースを歩きながら自然観察
11:35~ 筑波山神社到着、解散

【午後】
13:15~ 受付と説明
13:35~ つつじヶ丘を出発、コースを歩きながら自然観察
15:30~ 筑波山神社到着、解散
●内容

まず芳賀先生から歩く道の説明があった後、午前中は参加者が多かったため、2つの班に分けた。前の班が出発して5分ほど経った後に次の班が出発した。歩いた道は迎場(むかえば)コースと登山道から外れた冒険コースで、木や植物、森林の構造などを観察しながら筑波山神社を目指した。午前中はつくばスタイルの取材があり、記者も同行した。

写真:あずまやの屋根の植生の観察

●スタッフ感想
<氏名>

杉原翔吉

 サイエンス・キッズのこの会には去年も参加していました。去年は黄色く熟していた入り口に生えているモミジイチゴの実が今年はまだ熟していないのを見ると、今年は去年より涼しかったのかもしれません。去年も参加していたキッズIIIの子たちは何か気付いたことがあるでしょうか?

 山道は前々日の雨のせいか濡れていて滑り易くなっていましたが、午前午後通して大きな怪我をする人なく行うことができてよかったなと思います。

 筑波山神社では今年も珍しいマルバクスノキの葉の観察をしました。近くには普通の楠も生えており、去年もでしたが葉っぱの形の違いがおもしろいなと思います。午後は「マルバクスノキとクスノキの葉っぱで大きいのはどちらか?」と質問したキッズがいて、みんなでどうやったら大きさを比べられるか考えました。

 午後の会では途中からハカセにバトンタッチをされ、スタッフ達が解説をしながら山道を歩きました。反省点としては、一つ目に自分が説明するときにどうしてもだんだんと早口になってしまったこと。二つ目にバスの時間に間に合わせようとあまり止まらず、予定より少し早く山を下りてきてしまったことです。午後は午前より人数も少なく、もう少しゆったり構えて出来たらよかったです。
<氏名>
田村響子

 前日は雨で足下が滑りやすくなっていましたが、当日は暑すぎず、山道を歩くには丁度良い天候でした。

 午前中は芳賀先生が前半の班に説明し、スタッフが後半の班に同じ説明をするという流れでした。午後は山道の途中から、スタッフのみで解説、キッズたちの誘導を行いました。

 山道では森林全体の構造や植物種による戦略の差に着目した解説をし、ギンリョウソウや筑波山の固有種であるホシザキユキノシタなども観察することができました。冒険コースは急斜面や細い道を下るコースで、芳賀先生がいらっしゃらない午後は特に心配でしたが、保護者の助けもあり、スムーズに進むことができました。「スタッフより前に行かないように」「順番を崩さないように」という約束をきちんと守ってくれて、キッズたちがとても頼もしかったです。

質問してくれたキッズには説明できたことも、全体に共有しきれなかったところが反省点です。

 

【主催者のひとこと】

薄雲ながら好天に恵まれて山歩きを楽しむことができました。
午前の部では,情報誌”つくばスタイル”の取材があり,つつじヶ丘出発前に,集合場所のレストラン横広場で付添家族もふくめて集合写真を撮りました。例年同様,つつじヶ丘から筑波山神社までのコースを歩きましたが,以前は,ほとんど他人には出会わなかったのに,TX開通後に筑波山の人気が高まって行き交う人々が多くなりました。数か所の観察ポイントでは,登山路をふさがないように気を配りながら話をしなければならず,やりにくさがましました。「ヒノキ森の構造」「四阿屋根の植生」「倒木あとのスポット」などは,年々変化していて,十数年毎年見ている私にはとても興味深い場所ですが,キッズに以前の状態を思い描かせるのが難しくなったところもあります。
午後の部では,私の脚の筋肉疲労でひざのバネが効かなくなり,怪我の恐れが感じられたので、迎え場コースと(通称)冒険コースは学生スタッフに任せて,車で先回りし,男女ノ川徒渉地点で合流しました。(芳賀)

写真:倒木とギャップの観察
記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類2年
田村響子

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2017年月13日 於 妙岐の鼻(茨城県稲敷市)

 

●目的

広大な湿原と、関東では最大級のヨシ原が広がる「妙岐の鼻」で、自然観察を行い、湿地帯特有の植物や野鳥や昆虫と親しむ。

 

●参加者

講師: 芳賀先生

 

スタッフ: 谷口心平

 

午前:キッズ8人/保護者7人

 

参加者計: 15人

 

●所要時間

【午前】

9:40~ 受付と説明

10:10~ 観察舎へ向かう遊歩道の探索

10:30~観察舎到着

10:50~水辺のデッキ、ヨシの根の観察

11:10 まとめ、解散

 

●内容

【野鳥観察ステージにて受付】

雨のためめ開始時刻を10分ほど遅らせた

【芳賀先生からのお話】

自然観察に向けたお話

【遊歩道の探索】

観察小屋までの遊歩道を歩くなかで見つけた生き物を先生が解説しながら小屋まで進み、到着後、同様にしてステージまで戻った。ヘラオオバコやヨシの特徴、オオヨシキリとカッコウの託卵、植物寄生性の昆虫(エノキカイガラジラミ)などを学んだ。

・主宰者のひとこと

朝、現地に向かう途中、空が急に暗くなり、次いで叩きつけるようなゲリラ豪雨になって、高速の標識の見極めが出来ず、出口を見落とすなどのトラブルもあって、「小雨実施」の範疇を超えたため、その後やや小降りになったとはいえ、参加者がいないのではないかと危惧したが、時間になると1台、また1台とキッズをのせた車が到着しら予定の半数以下であったが、時間通りに遊歩道を歩くことが出来た。雨はは降りやまず、傘を差しての探索になっても前回、前々回に比べて数は少なかったもののオオヨシキリやコジュリンの鳴き声も聞くことができ、ヨシの葉笛を鳴らしながら、楽しく歩けた。さすがに、咲く花も虫たちもほとんど限られ、よく出会うアオダイショウも姿がなかった。老朽化で立ち入りが禁止されている木道も、足元を確かめながら水辺まで歩き、他所では見ることが難しいヨシの根やそこに打ち寄せる波に耐える自然の護岸なども見せることができた。晴れていればヨシ原に踏み込んで観察できることも、雨が降りやまないため、省略せざるを得ず、早めに終了、解散することにしたが、キッズたちはそれでもみな楽しげに、つぎつぎに質問をぶつけてきてくれた。(芳賀)

 

●スタッフ感想

<谷口>

ピークは過ぎていたが、探索中は雨が降り続けた。しかし、子供たちはものともせず途中教わったヨシ笛をコレクションしながら元気よく、湿原を進んでいた。少人数で回ったので場の混乱などもなく安全に探索を終了した。またつくば市へ戻る道中、芳賀先生から「雨の日こそ植物の観察に適している」とのお話を頂いた。以前の生物学類長から聞いたお話とのことで、「雨の日は昆虫などが落ち着くので、普段以上に植物の姿がよく見える」そうだ。すると、当日はまさに植物の観察日和だったのかも知れないと思った。

 

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類二年

谷口心平

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Posted on: 2017年5月14日

2017年5月5日 於 筑波大学

●目的

土壌動物を観察し、親しむ

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 山本有華、大熊美桜、中井彩加(キッズスタッフのOBの方が補助に入ってくださりました)

キッズ11人、キッズの兄弟2人/保護者15人

参加者計: 28人

●所要時間
【午前】

9:30~受付

9:45~土壌動物に関するお話

10:00~ツルグレンファンネルの作成

10:50~採集(筑波大学内、虹の広場と一ノ矢学生宿舎の間にて)

12:10~装置に土をセット

12:30~お昼休憩

【午後】

13:40~観察

15:00~解散、片付け

●内容

大学構内の林で土を採り、ツルグレンファンネルを用いて土壌中の虫を50%エタノールの中に落とし、実体顕微鏡を用いて観察した。ミミズ、トビムシ、ダニ、ヤスデ、コムカデなど多くの種類の生き物を観察することができた。

【主宰者のひとこと】
毎年,改良を重ねてきたキッズ個人用の簡易ツルグレンファンネルはようやく完成形になりました。園芸用ポットスタンドに深型で目の粗いミニバスケット(いずれも百均)を使い,スタンドとバスケットの口径の調節に底を抜いたアルミ箔皿を置き,,黒いB4画用紙にコピーした展開図を切り抜いて漏斗状に組み立てました。
工作を終えた後,大学構内兵太郎池近くの雑木林に行って,使い捨てゴム手袋で,チャック付ポリ袋(34×24cm)に半分くらいの,主にA層の林床土壌を採取しました。それを実験室に持ち帰ってミニバスケットに入れてセットし,光源+熱源に実習用の白熱電灯を照射して,約50%EtOHを入れたプラ容器を漏斗下に置きました。こうして昼食休憩の間に土壌動物を抽出しました。これで,約1時間という短い抽出時間でも50種類程度を見ることができました。観察には主に双眼実体顕微鏡を使い,ルミルーペも補助的に,また光源として利用しました。
今回,たまたま連休で帰省中の,元サイエンス・キッズで筑波大医学群卒業の内科医師が飛び入りスタッフで,手助けしてくれました。(芳賀)

●スタッフ感想
<大熊美桜>

今回初めて参加しましたが、自分にとっても勉強になることが多く、充実していました。去年の反省を見ると、土壌生物の同定が難しかったという意見が多かったので少し予習して臨んだのですが、それでもやはり同定はなかなか難しかったです。もっと予習していけばよかったと思いましたし、ゾウムシやトビムシが載っている写真付きの図鑑(またはハンドブックなど)を持って行けば分かりやすくてよかったとも思いました。また、観察のの為に土壌生物をピンセットでつまんで移動させているうちに潰してしまい、観察がしにくくなっている人も多かったので、もっとスポイトを勧めればよかったです。

ですが、観察には一人一台顕微鏡があたり、各々自由に観察できていてよかったと思います。保護者の方や、一緒に来た弟妹さんも楽しめていたようでした。私自身も土壌生物により興味がわいたので、参加してよかったです。ありがとうございました。

<山本有華>

最初、土壌動物について詳しくなかったので少し不安でしたが、事前講習とキッズたちに配布された資料を使って、キッズたちといっしょに土壌動物たちを特定することができました。

まず実験装置作りですが、キッズたちは手早くできていました。土壌採集のとき、外に出てみんなはしゃいでいました。実際には適当にとっても小さい虫がたくさん存在するのですが、虫を取ろうとみんな夢中になっていました。実験室に戻り、採集した土壌を実験装置にセットすると早くも落ちてくる虫がいて興味津々でした。昼食後、顕微鏡を使っての観察の際には資料を基に虫の特定に真剣に取り組んでいました。新しい虫が見つかると、その子の顕微鏡をのぞきにみんな集まってきて、いい雰囲気でした。飽き始めたキッズが少し出てきたころには親御さんたちが顕微鏡をのぞいて夢中になっていました。親子で楽しめる内容だと思いました。そして、私自身も楽しませていただきました。

 

<中井彩加>

土壌動物は、一般的に気持ち悪いといった感想を持つ方も多く、嫌われていたりしますが、森や里山など様々な環境で土壌中の栄養を維持するといった、とても大切な役割を果たしています。今回は、キッズのみなさんがこれは何だろうと、土壌動物にすごく興味を持ってくれた様子が見られよかったです。こういった日の当たることの少ない生物たちのとこももっとよく知ってもらえるとよいと思います。

個人的に同定は好きな作業なので、私が凝ってしまって、ついていけないキッズもいたかもしれません。反省もありますが、同定の作業に、なぞを解き明かして行くようなワクワク感を感じてくれたキッズがいたらうれしいです。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類4年

中井彩加

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