芳賀サイエンスラボ

Archive for the ‘キッズII’ Category

2017年2月26日 於 筑波大学

●目的
普段は目に見えない放射線を目に見える形にして実感する

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ:轡田圭又、谷口友梨

午前:キッズ18人/保護者10人
午後:キッズ4人/保護者4人

参加者計: 36人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 霧箱工作の説明、工作開始
11:15~ 外に出て放射線量の測定
12:00~ まとめ、解散

【午後】
13:30~ 受付、工作開始
14:15~ 解説
15:00~ 外に出て放射線量の測定
15:30~ まとめ、解散

●内容

放射線が見えるような装置である、霧箱を実際に工作しました。
霧箱はアルコールの蒸気で満たした箱では、放射線が放出されるとその周囲が瞬時に結露するので白い煙のような形で観察することができました。

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後半では、外のいろいろな場所での放射線量を測定しました。

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●スタッフ感想
<谷口友梨>
今回のイベントでは、言葉では聞いたことがあっても実際に見ることはできない放射線を実感する実験ができました。霧箱では放射線が見えた時にキッズが喜んでいる姿が印象的でした。また、後半に外に出て放射線量を測定した時にも、キッズたちが思い思いの場所の放射線量を測定しましたが、どこが数値が高い場所か考えながらいろいろなところで測定していて良かったと思いました。今回、霧箱を制作する時にドライアイスを用いましたが、今回のイベントの内容とは別にドライアイスにも興味を持っていたので、イベントの趣旨に関わらず、様々なことに興味をもつ、キッズたちの様子も印象的でした。今回のイベントで興味を持ったことをさらに掘り下げてほしいと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
谷口友梨

2017年1月29日 於 筑波大学

●目的
『ガードナーの楽しい実験』という本には、たくさんの種類の実験が載っている。この中のいくつかの実験を実際にやってみよう。身のまわりにある現象や身近なものを使って楽しい実験がたくさんできることを知ろう。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 今村優希、杉原翔吉、吉野葉月

午前:キッズ26人/保護者20人

参加者計:50人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
9:40~ スタッフによる実験
11:00~ 芳賀先生による実験
11:50~ まとめ、解散

●内容
ガードナーの実験という本に載っている実験を芳賀先生と各スタッフで行いました。詳細は以下です。身近にあるものを使った小さな実験のオンパレードでした。

芳賀先生…駒の模様、まわると模様は?・ガードナーのドラゴン

今村優希…コルクを中央で浮かばせる・不思議なマッチの頭・光の屈折・不思議な絵

杉原翔吉…上手に楕円をかく・塩コショウからコショウだけをとりだす・結び目を作る・踊る10円玉

吉野葉月…氷を紐で持ち上げる?・ヘアピンで1カ所?2カ所?

●スタッフ感想
<今村優希>
今回は、芳賀先生に加え、スタッフ自身もガードナーの実験を紹介する回でした。びっくりするような面白い実験ばかりで、子供達も楽しんでいたように思います。後半になると子供達も集中力がなくなってきたかなと思うのですが、見せる実験をメインにすることで、飽きることなく楽しめていました。「表面張力」「光の屈折」などのキーワードを出すと、知ってるー!と反応してくれたり、パッと原理を説明してくれたりするキッズまでいて感心しました。このイベントを通し、いろいろな実験で1つの事象を見ることができたかなと思います。また芳賀先生の実験では、まだメカニズムが未解明な面白い実験を行い、科学の伸びしろがまだまだ残されているということも知ることができました。忙しいながらも充実した1日になっていれば嬉しいです。

<吉野葉月>
今回は、はじめに学生スタッフで実験を各テーブルに分かれて行いました。私が行った実験は、「塩をつかって氷を糸で持ち上げる実験」と「感覚の鋭いところ・鈍いところを見つけるという実験」をしました。前者の実験では、塩だけでなく砂糖でもやってみました。ほとんどの子供が成功することができ、冬なのにちょっと冷たい実験に興味深々でした。反省点は、この原理の説明がうまくできなかったことです。凝固点降下の話を、子供達に解るように説明するのは、とても難しいと思ったので、今回は事実として覚えてもらうことにしました。後者の実験は、細い棒で腕と指先に2本か1本(2本の時は、4mm程度離して)、肌に触れさせ、目をつぶって何本か当てる実験です。腕は感覚が鈍いので、1本か2本か判断がなかなかできませんが、指先は感覚が鋭いので、すぐに判別できます。子供たちは、お父さんに試してみたり、本数を増やしてみたり、顔や足など場所を変えてみたり、思った以上に盛り上がりました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類2年
吉野葉月

タグ:

2016年12月23日 於 筑波大学

●目的
特別オープン企画!
わずか2-3段のピラミットを組み合わせ変形することで体積(ブロックの数)を数える法則を見つけ、クフ王のピラミッド(およそ100段)の体積をはかろう!

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 新堀 剛史、平山夏樹

午前:キッズ14人/保護者8人
午後:キッズ8人/保護者9人

参加者計: 39人

●所要時間
【午前】
9:15~ 受付
9:40~   ピラミッドと立体図形の説明
10:00~ 5段ピラミッドの製作
10:50~ 3段ピラミッドを組み合わせて直方体にする方法の説明
11:00~ 3段ピラミッド(×6)の製作、組み立て
11:45~ クフ王のピラミッドの体積の算出
12:00 後片付け

【午後】
13:20~ 受付
13:40~ ピラミッドと立体図形の説明
14:00~ 5段ピラミッドの製作
15:00~ 3段ピラミッドを組み合わせて直方体にする方法の説明
15:10~ 3段ピラミッド(×6)の製作、組み立て
15:45~ クフ王のピラミッドの体積の算出
16:00 片付け

●内容

はじめに、はかせからエジプトやメキシコにあるピラミッドについてのお話と直方体や四角錐などの立体図形の説明がありました。r0100371

その後、5段のピラミッドの製作!

ブロックは1cm角で細かく、集中が必要な作業です。接着のための両面テープの効果的な貼り方も各自考えます。r0100387

3段×6のピラミッド作りは、数が多いので大変です。しかし、工夫してどんどんと作っていくキッズもいました。r0100399

6個できたら組み立てて直方体にします。このとき、右手と左手のように違う形にならないとうまく組み合わさりません。r0100386

そのあと、直方体の組み方の説明や百段ピラミッドの計算をしました。

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少人数でしたが、とても充実していたと思います。

 

●主宰者の一言

このテーマは,根上生也先生(横浜国立大教授)の著書「人に教えたくなる数学」をヒントに,小学生向きに考えたものです。1辺1cm の木の立方体ブロックを使ってピラミッドを組み立て,ピラミッドが何段になってもブロックの数を計算できることを知ってほしいと思ったのです。
最初,5段のピラミッドを作り,その後,3段の変形ピラミッドを6つ組み合わせて直方体にして,ピラミッドの段数と直方体の大きさの関係を考え,それを大きなクフ王ピラミッドに当てはめて,その石の数を計算しました。
年末,悪天候ということもあったでしょうが,参加者数が申込数の半数以下にとどまって,材料費が回収できず,大赤字になったのは残念ですが,子どもも親も一生懸命に作業や計算をしていて,とても良い雰囲気でした。(芳賀)

 

●スタッフ感想
<平山夏樹>
ピラミッドの模型の製作に想像した以上に時間がかかった印象でした。今回は低~中学年のキッズが多かったこともありますが、各自で100段のピラミッドの体積を式を用いて求める段階までは進めませんでした。キッズたちは芳賀先生の話を聞いて、木のブロックを効率よく接着できていました。ピラミッドの模型の完成に個人差が出てしまうので、早く作り終わったキッズにはピラミッドの各パーツを使った面白い遊びを教えるなどして対処しました。3段の変形ピラミッドを組み合わせるときに苦労したキッズもいたので、スタッフが丁寧に教えました。文字を含む計算式は中学生向けなので今回の参加者には理解が難しかったと思いますが、模型を製作するだけでもキッズには楽しんでもらえたと思います。

<新堀剛史>
はじめてのスタッフリーダーとしての参加だったが、いちいち動きが掴めずにもたついてしまった。平山さんの助けのおかげでなんとか無事終わることが出来たが、もう少し全体が見えるようにならなきゃなと思った。 内容は一見簡単に見えるが実は奥深く、しかも細かい作業を伴うので、集中力やパズル力がいるレベルの高いものであった。しかも最後に導き出される式:(1/6)n(n+1)(2n+1)は高校2年で二乗和の公式として習うものなのだ。しかし、ピラミッドの体積という観点からこの式を導くのは大変面白く、様々な楽しみ形のできる会だったと思う。  午前午後とも、予想より進度が遅く内容を消化しきれなかった。そのため、ご家庭で段数を増やしたり減らしたりして、段数と体積の関係を調べてもらえるとさらに理解が深まると思う。

 

記入者
筑波大学 理工学群工学システム学類1年
新堀 剛史

タグ:

2016年12月11日 於 霞ヶ浦環境センター

 

  • 目的

一枚の紙から五芒星と六芒星を作る。クリスマスの飾りにもなる。

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  • 参加者

講師: 芳賀先生

 

スタッフ: 今村 優希、久保友汰、杉原翔吉

 

午前:キッズ14人/保護者7人

 

参加者計:21人

 

  • 所要時間

【午前】

9:30~ 受付

9:40~ 正三角形の折り方、六芒星の製作

10:30~五芒星の製作

11: 20~ 自由製作時間

11:50~ まとめ、解散

12:30  後片付け

 

  • 内容

まずは一枚の折り紙から正三角形を折りだす方法を芳賀先生が説明しました。正六芒星は正立と倒立の二つの正三角形が重なった形をしています。ただもちろん二つの折り紙を重ねるわけではなく、一枚の折り紙から正六芒星を折りました。芳賀先生と一緒に折った後、各自もう一つ正六芒星を折りました。img_0683

次に正五芒星を折りました。星の頂点は36°であり、この角度をどう作るかが問題になります。先生が小学生たちにも簡単に折ることができる近似の36°を得る方法を紹介してくださいました。これも先生と一緒に折り進めた後、二つ目以降は自分のちからで追っていました。img_0685

  • 主宰者のひとこと

1正方形用紙から六角星(正六点星,ダビデの星)と五角星(正五点星,ペンタグラム)を作りました。星作品はクリスマスツリーにも使えるかとこの時期に設定してあります。全員,この両方ともサイズを変えながら複数作ることができましたが,最小は1cm 未満のものもありました。

六-,五-ともに,当初予定していたことの一部を解説し忘れてしまいました。六点星では正方形内に正立位置で正三角形を作ると余り部分ができます。この余り幅を正三角形内に折り返すと1辺の6分の1に近似する(やや短い)ので,誤差を承知の上,作品にしました。正確には正方形の横幅を狭めて折らなければならないのですが,技術的に難しいのでやりませんでした。

五点星では,最初に36° を折る際に近似値を使った簡易法でやりましたが高学年生や大人向けには sin 18° = (√5-1) / 4 を数学的に正確に折る方法があることを提示し忘 れました。(芳賀)

 

  • スタッフ感想

<今村優希>

今回は高学年の子が多かったこともあり、みんなきちんと星を完成させていました。キッズが親御さんに教えているような場面も見られ、親子で楽しく作れていたかなと思います。いち早く完成させてイラストを描いているような子供もいれば、ずれないようにキチッと丁寧に折すすめているキッズもいて、性格が折り紙に表れているようで楽しく見ていました。三平方の定理を習うのはまだまだ先だとは思いますが、勉強したときに思い出して、また今と違った楽しみを見出してもらえたらなと思います。スタッフも一緒に、楽しくオリガミクスで遊ばせていただきました。ありがとうございました!

 

<久保友汰>

今回は一枚の紙から五芒星と六芒星を作りました。

はじめに六芒星を製作しました。

六芒星は1つの角が60度であるため、60度を作るために正三角形を考え、60度を作りました。

五芒星は1つの角が36度であるため180度を5つに分ける作業を行い36度を作りました。

中学生のキッズはしっかりと何を行っているかを確認しながら作業をしており数学等への利用が期待できるような回であったと感じました。

 

<杉原翔吉>

正方形の折り紙一枚から60°や36°などの角度をどうやって作り出すのか、非常に興味深かったです。前回参加したオリガミクス「ひと味違う3:4かざぐるま」では紙の特性を生かした「たとう折り」というものを多用したのですが、今回のオリガミクスはどちらかというと幾何の側面がより強いのかなと感じました。

そのためか、今回の折り紙は前よりも正確さが必要でした。前は多少折り方が適当でも神のしなやかさでかざぐるまの形になりましたが、今回はずれると最後にきれいな形になってくれないことが多くあります。教室が始まってからもサンプルの大きな正六芒星が完成せず悪戦苦闘していたのが僕ですが、結局最初の正三角形の頂点が爪の先程ずれていたことが原因でした。

キッズ達も苦戦しているところがみられましたが、みんな何度か練習すればきっときれいに星が折れるようになります。クリスマスまでに練習してツリーをきれいに飾りましょう。

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類1年

杉原翔吉

11月3日(木/休)サイエンス・キッズ

「モーターを使った電子工作をしてみよう」

会場:筑波大学 2B503 実験室

午前の部: 9:30-12:00
午後の部: 13:30-16:00

  • 目的
    • ブレッドボードの使って電子回路工作を行う
    • 電子部品の使い方を知る
    • 自分の手で動くおもちゃをつくってみる

 

●参加者

講師: 芳賀先生、大久保

スタッフ:藤井、新堀、大久保

午前:キッズ22人/保護者15人 午後:キッズ13人/保護者11人

参加者計: キッズ35人/保護者26人

  • 所要時間

【午前】

9:10~9:40 受付

9:40~10:50 LED点灯回路 + 基礎知識

10:50~ トランジスタ

11:50~ 振動モータ

【午後】

13:10~13:40 受付

13:40~14:30 LED点灯回路 + 基礎知識

14:30~ トランジスタ

14:50~ 振動モータ

 

  • 内容

電子回路工作を行う際に使用する基本的な部品数種類の使い方を覚えて、モータで動くおもちゃの工作を行う。

詳細な資料はこちら-> https://drive.google.com/drive/folders/0B8_L4LqLscVocXo5V1hWZkpKNm8

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  • スタッフ感想

<藤井>

今回は事前学習をせず、当日も流れをスタッフの一同で確認できておらず、大久保くんのフォローをスタッフとしてこなせていなかったと反省しております。次回以降は当日の流れを大まかでも把握し、しっかりこなせたらなと思います。
ブレッドボードを用いた電子工作でしたが、一箇所隣にずれてしまっていたり、ダイオードが逆になってしまっている子がたくさんいたのですが、指で指しても間違えが伝わらず、スタッフが修正してしまいました。子供にもっと問題解決のために、何が間違っているのか考えてもらう時間があってもよかったかなと思っています。
子供の頃からこのような電子工作に触れる機会があるのは羨ましいです。電子工作の存在すら知らず、大学生になって焦って遊び始めた僕ですが、自作するのは大変ですが、ある程度はわかるようになってくるものです。難しいから嫌だと屈せず、一緒に学びましょう!
<新堀>
<大久保>
 今回は、ブレッドボードを用いて振動モータを動かす回路をつくりました。抵抗、トランジスタ、フォトトランジスタなど普段の生活で目にしたことがないような電子部品を様々に組み合わせて、暗くなるとLEDが点灯する回路だったり、振動モータが動く回路などを作成しました。
ブレッドボードを用いて電子回路工作をすると、やけどやはんだ付けの間違いの心配がなく気軽に工作が楽しめます。
世の中に売っている電気を使った製品の中には、今回学んだ部品をつかって回路を少し発展させたようなものがたくさんあります。
このような電子回路工作が好きで、趣味にしている人のことを「Maker」といいます。「Maker」は、すべての人が思いのままに、あらゆるテクノロジーを遊び、いじくり、改造することを楽しんでいます。

みなさんも、調べながら、聞きながら、間違いながら、試行錯誤をして、いろいろな電子回路をつくってみましょう! Let’s Making!

電子回路の世界を少しだけでも覗いたことがあると、いつか電気を扱ったり、機械を扱ったりするときに、きっと何かの役に立つかもしれません。
キッズのみんなの中には、今回の電子回路工作が楽しかった子、なんだかよくわからなかった子、楽しくなかった子、いろいろいると思います。僕が一番嬉しいのは、今回の体験をしたことで、みんなに、 ああ、電子回路や、電気を使ったものって、こういう小さな部品が何個も組み合わされて動いているのかなぁと、なんとなく感じてもらえることです。
みんなが大人になる頃には、今では想像がつかないような素晴らしいモノ、面白いモノが生まれているでしょう。そんな時に、ふと、これってどうなっているのだろうか、どうやって出来ているのだろうか、と考えることのきっかけになれていたらとっても嬉しいです。
執筆者
おおくぼ
タグ:

2016年9月22日 於 筑波大学

●目的
水の中にいる小さい生きものを集める道具を工夫して作り、その道具で池から採ってきたものを調べます。

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 渡辺ありさ、齋藤翠、田村響子

午前: キッズ27人/保護者21人
午後: キッズ13人/保護者9人
参加者計: 70人

●所要時間
【午前】
9:40~  受付、先生挨拶、説明「プランクトンとは」
9:55~  プランクトンネットの作り方説明
10:20~ プランクトンネット作成
11:00~ 採集方法説明、プランクトン採集
11:30~ 顕微鏡の使い方説明、プランクトン観察
12:00~ 片付け
12:40  完全解散

【午後】
13:10~ 受付
13:30~ 先生挨拶、説明「プランクトンとは」
13:45~ プランクトンネットの作り方説明
14:00~ プランクトンネット作成
14:55~ 採集方法説明、プランクトン採集
15:20~ 顕微鏡の使い方説明、プランクトン観察
16:00~ 片付け
16:20  完全解散

●内容
プランクトンとはどのような生物か説明。入手が容易な材料でプランクトンネット作成。天の川上流の池にてプランクトン採集。顕微鏡を使用し、採集したプランクトン観察。

〈プランクトンネットの材料〉
・500 mlペットボトル(できれば断面が四角形のものが良い) 1本
・三角コーナーのネット 1枚
・化粧水用の容器 1個
・アルミ皿 1個
・ビニールテープ
・両面テープ
・ビニール紐 約4 m
・ビー玉 1個
・はさみ、錐

〈プランクトンネットの作り方〉
(1)アルミ皿の底を抜く。
(2)底を抜いたアルミ皿に、両面テープで三角コーナーのネットを接着し、さらにビニールテープで固定する。
(3)ペットボトルの上部を切り取る。
(4)三角コーナーのネットの、アルミ皿を取り付けたのとは反対側の端を切り取り、ペットボトルの上部を(2)と同じ要領で固定する。
(5)ペットボトルの口の部分に、ふたを取った化粧水用の容器をはめ込み、ビニールテープで固定する。
(6)アルミ皿の直径の2倍のビニール紐を2本用意する。
(7)アルミ皿の縁に向かい合うように4カ所穴を開け、(6)の紐を向かい合う穴に通し、皿の縁に結ぶ。
(8)残りのビニール紐を、(7)の紐が交差する部分に結びつける。
(9)化粧水用の容器におもりのビー玉を入れる。

【主宰者のひとこと】
池の水の中に小さい生きものがいっぱいいることを知るために,(ア)プランクトン・ネットを自作して,(イ)池に持って行って採ってくる。(ウ)それを顕微鏡で調べる,という作業は,2時間半では時間が足りませんでした。以前は,午前中に(ア)と(イ)をやって,午後を(ウ)に当てるという1日コースでやりましたが,今回は参加希望人数が多く,顕微鏡の台数もあって半日交替にしたため。(ウ)の時間が不十分でした。しかし,工作も,雨の降る中での採集も検鏡も,とても楽しく面白かったと言ってくれる人もいて,所期の目的は得られたかと思います。
プランクトン・ネットは,従来の部品が品薄で数が足りず,急遽,仕様を変えることになったため,スタッフの事前講習ができなかったことも影響したかもしれません。ネット部分は「台所用の水切りネット(ストッキング型)」,口金部分は「アルミ深皿(12cmφ 底を抜く)」,回収容器は「30ml 丸肩透明プラスチック詰め替え容器」で,いずれも百円ショップで購入しました。容器にはおもり用にビー玉を入れました。ネットと容器の接続部分としてペットボトルの肩までの口部分を使いました。ペットボトルは工作しやすい角形を主に使いました。なお,これらの部品とネットとの接続には細い両面テープとビニールテープを使いました。このプランクトンネットには3m くらいのひもを着け,その一端を足首に巻いて,投げ込んだときの逸失に備えました。
工作を要領よくできれば,もう少し検鏡時間が取れて,半日コースでも十分可能であると感じました。(芳賀)

●スタッフ感想
〈渡辺ありさ〉
プランクトンネットの作り方について、ギリギリに決まったものの、
去年より作りやすく、こどもが自分の力で作ることができたのでよかったと思います。
十分に自分で採ったサンプルを観察することができたのではないでしょうか。
顕微鏡のピントの合わせるのは大人でも慣れてないと難しいので、
今回もシールを使ってピントを合わせる方法を行いましたが、
うまく説明できずに終わってしまい申し訳なかったです。
この季節の天の川は植物プランクトンの中ではゴレンキニアが優占していました。
季節や場所によって観察できる植物プランクトンの種も変わってくるので、
今回のプランクトンネットで採取して植物プランクトンの多様性を感じてもらえると嬉しいです。

〈田村響子〉
雨が降る中でしたが参加者が多く、顕微鏡でプランクトンを見るという、なかなかできない体験を楽しみにしていることが伺えました。
工作では、キッズだけでは難しい部分も、保護者が上手くサポートしていました。
観察では、顕微鏡のピントが合わず、苦戦するキッズが多くいましたが、ピントを合わせるところだけ手伝うと、プレパラートを好きに動かし、観察を楽しんでいるようでした。ストローでサンプルを採取するのが難しかったようなので、スポイトがあると良いと思います。微生物の種類を尋ねられても、大まかな分類しか答えられなかったところが反省点です。ワムシの仲間、緑藻の一種、珪藻の一種などを観察することができましたが、プランクトンをなかなか見つけられないキッズもいたので、あらかじめ数種のプランクトンを用意しておくのも良いかと思いました。
長時間のイベントでしたが、集中を切らすことなく参加してくれて、素晴らしかったです。

記入者
筑波大学生命環境学群生物資源学類1年
田村響子

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2016年9月3日 於 森林総合研究所
●目的
森の歩き方を学んだり、樹木や昆虫に親しむ

●参加者
講師: 芳賀先生、井上先生
スタッフ: 中井彩加
午前:キッズ18人/保護者15人
参加者計: 30人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~園内の散策
11:30~室内展示の見学
12:00 解散

●内容
園内を散策し、カエデの仲間の葉のシルエット当てクイズやコナラの仲間を探したり、井上先生のご案内で園内を巡りながらアリや葉っぱのにおいをかいだり、ムクロジ(無患子)の実をせっけんにして手を洗ったりしました。

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【主宰者のひとこと】

森林総合研究所構内の樹木園で行うこの回は,同所多摩森林科学園の井上大成さんにご協力いただいています。今回も,フシボソクサアリの観察,カツラのマルトースの匂い,ニオイヒバと隣にある木のサワラとの葉の匂いのちがい,サワラトとヒノキの葉裏の白いアルファベットXY,ムクロジの実のサポニンなど,いろいろなお話しと体験がありました。
芳賀はカエデ属 Acer の11種類の葉のシルエットプリントを渡して,実物と絵合わせをして名前を知るパズルとコナラ属 Quercus の8種類を比較する実習をやりました。後者も絵合わ せにしたいと思いました。
その後,森の展示ルームに移動して展示物を見たり感覚を体験したりしました。また,昆虫調査に使う自動採集装置マレーゼトラップなどについても実演紹介していただきました。
井上さんには,イスノキの葉などにつく虫こぶ(ゴール)から抽出される物質(タンニン)によってインクが着色する様子を,キッズそれぞれに文字や図を描いた「隠し絵」に抽出液をスプレーするとはっきり着色する実験も指導していただきました。(芳賀)

●スタッフ感想
<中井彩加>

カエデのシルエットクイズは判別が難しいものや、見つけにくいものがあったのですが、全問正解のキッズがたくさんいて、キッズたちのよく観察する能力を感じました。生き物を分類するとなると、例えばハエなどでは翅に生えているとても小さな毛の本数が重要になるなど、些細なことも観察して見分ける能力が重要になってきます。今回のクイズで生き物を分類するということの初歩を学んでもらえたのではないかと思いました。全体的に人数もそれほど多くなく、特に問題もなく回を終えることができてよかったです。私自身もキッズたちとともに井上さんから森についてたくさんのことを学ばせていただきました。木や虫について知らないことは無数にあって、もっと学びたいと思いました。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年
中井彩加


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