芳賀サイエンスラボ

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2017年2月4日 於 筑波大学

 

●目的

色の光(LED)をコップに入れて、いろいろと混ぜるとコップはきれいな色のジュースで満たされます。光に影を作ってみると、その色もおもしろいよ。

 

●参加者

講師:芳賀和夫、久保利加子(おもしろ・ふしぎ実験隊)

スタッフ:須藤裕子、平山夏樹

午前:キッズ25人/保護者16人

参加者合計:45人

 

●所要時間

【午前】

9:30~ 受付と説明

10:00~ 光のジュースの説明

10:20~ 光のジュース作成、色の影作成

10:50~ LEDランタン作成

12:00~ 片づけ、解散

 

●内容

1:光のジュースは何でできている?

赤・青・緑のLEDを組み合わせてみたり、1色のみを紙コップの中にいれてどのような色の光のジュースができるか実験をしました。

 

2:さまざまな色の影をつくる(ゲーテの実験)

光のジュースの実験の応用としてさまざまな色の光をあて、その影の色を見ました。

 

3:LEDランタンの作成

赤・青・緑のLEDと紙コップを組み合わせたものに様々な形に型取った紙をあてはめ、その形が光として出るようにLEDランタンを作成しました。

 

写真① 1:完成した光のジュース一例

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写真② 1:光のジュースを作成し、久保さんに説明を受けているキッズ

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写真③ 3:完成したLEDランタン一例

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写真④ 3:LEDランタンができあがり照らしている様子

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●スタッフ感想

<平山夏樹>

今回は久保利加子さんによる進行で、スタッフの主な仕事は当日朝の準備と実験・工作材料の配付でした。LEDを扱うこの回は実験室の照明を付けたり消したりすることが多いので、スタッフ一人は常に照明を操作できる位置にいる必要があります。久保さんが用意してくださった準備物の量が多かったため、当日の朝は迅速かつ丁寧な準備作業が求められました。2時間半という時間に対して内容が盛りだくさんだったため、キッズとっては非常に充実した回だったと思います。しかし、進行ペースが早いため久保さんの指示を聞き逃してしまうキッズも見受けられました。スタッフの事前講習を行わなかったため、イベント本番で久保さんの指示内容を把握して、それを聞き逃してしまったキッズに伝達する必要性を大いに感じました。

 

<須藤裕子>

今回のサイエンスキッズは、サイエンスキッズの母ともいえる「おもしろ・ふしぎ実験隊」の久保さんに講師としておこしいただき、LEDを用いたさまざまな実験を行いました。普段みている白色の光が赤・青・緑の光からできることを見たキッズは、非常に興味深い様子で実験をやっている姿を見れてよかったです。また、ゲーテの実験では自分から鉛筆を立てる位置を変えたら見える影はどうなるんだろうと進んで実験をしているキッズもいて、その好奇心旺盛な様子と熱心さに感心しました。

また、会の最後では2月4日はハカセこと芳賀先生の誕生日ということで、部屋を暗くしLEDランタンをつけてハカセと2月生まれのキッズや保護者の方を一緒にお祝いしました。暗い室内にキッズたちの作ったたくさんのLEDランタンが光っている様子はとてもきれいで感動しました。キッズやその保護者、そしてスタッフの私自身も楽しめた会で非常に良かったです。

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類3年

須藤裕子

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2016年12月23日 於 筑波大学

●目的
特別オープン企画!
わずか2-3段のピラミットを組み合わせ変形することで体積(ブロックの数)を数える法則を見つけ、クフ王のピラミッド(およそ100段)の体積をはかろう!

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 新堀 剛史、平山夏樹

午前:キッズ14人/保護者8人
午後:キッズ8人/保護者9人

参加者計: 39人

●所要時間
【午前】
9:15~ 受付
9:40~   ピラミッドと立体図形の説明
10:00~ 5段ピラミッドの製作
10:50~ 3段ピラミッドを組み合わせて直方体にする方法の説明
11:00~ 3段ピラミッド(×6)の製作、組み立て
11:45~ クフ王のピラミッドの体積の算出
12:00 後片付け

【午後】
13:20~ 受付
13:40~ ピラミッドと立体図形の説明
14:00~ 5段ピラミッドの製作
15:00~ 3段ピラミッドを組み合わせて直方体にする方法の説明
15:10~ 3段ピラミッド(×6)の製作、組み立て
15:45~ クフ王のピラミッドの体積の算出
16:00 片付け

●内容

はじめに、はかせからエジプトやメキシコにあるピラミッドについてのお話と直方体や四角錐などの立体図形の説明がありました。r0100371

その後、5段のピラミッドの製作!

ブロックは1cm角で細かく、集中が必要な作業です。接着のための両面テープの効果的な貼り方も各自考えます。r0100387

3段×6のピラミッド作りは、数が多いので大変です。しかし、工夫してどんどんと作っていくキッズもいました。r0100399

6個できたら組み立てて直方体にします。このとき、右手と左手のように違う形にならないとうまく組み合わさりません。r0100386

そのあと、直方体の組み方の説明や百段ピラミッドの計算をしました。

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少人数でしたが、とても充実していたと思います。

 

●主宰者の一言

このテーマは,根上生也先生(横浜国立大教授)の著書「人に教えたくなる数学」をヒントに,小学生向きに考えたものです。1辺1cm の木の立方体ブロックを使ってピラミッドを組み立て,ピラミッドが何段になってもブロックの数を計算できることを知ってほしいと思ったのです。
最初,5段のピラミッドを作り,その後,3段の変形ピラミッドを6つ組み合わせて直方体にして,ピラミッドの段数と直方体の大きさの関係を考え,それを大きなクフ王ピラミッドに当てはめて,その石の数を計算しました。
年末,悪天候ということもあったでしょうが,参加者数が申込数の半数以下にとどまって,材料費が回収できず,大赤字になったのは残念ですが,子どもも親も一生懸命に作業や計算をしていて,とても良い雰囲気でした。(芳賀)

 

●スタッフ感想
<平山夏樹>
ピラミッドの模型の製作に想像した以上に時間がかかった印象でした。今回は低~中学年のキッズが多かったこともありますが、各自で100段のピラミッドの体積を式を用いて求める段階までは進めませんでした。キッズたちは芳賀先生の話を聞いて、木のブロックを効率よく接着できていました。ピラミッドの模型の完成に個人差が出てしまうので、早く作り終わったキッズにはピラミッドの各パーツを使った面白い遊びを教えるなどして対処しました。3段の変形ピラミッドを組み合わせるときに苦労したキッズもいたので、スタッフが丁寧に教えました。文字を含む計算式は中学生向けなので今回の参加者には理解が難しかったと思いますが、模型を製作するだけでもキッズには楽しんでもらえたと思います。

<新堀剛史>
はじめてのスタッフリーダーとしての参加だったが、いちいち動きが掴めずにもたついてしまった。平山さんの助けのおかげでなんとか無事終わることが出来たが、もう少し全体が見えるようにならなきゃなと思った。 内容は一見簡単に見えるが実は奥深く、しかも細かい作業を伴うので、集中力やパズル力がいるレベルの高いものであった。しかも最後に導き出される式:(1/6)n(n+1)(2n+1)は高校2年で二乗和の公式として習うものなのだ。しかし、ピラミッドの体積という観点からこの式を導くのは大変面白く、様々な楽しみ形のできる会だったと思う。  午前午後とも、予想より進度が遅く内容を消化しきれなかった。そのため、ご家庭で段数を増やしたり減らしたりして、段数と体積の関係を調べてもらえるとさらに理解が深まると思う。

 

記入者
筑波大学 理工学群工学システム学類1年
新堀 剛史

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10月30日 於 霞ヶ浦環境科学センター

 

●目的

家庭にあるもので科学実験を行う。

 

●参加者

講師: 芳賀先生
スタッフ:大久保維人、須藤裕子

午前: キッズ9人、保護者7人
午後: キッズ20人、保護者16人
参加者計: 52人

 

●所要時間

【午前】
9:30~ 受付と説明
10:10~ 水圧と大気圧 実験
11:00〜 各実験
12:00  片付け、解散
【午後】
13:30~ 受付と説明
14:10~ 水圧と大気圧 実験
15:00〜 各実験
16:00  片付け、解散

 

●内容

<水圧と大気圧の実験>
小さいサイズのプラスチックコップに水を入れていき、表面張力で表面が盛り上がっている状態にし、コップの上にプラ板を置いた。
その後、それらを持ち上げたり、上下逆さまににして、水がこぼれないことや、コップを持ち上げられることを確認した。このとき、プラスチックコップのサイズを大きくしてみたりした。

 

<物理の実験(強い橋をつくってみよう)>
A4のコピー用紙を折って、橋を作った。それをプラスチックコップの左右にビニールひもをテープで取り付けおもり入れを作り、おもりにみたてた電池を入れておもりがいくつ入るか調べた。

 

<植物の種の模型作り>
紙や梱包材を用いて風によって飛ばされる種子(今回はカエデとアルソミトラ)の模型を作成した。また、模型を参考にしてどのような設計ならばよく飛ぶか、よく飛ばないかを模索した。

 

<3Dメガネで作品をつくろう>
3Dメガネにセロハンテープを無作為にはったプラスチックの板をはさみ、光の屈折を利用した芸術作品をつくった。

 

(写真)家庭用品で科学実験 会の様子

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●主宰者からのひとこと

この日は,スタッフ学生それぞれが自分で考えた実験を持ち寄る慣わしになっていて,当日,どのような実験が飛び出すのか,私にも楽しみな回になっています。今年のスタッフは2人で,ちょうどそれぞれの専門分野に関係がある題材でした。その内容はリーダーの報告文に任せるとして,私の実験についてひとこと付け加えたいと思います。私の実験の主題は「大気圧」です。子どもたちと同じように自分でもびっくりの結果にふしぎな感じを持ちました。文具売り場で透明で固い下敷きを買ってきます。それを縦横約10cm の四角にカットして,中心に電線支持用の小さい金具をつけます。これはワイヤーステッカーという商品名で売っています。裏紙をはがして接着できます。電線をはさむ舌状の部分を持ちやすい角度にして,たったこれだけの物なのに,驚きの実験ができます。からのプラコップにかぶせると吸い付いたようにコップが持ち上がります。コップに水を入れても持ち上がります。水を満杯にしても持ち上がります。水ではなくおもり(単三電池の廃品)をはいるだけ(14個)入れても大丈夫です。原理は解説しません。「調べ学習」の習慣が付いて欲しいからです。

 

●感想

<大久保雅人>
今回のサイエンスキッズでは、家庭用品で実験ということで、下敷きとコップと水を使った大気圧の実験、植物の種の飛び方を模した工作、一枚の紙で強い橋を作ってみようなど 数種類の実験を行いました。
午前中と午後の人数に大きな差があったため、午後は急遽授業の進め方を変更したりとバタバタした点もありましたが、どれもキッズたちの興味を惹く実験ができて安心しました。
今回の実験では、大気圧、流体、モノの強度など、どれも物理よりの実験だったので統一感があったのではないかと思いました。
A4用紙1枚を折って橋を作ってみる実験では、約1kgのおもりを支える橋が作成できたキッズがいて、私も驚かされました。
キッズたちに配る物品の配置や、水を使った実験を行うので、水を服などにこぼさないかということにあまり気を配れていなかった点は反省点です。

 

<須藤裕子>
今回のサイエンスキッズでは、普段の会とは異なりスタッフからもキッズたちに実験を教えるというものでした。私は風によって飛ばされる種子の模型作りとして、カエデとアルソミトラ(ウリ科の仲間)の模型を一緒に作りました。アルソミトラの模型は梱包材を使ってグラインダー状に切り抜くため、キッズたちにとってもわかりやすかったのですが、カエデの模型を作る際、紙をあまり馴染みのない組み立て方でやったためキッズにとって自力で模型を完成するのが難しそうに見えました。そのため、事前によく教え方を見直してみたりすればよかったと反省しております。また、午前中はキッズの人数も少なかったため、どのような羽(どのように切り抜けば)ならばよく飛ぶかといった創意工夫の時間を設けられたのですが、午後はキッズの人数が多く、実験のための時間も少なかったために工夫する時間がほとんど確保することができなかったのが残念でした。

 

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物学類 3年
須藤裕子

11月3日(木/休)サイエンス・キッズ

「モーターを使った電子工作をしてみよう」

会場:筑波大学 2B503 実験室

午前の部: 9:30-12:00
午後の部: 13:30-16:00

  • 目的
    • ブレッドボードの使って電子回路工作を行う
    • 電子部品の使い方を知る
    • 自分の手で動くおもちゃをつくってみる

 

●参加者

講師: 芳賀先生、大久保

スタッフ:藤井、新堀、大久保

午前:キッズ22人/保護者15人 午後:キッズ13人/保護者11人

参加者計: キッズ35人/保護者26人

  • 所要時間

【午前】

9:10~9:40 受付

9:40~10:50 LED点灯回路 + 基礎知識

10:50~ トランジスタ

11:50~ 振動モータ

【午後】

13:10~13:40 受付

13:40~14:30 LED点灯回路 + 基礎知識

14:30~ トランジスタ

14:50~ 振動モータ

 

  • 内容

電子回路工作を行う際に使用する基本的な部品数種類の使い方を覚えて、モータで動くおもちゃの工作を行う。

詳細な資料はこちら-> https://drive.google.com/drive/folders/0B8_L4LqLscVocXo5V1hWZkpKNm8

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  • スタッフ感想

<藤井>

今回は事前学習をせず、当日も流れをスタッフの一同で確認できておらず、大久保くんのフォローをスタッフとしてこなせていなかったと反省しております。次回以降は当日の流れを大まかでも把握し、しっかりこなせたらなと思います。
ブレッドボードを用いた電子工作でしたが、一箇所隣にずれてしまっていたり、ダイオードが逆になってしまっている子がたくさんいたのですが、指で指しても間違えが伝わらず、スタッフが修正してしまいました。子供にもっと問題解決のために、何が間違っているのか考えてもらう時間があってもよかったかなと思っています。
子供の頃からこのような電子工作に触れる機会があるのは羨ましいです。電子工作の存在すら知らず、大学生になって焦って遊び始めた僕ですが、自作するのは大変ですが、ある程度はわかるようになってくるものです。難しいから嫌だと屈せず、一緒に学びましょう!
<新堀>
<大久保>
 今回は、ブレッドボードを用いて振動モータを動かす回路をつくりました。抵抗、トランジスタ、フォトトランジスタなど普段の生活で目にしたことがないような電子部品を様々に組み合わせて、暗くなるとLEDが点灯する回路だったり、振動モータが動く回路などを作成しました。
ブレッドボードを用いて電子回路工作をすると、やけどやはんだ付けの間違いの心配がなく気軽に工作が楽しめます。
世の中に売っている電気を使った製品の中には、今回学んだ部品をつかって回路を少し発展させたようなものがたくさんあります。
このような電子回路工作が好きで、趣味にしている人のことを「Maker」といいます。「Maker」は、すべての人が思いのままに、あらゆるテクノロジーを遊び、いじくり、改造することを楽しんでいます。

みなさんも、調べながら、聞きながら、間違いながら、試行錯誤をして、いろいろな電子回路をつくってみましょう! Let’s Making!

電子回路の世界を少しだけでも覗いたことがあると、いつか電気を扱ったり、機械を扱ったりするときに、きっと何かの役に立つかもしれません。
キッズのみんなの中には、今回の電子回路工作が楽しかった子、なんだかよくわからなかった子、楽しくなかった子、いろいろいると思います。僕が一番嬉しいのは、今回の体験をしたことで、みんなに、 ああ、電子回路や、電気を使ったものって、こういう小さな部品が何個も組み合わされて動いているのかなぁと、なんとなく感じてもらえることです。
みんなが大人になる頃には、今では想像がつかないような素晴らしいモノ、面白いモノが生まれているでしょう。そんな時に、ふと、これってどうなっているのだろうか、どうやって出来ているのだろうか、と考えることのきっかけになれていたらとっても嬉しいです。
執筆者
おおくぼ
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2016年10月8日 於 陸平貝塚

●目的
貝塚やそこから出土する物について観察し、学ぶことで縄文人について想像してみる

●参加者
講師: 芳賀先生、馬場先生

スタッフ: 須藤裕子、中井彩加

午前キッズ17人/親17人

午後キッズ8人/親5人

参加者計: 47人

●所要時間
【午前】

9:40~陸平貝塚の発掘調査に関するビデオ鑑賞

10:00~展示室の見学

10:30~実際に貝塚へ行き調査

12:00解散

 

【午後】

13:40~陸平貝塚の発掘調査に関するビデオ鑑賞

14:00~展示室の見学

14:30~実際に貝塚へ行き調査

16:00解散

 

●内容
三浦村文化財センターで貝塚の調査についてや出土する物についてビデオや展示室で学んだ後、実際に貝塚へ行きどんなものがあるのか観察を行った。さまざまな種類の貝殻や土器などが観察でき、どんなものなのか、そこからどんなことが考えらえるのかなどを学んだ。

 

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主宰者のひとこと】

当日は,〈ところにより雨が強く降る〉という予報でしたが,実施しました。開始前の受付時から弱い雨が降ったり止んだりで,ときどき傘を広げましたが,予定どおりの進行で,午前の部を終えました。今回は美浦村文化財センターの職員,馬場信子さんが付き添ってくれて,いろいろな解説を聞かせてくれました。
ところが、午前の部を解散した後の昼の時間に空が一段と暗くなり、可成り激しい雨が降り出しました。当日連絡用の芳賀の携帯に,実施か中止かといういくつもの問い合わせが来ましたので、たとえ野外での活動ができない状態になるとしても文化財センター内でできることをやるので来てくれるように応えました。その場合、未整理の発掘収蔵品をお借りして、貝の種類の分類などをやらせていただけない考えていました。
しかし、予習を兼ねた発掘調査の記録ビデオを見せていただいているうちに、空が明るくなり、激しい雨は通り過ぎてくれたので、午前の部と同様に午後の部も野外で行うことができました。なお、馬場さんに収蔵品の閲覧について尋ねてみたところ、実施の数日前に申し出があれば、実習用の貝や土器破片を準備することはできる、ということでした。次回には「雨番組」として収蔵品を活用させていただくことも考えたいと思いました。 (芳賀)

●スタッフ感想
<須藤裕子>
「古代人は何を食べた?」の会では、美浦村にある陸平貝塚にて行われました。実際に貝塚に行き、古代人が食べたであろう貝殻の破片や使用された土器の一部を探したのですが、キッズが見つける量も種類も想像以上に多くてビックリしました。

また貝塚の貝殻や土器にばかり目を向けるのではなく、貝塚に向かう途中でバッタやコオロギ、カエルなどを見つけては「この子はオスかな?メスかな?」といった好奇心旺盛な姿も見れてうれしかったです。

天気予報では雨模様であり現地も一時は雨が降っておりましたが、貝塚に到着するときには晴れていて貝殻や土器を探す作業をすることができてほっとしました。

 最後に、個人的な話ではありますが、今回の会を通して人生で初めて生の貝塚を見ることができたこと、スタッフという立場でありながらキッズと一緒に芳賀先生や馬場先生といった素晴らしい先生達より貝塚について学べられたことは非常に良かったと思っております。

<中井彩加>

今回のサイエンスキッズは雨が降る中でしたが、住居や、多くの土器や貝からたくさんのことを学ぶことができたと思います。私も貝塚に行くのは初めてで、キッズたちとともにたくさんのことを学ばせていただきました。貝の種類から古代の人がどんな食事をしていたのかや、土器の模様からいつごろのものかわかるといったことにキッズたちとともに感心していました。サイエンスキッズでは普段、科学をメインテーマに扱っているので、歴史に触れる機会は少ないですが、今回の体験を通して、歴史を学ぶためにも、見方や思考だったり、測定法に関する技術などに科学的な視点が多く用いられていることを感じました。キッズたちの多くは科学に興味があり、イベントに参加してくれていると思いますが、科学的な思考や視点はどんな場面でも役立つので、学んだことをいつも心に留めて置いてほしいなと思いました。

 
記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年

中井彩加

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2016925日 於 栃木県、鬼怒水辺観察緑地

●目的
アカトンボを採集し、観察する。観察を通してアカトンボについて知る。

 

●参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 相澤良太、須藤裕子

午前:キッズ23人/保護者17人

参加者計: 40人

 

●所要時間

【午前】
9:30~ 受付と虫網の組み立て

9:40~ 説明
9:50~ アカトンボ採集
10:40~ アカトンボの紹介
11:50~ まとめ、説明
12:00  解散

 

●内容

組み立て式の虫網を使いアカトンボの採集をし、観察した。観察の時には、写真のアルバムフィルムにはさむことで観察をよりやりやすく行った。会の最初では、芳賀先生の説明によりトンボの翅の模様や形によって種が同定できることを教わった。今回の会でみられたトンボとして、アキアカネ、ナツアカネ、マイコトンボ、ギンヤンマなどが挙げられる。なお、真岡市指定の天然記念物であるマダラヤンマを目視で確認できた子供も数人いた。

 

写真-アカトンボ採取と観察の様子

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写真-アカトンボについて説明を聞くキッズたち

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●主宰者からのひとこと

長雨が上がって,久しぶりの薄日がもれる真岡の鬼怒観察緑地でしたが,アカトンボは期待したほどの種類や数はありませんでした。しかし,ぜひ見たいと思っていたミヤマアカネを採った子どももいて,アキアカネ,ナツアカネ,マイコアカネ,ノシメトンボは多くの子どもが採りました。採ったアカトンボはL判写真用のアルバム用紙にはさんで模様や色などを観察した後,放してやりました。アカトンボ以外にもギンヤンマ♂♀,ハグロトンボ,アオモンイトトンボ♂♀,アジアイトトンボなどが採れました。マダラヤンマを目撃した人もいました。

この緑地は堤防上から全景が見渡せるので,引率者は掌握が楽です。緑地に降りる階段は「階段教室」になるので提示や説明に使えます。

また,事前に隣接の国土交通省防災センターを使用する手続きをしていたので,そこで,スライド映写やお話しもできました。

緑地園路に枝を伸ばしているサクラの木の葉にアオイラガの幼虫が並んで付いていて,それに触れた母親の上腕が赤く腫れました。さいわい,誰かが持ち合わせたキンカンを塗ったところ,腫れはおさまりました。今後,野外用のザックの中には消毒薬やバンドエイドに加えてキンカンも入れておくようにします。(芳賀)

 

●スタッフ感想

<相澤良太>
今回はしばらく続いていた雨がやみ、気温が上がったためか多くのトンボを見ることができました。私自身見たことがない種類もあり、種類をキッズに教えてあることができないことが多く、事前の下調べや詳しい図鑑が必要だったと思いました。キッズは芳賀先生に教えられた同定方法を思い出しながら捕まえた赤トンボの種類を考えていました。キッズにもトンボの種類を見分けるために、簡単な図鑑のようなプリントがあったほうが理解も深まると思います。今回観察に使わせていただいた鬼怒自然公園では非常に多くの種類のトンボが観察されました。今はなかなかこのような場所はないので、ぜひキッズにもなぜここまで種類が多いのかについて思いを馳せてほしいと思います。

 

<須藤裕子>
今回は「アカトンボと遊ぼう」という題名の通り、トンボを捕まえるだけでなく捕まえたトンボを非常によく観察しているキッズもたくさんおり、うれしく思いました。特に、アキアカネやナツアカネなどといったアカトンボの仲間は、胸の線の付き方で同定を行うといった難しい違いを、いとも簡単に同定している様子は驚きました。また採集をするために緑地にいたのですが、キッズたちはトンボだけでなく小川にいるザリガニや草原のバッタにも興味を持って観察しており、キッズたちの好奇心旺盛な姿とさまざまなものを見つける観察眼にも驚きました。

今回の会を通して、「このトンボの名前は?」だけでなく、「トンボの体のつくりってどうなっているのだろう?」「どうしてこんなに薄くて小さい翅で飛べるのだろう?」などといったさらなる疑問を考えていただければ、と思います。

 

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物学類 3年

須藤裕子

2016年9月22日 於 筑波大学

●目的
水の中にいる小さい生きものを集める道具を工夫して作り、その道具で池から採ってきたものを調べます。

●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 渡辺ありさ、齋藤翠、田村響子

午前: キッズ27人/保護者21人
午後: キッズ13人/保護者9人
参加者計: 70人

●所要時間
【午前】
9:40~  受付、先生挨拶、説明「プランクトンとは」
9:55~  プランクトンネットの作り方説明
10:20~ プランクトンネット作成
11:00~ 採集方法説明、プランクトン採集
11:30~ 顕微鏡の使い方説明、プランクトン観察
12:00~ 片付け
12:40  完全解散

【午後】
13:10~ 受付
13:30~ 先生挨拶、説明「プランクトンとは」
13:45~ プランクトンネットの作り方説明
14:00~ プランクトンネット作成
14:55~ 採集方法説明、プランクトン採集
15:20~ 顕微鏡の使い方説明、プランクトン観察
16:00~ 片付け
16:20  完全解散

●内容
プランクトンとはどのような生物か説明。入手が容易な材料でプランクトンネット作成。天の川上流の池にてプランクトン採集。顕微鏡を使用し、採集したプランクトン観察。

〈プランクトンネットの材料〉
・500 mlペットボトル(できれば断面が四角形のものが良い) 1本
・三角コーナーのネット 1枚
・化粧水用の容器 1個
・アルミ皿 1個
・ビニールテープ
・両面テープ
・ビニール紐 約4 m
・ビー玉 1個
・はさみ、錐

〈プランクトンネットの作り方〉
(1)アルミ皿の底を抜く。
(2)底を抜いたアルミ皿に、両面テープで三角コーナーのネットを接着し、さらにビニールテープで固定する。
(3)ペットボトルの上部を切り取る。
(4)三角コーナーのネットの、アルミ皿を取り付けたのとは反対側の端を切り取り、ペットボトルの上部を(2)と同じ要領で固定する。
(5)ペットボトルの口の部分に、ふたを取った化粧水用の容器をはめ込み、ビニールテープで固定する。
(6)アルミ皿の直径の2倍のビニール紐を2本用意する。
(7)アルミ皿の縁に向かい合うように4カ所穴を開け、(6)の紐を向かい合う穴に通し、皿の縁に結ぶ。
(8)残りのビニール紐を、(7)の紐が交差する部分に結びつける。
(9)化粧水用の容器におもりのビー玉を入れる。

【主宰者のひとこと】
池の水の中に小さい生きものがいっぱいいることを知るために,(ア)プランクトン・ネットを自作して,(イ)池に持って行って採ってくる。(ウ)それを顕微鏡で調べる,という作業は,2時間半では時間が足りませんでした。以前は,午前中に(ア)と(イ)をやって,午後を(ウ)に当てるという1日コースでやりましたが,今回は参加希望人数が多く,顕微鏡の台数もあって半日交替にしたため。(ウ)の時間が不十分でした。しかし,工作も,雨の降る中での採集も検鏡も,とても楽しく面白かったと言ってくれる人もいて,所期の目的は得られたかと思います。
プランクトン・ネットは,従来の部品が品薄で数が足りず,急遽,仕様を変えることになったため,スタッフの事前講習ができなかったことも影響したかもしれません。ネット部分は「台所用の水切りネット(ストッキング型)」,口金部分は「アルミ深皿(12cmφ 底を抜く)」,回収容器は「30ml 丸肩透明プラスチック詰め替え容器」で,いずれも百円ショップで購入しました。容器にはおもり用にビー玉を入れました。ネットと容器の接続部分としてペットボトルの肩までの口部分を使いました。ペットボトルは工作しやすい角形を主に使いました。なお,これらの部品とネットとの接続には細い両面テープとビニールテープを使いました。このプランクトンネットには3m くらいのひもを着け,その一端を足首に巻いて,投げ込んだときの逸失に備えました。
工作を要領よくできれば,もう少し検鏡時間が取れて,半日コースでも十分可能であると感じました。(芳賀)

●スタッフ感想
〈渡辺ありさ〉
プランクトンネットの作り方について、ギリギリに決まったものの、
去年より作りやすく、こどもが自分の力で作ることができたのでよかったと思います。
十分に自分で採ったサンプルを観察することができたのではないでしょうか。
顕微鏡のピントの合わせるのは大人でも慣れてないと難しいので、
今回もシールを使ってピントを合わせる方法を行いましたが、
うまく説明できずに終わってしまい申し訳なかったです。
この季節の天の川は植物プランクトンの中ではゴレンキニアが優占していました。
季節や場所によって観察できる植物プランクトンの種も変わってくるので、
今回のプランクトンネットで採取して植物プランクトンの多様性を感じてもらえると嬉しいです。

〈田村響子〉
雨が降る中でしたが参加者が多く、顕微鏡でプランクトンを見るという、なかなかできない体験を楽しみにしていることが伺えました。
工作では、キッズだけでは難しい部分も、保護者が上手くサポートしていました。
観察では、顕微鏡のピントが合わず、苦戦するキッズが多くいましたが、ピントを合わせるところだけ手伝うと、プレパラートを好きに動かし、観察を楽しんでいるようでした。ストローでサンプルを採取するのが難しかったようなので、スポイトがあると良いと思います。微生物の種類を尋ねられても、大まかな分類しか答えられなかったところが反省点です。ワムシの仲間、緑藻の一種、珪藻の一種などを観察することができましたが、プランクトンをなかなか見つけられないキッズもいたので、あらかじめ数種のプランクトンを用意しておくのも良いかと思いました。
長時間のイベントでしたが、集中を切らすことなく参加してくれて、素晴らしかったです。

記入者
筑波大学生命環境学群生物資源学類1年
田村響子

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