芳賀サイエンスラボ

Archive for the ‘キッズIII’ Category

2017年7月17日 於 筑波大学 2D503

 

●目的

昔の技術である白黒写真(白黒フィルム、モノクロフィルム)の原理を学ぶ。

 

●参加者

講師:芳賀和夫

スタッフ:須藤裕子、椎名瞳

 

午前:キッズ38人/保護者25人

午後:キッズ12人/保護者8人

 

参加者合計:83人

 

●所要時間

【午前】

9:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

10:00~ 暗箱の作成

10:30~ 現像や使用溶液の説明

10:40~ 撮影、現像作業

11:20~ 撮影、現像作業(2回目)

12:00 終了

 

【午後】

13:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

14:00~ 暗箱の作成

14:30~ 現像や使用溶液の説明

14:40~ 撮影、現像作業

15:20~ 撮影、現像作業(2回目)

16:00 終了

 

●内容

・写真とは、フィルムと印画紙の説明

科学技術の発達により、白黒写真は見られなくなり、スマートフォンやデジタルカメラを用いたデジタル撮影が多くなってきている。今回のサイエンスキッズでは、昔によく使われた技術であるフィルム撮影を体験する。

今回の実験で使った印画紙には、薄い膜に臭化銀(AgBr)の細かい粒子を含んでおり、光があたると光るエネルギーで臭化銀が銀と臭素に分解され、銀の黒い粒子ができる。このフィルムに銀の黒い粒子がついた状態を潜像という。

この潜像をくっきりと浮かび上がらせる作業を現像と呼んでいる。現像では、生成した銀のわりの未反応の臭化銀をさらに分解して、銀の量をさらに増やしていく。このとき、光がたくさんあたった部分(元写真の白い部分)は反応が早くすすみ、銀が増えるため黒くなる。一方、光があまりあたらなかった部分(元写真の黒い部分)は銀が増えず白っぽくなる。現像の他にも、臭化銀の科学反応を止める停止、感光しなかった部分の物質を取り除く定着、現像~定着の物質を洗う水洗の作業も行った。

・暗箱の作成

印画紙に光があたって化学反応が起こらないように、光を遮断する暗箱を黒の画用紙、箱などで作成した。

 

・撮影、現像作業

暗箱から印画紙と元写真(ネガ)を取り出して5~10秒ほど蛍光灯の光をあてて撮影を行った。

現像作業では、現像、現像停止、定着、水洗の順に行った。

 

●スタッフ感想

<須藤裕子>

今回は白黒写真の原理を学びました。デジタル撮影が主流な中、白黒写真の撮影方法にイメージがつかない、慣れない様子のキッズが多かったように感じましたが、きちんと撮影できているキッズが多くて良かったです。

反省点としては、2点ほどあります。1つは、午前中は暗箱として黒い画用紙から封筒を作成したのですが、封筒の開け閉めの際に光があたってしまい本来の光をあてる時間よりも長く光があたったために印画紙の反応が進んでしまったキッズが何人かいました。午後では暗箱として小さな箱を用いたため撮影に失敗したキッズが少なかったので、どのような暗箱を使用するか考えるべきでした。2つ目に、現像のときに使ったピンセットの扱いが難しく、現像液に浸ける時間が長くなってしまったキッズがいました。そのため、ピンセットで現像を行う際には印画紙の端に折り目をつけておくなど工夫をすればいいと思いました。

 

<椎名瞳>

今回は印画紙を使って写真の原理を体感しました。印画紙に像が浮かび上がる瞬間のキッズ達は興味津々でとても楽しそうでした。印画紙に像が浮かび上がる仕組みや、フィルムカメラのネガとポジの関係を体感することが楽しくできたのではないかと思います。

一方で、うまく感光ができていなかったり、薬剤に漬ける時間が適切でなかったためか、3回中1回も成功しなかったキッズもいました。

感光は、午前中は封筒を用いておこないましたが、午後は箱を用いました。箱を用いた方が全体的に成功率が高かったように感じました。

また、薬剤に漬ける際に用いたピンセットは扱いが難しく、一度薬剤に印画紙を落としてしまうとなかなか取れなくなってしまうことがありました。印画紙に小さく折り目をつけて、持ち手を作る工夫などがあればさらに実験がしやすくなるのではないかと思います。

 

記入者

筑波大学生命環境学群生物学類 4年次

須藤裕子

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2017年7月8日 於 筑波大学

  • 目的

筑波大学の生物を観察する。

  • 参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 相澤良太、山本有華、水木陽菜

午前:キッズ約25人/保護者約15人

午後:キッズ約15人/保護者約10人

参加者計: 約65人

  • 所要時間

【午前】

9:50~ 移動、ケヤキやサワグルミの話

10:05~  ツバキ科の話

10:20~  移動、ムクノキの話

10:30~  天の川で水生昆虫の観察

11:20~ 移動

11:40~ 冒険コース

12:00~ 解散

 

【午後】

13:45~ 移動、ケヤキやサワグルミの話

14:00~ ツバキ科の話

14:15~ 移動・天の川での水生昆虫の観察

14:45~ 移動

15:15~ 冒険コース

15:30~ 解散

 

  • 内容

移動しながら道中の生き物を観察した。集合場所から天の川に行く途中では、ケヤキ、サワグルミの種子散布について解説し、その後ツバキとサザンカの違いを子供たちに見つけてもらい、解説を行った。この際、ツバキ科に寄生しているヒノキバヤドリギも観察した。天の川では子供たちに川の中に入ってもらい、水生生物を採集・観察した。その後、松美下池のある保護緑地内の人が入らなくなった道を‘冒険コース’とし、子供たちに一人ずつ通ってもらった。冒険コースの出口の駐車場で解散となった。

 

 

【主宰者のひとこと】

以前,この活動で体調不良を覚え,翌日緊急入院した経験があるため,今回もからだが痛く,3人の学生スタッフにほとんどをお願いして,私は後方支援に回りました。幸い,みなよくやってくれて,植栽のツバキ科2種の比較,寄生植物の観察,学内水路の水生生物の採集と観察,自然林内の通り抜け体験など事故もなく終えました。親もよく参加してくれました。水路では,ミズカマキリや卵を背負ったコイムシも見ることができました。空は晴れて気温が高く,熱中症も懸念されましたが,無事に終了しました。ただ,駐車場のゲート開放の手続きを忘れていたため,臨時にパスカードを発行してもらって配るなど,一時混乱を生じさせたことが悔やまれます。(芳賀)

 

  • スタッフ感想

<相澤良太>

今回は酷暑ともいえる暑さのなか、たくさんのキッズが参加してくれました。スタッフが主導となりましたが、なんとか終えることができたと思います。キッズもよく解説を聞いてくれたので助かりました。ただ、午前中に人数が集中してしまったため、解説がいきわたっていないように感じました。また、天の川での水生生物の観察では、午前の回では魚の捕獲に夢中になってしまっており、昆虫やその他の生き物にはあまり目が行っていなかったため、あらかじめ魚以外に目を向けるよう指示すべきでした。個人的には、水生昆虫については予習していたのですが、魚や貝類について下調べはできておらず、聞かれても答えることができなかったことが反省点です。

冒険コースでは、今年はキッズだけでなく多くの親御さんも挑戦していて驚きました。キッズも物怖じせずにスイスイ進む子が多い印象でした。冒険コースについてはスタッフ間で流れを共有できておらず、混乱してしまいました。下見は私のみ行ったのですが、スタッフ全員がするべきでした。

 

山本有華>

当日はとても晴れていて、気温も高く、午後の部では1人熱中症気味で帰ってしまいました。午前は人が多く大変でしたが、午後は少し人数も減ってやりやすかったです。

大学内の散策で、キッズたちは先生や相澤さんの説明を聞いて、実際に自分で植物に触って確かめていました。勉強になる内容だったと思います。また、水中生物を捕まえるのに夢中になっていました。林の中に1人ずつ入って行くのは、ちょっとした冒険気分でドキドキ、ワクワクしていたように見えました。「1人ずつ」という少し勇気のいるところも良かったと思いました。

反省点は、事前下見のとき、林に入るのが1人ずつであることを共有できておらず、そこで流れがスムーズにいかなかったことです。

 

<水木陽菜>

筑波大学内の動植物の観察を行なった。植物は主に樹木を観察したが、下見の際に、紹介する樹木とその特徴をよく確認しておけば後ろの方で声が聞こえなかったキッズたちに教えてあげることができたと思った。その点について、午後の活動では午前の活動で学んだことを生かして、実際に樹木の種子などを見せながら説明することができたのは良かった点だと思う。動物の観察では天の川に棲息する主に水生昆虫を観察した。観察できた昆虫が少なかったこともあり、キッズたちが魚類の捕獲に夢中になってしまい、観察の目的から逸れてしまった部分があったので、最初に観察の趣旨をよく理解して望むべきだった。

探検コースについては、下見の時に実際通らなかったため、所要時間などをよく把握しておらず、保護者の方からの質問に十分に答えられなかったので、スタッフは一度通ってみるべきだと思った。

今回はとても暑い中の活動であったが、キッズたちは芳賀先生からの質問に積極的に答えようとしたり、意欲的に観察に取り組んでいる姿が印象的であった。スタッフとしても今まで知らなかった筑波大の自然を学び、楽しむことができた。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類3年
相澤良太

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2017年6月25日 於 筑波大学

●目的
子どもたちの大人気昆虫であるクワガタをテーマに観察を行い、飛ばせてみたり歩き方を真似てみたりしてクワガタムシへの理解を深める。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 平山 夏樹、須藤 裕子

午前:キッズ22人/保護者20人
午後:キッズ24人/保護者22人

参加者計: 91人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付・芳賀先生スライド説明
10:10~ 平山スライド説明
10:20~ クワガタ配布
10:25~ スケッチ開始
10:50  芳賀先生のお話
11:00~ 飛ばせてみよう
11:30~ クワガタ歩き
12:00 終了

【午後】
13:30~ 受付・芳賀先生スライド説明
14:10~ 平山スライド説明
14:25~ スケッチ開始
14:35~ クワガタ配布
14:55  芳賀先生のお話
15:05~ 飛ばせてみよう
15:30~ クワガタ歩き
16:00 終了

●内容

1.芳賀先生のスライド紹介(クワガタの基礎知識、日本のクワガタ紹介、採集方法など)

2.平山のスライド紹介(ノコギリクワガタの大あごの変化、雌雄モザイク個体など)

3.スケッチ用紙配布、スケッチ①クワガタのイメージ図

4.クワガタ・割り箸配布

5.スケッチ②実際のクワガタを見ながらスケッチ(オスの背中側)

6.芳賀先生のお話(昆虫の体のつくり)

7.クワガタを飛ばせてみよう

8.クワガタ歩きに挑戦

クワガタの歩き方を観察したあと、3人1組になり、6本足でクワガタ歩きを再現する。

(人数が足りないところは保護者にも協力してもらう)

クワガタ歩きが完成したら芳賀先生に見てもらい、景品として昆虫ゼリーをもらう。

 

 

●スタッフ感想
<平山 夏樹>
クワガタムシという大人気昆虫がテーマというだけあって毎年多くのキッズが参加する回ではありますが、今年度は比較的人数が少なくてスムーズな進行ができました。自分の得意分野ということもあり、芳賀先生のスライドの紹介のあとにノコギリクワガタの大あごの変化の話、自分が高校生の時に見つけた雌雄モザイクの話を15分程度しました。産卵や累代飼育に関しての質問が少々出たので、その点についても詳しく言及できればよかったと思いました。クワガタムシのスケッチでは1ページ目にキッズがそれぞれ抱くクワガタムシのイメージ図、2ページ目に実際に見たオスの背中側を描くのですが、午前の部ではクワガタを配布した後に1ページ目のイメージ図を描かせてしまったのが失敗でした。午後の部はイメージ図を描き終えた後にクワガタを配布して対処したため、イメージ図と実物を見たスケッチで大きな違いが見られました。この点は来年以降も十分に注意してほしいと思います。また、クワガタを配布する際にたくさんある中からキッズに選ばせてしまうと大変なので、一列に並んでもらってスタッフが手渡しで渡していき、キッズに選ばせないように工夫しました。それからクワガタを飛ばす際の注意点ですが、思いのほかクワガタはなかなか飛んでくれません。辛抱強く飛ぶまで頑張ってみることが大切だとキッズに伝えてあげるといいと思います。天井や壁の高いところに着地するケースもあるので、スタッフは虫取り網(今年度はなかったので清掃用のモップで対応)で捕獲してキッズに返してあげてください。

<須藤 裕子>
今回のサイエンスキッズは、クワガタムシの観察をたくさん行いました。
前半にイメージと実際の観察でスケッチをかいてもらいました。節の付き方をすでに知っている・イメージでは知っていなくても観察で肢の複雑な節の付き方がわかったキッズや、オスとメスの2匹セットで図鑑のようにかいているキッズもいてキッズの機転の良さ、観察の鋭さ、知識の豊富さに驚きました。
またクワガタムシを飛ばして翅の付き方を観察する場面では、クワガタムシが飛ぶかどうかに夢中になってしまい、ハカセの説明が聞こえていないようなキッズがちらちらいました。キッズが飛び方に対して非常に興味を持ってくれたのはうれしかったのですが、この飛び方を観察する行程を一番最後にセッティングすればよかったと思いました。
最後に、午前午後とキッズの人数に偏りがなかったため、どちらの部でもほとんどのキッズとコミュニケーションをとることができ、私自身楽しく取り組めて良かったです。

 

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類 3年
平山 夏樹

2017年06月11日 於 筑波大学

●目的
滑車を使って「重さ」を実験してみよう

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 木村美南、谷口友梨

午前:キッズ36人/保護者29人
午後:キッズ32人/保護者25人

参加者計: 122人

●所要時間
【午前】
9:30~ 受付と説明
10:00~ 滑車装置の作成
11:00~ 自由に実験
11:50~ まとめ、解散
12:30  後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:00~ 滑車装置の作成
15:00~ 自由に実験
15:50~ まとめ、解散
16:30  後片付け

●内容
滑車と重りを用いた装置をつくり、釣り合うところを実験によって見つけました。
定滑車と動滑車を自由に組み合わせて実験を行いました。

 

その他、「仕事とエネルギーの関係」の観点から、滑車を使って力が必要でなくても
移動距離が変化していることを体験しました。

 

●スタッフ感想
<谷口友梨>
今回の実験では、滑車と重りを使って、「重さ」を題材にした実験を行いました。滑車装置の作成は少し難しい部分もありましたが、自由に実験する時間では、キッズたちが自分たちで様々なことを考えて組み合わせを考えていてよかったと思います。周囲で重りや滑車を共有して大きなものを作ろうとしたりする姿勢がとても印象的でした。パーツ自体は比較的簡単に手に入るものだと思うので、今回のイベントで興味を持ったキッズは家で他にもたくさん実験して見たら良いのではないかと思いました。

 

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類3年
谷口友梨

2017年5月28日 於 筑波山・迎場コース,冒険コース
●目的
筑波山の登山コースを歩きながら、森林・植物・昆虫などの自然観察をする。
●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 杉原翔吉、田村響子
午前:キッズ46人/保護者約60人
午後:キッズ21人/保護者20人
参加者計: 約147人
●所要時間
【午前】
9:00~ 受付と説明
9:40~   つつじヶ丘を出発、コースを歩きながら自然観察
11:35~ 筑波山神社到着、解散

【午後】
13:15~ 受付と説明
13:35~ つつじヶ丘を出発、コースを歩きながら自然観察
15:30~ 筑波山神社到着、解散
●内容

まず芳賀先生から歩く道の説明があった後、午前中は参加者が多かったため、2つの班に分けた。前の班が出発して5分ほど経った後に次の班が出発した。歩いた道は迎場(むかえば)コースと登山道から外れた冒険コースで、木や植物、森林の構造などを観察しながら筑波山神社を目指した。午前中はつくばスタイルの取材があり、記者も同行した。

写真:あずまやの屋根の植生の観察

●スタッフ感想
<氏名>

杉原翔吉

 サイエンス・キッズのこの会には去年も参加していました。去年は黄色く熟していた入り口に生えているモミジイチゴの実が今年はまだ熟していないのを見ると、今年は去年より涼しかったのかもしれません。去年も参加していたキッズIIIの子たちは何か気付いたことがあるでしょうか?

 山道は前々日の雨のせいか濡れていて滑り易くなっていましたが、午前午後通して大きな怪我をする人なく行うことができてよかったなと思います。

 筑波山神社では今年も珍しいマルバクスノキの葉の観察をしました。近くには普通の楠も生えており、去年もでしたが葉っぱの形の違いがおもしろいなと思います。午後は「マルバクスノキとクスノキの葉っぱで大きいのはどちらか?」と質問したキッズがいて、みんなでどうやったら大きさを比べられるか考えました。

 午後の会では途中からハカセにバトンタッチをされ、スタッフ達が解説をしながら山道を歩きました。反省点としては、一つ目に自分が説明するときにどうしてもだんだんと早口になってしまったこと。二つ目にバスの時間に間に合わせようとあまり止まらず、予定より少し早く山を下りてきてしまったことです。午後は午前より人数も少なく、もう少しゆったり構えて出来たらよかったです。
<氏名>
田村響子

 前日は雨で足下が滑りやすくなっていましたが、当日は暑すぎず、山道を歩くには丁度良い天候でした。

 午前中は芳賀先生が前半の班に説明し、スタッフが後半の班に同じ説明をするという流れでした。午後は山道の途中から、スタッフのみで解説、キッズたちの誘導を行いました。

 山道では森林全体の構造や植物種による戦略の差に着目した解説をし、ギンリョウソウや筑波山の固有種であるホシザキユキノシタなども観察することができました。冒険コースは急斜面や細い道を下るコースで、芳賀先生がいらっしゃらない午後は特に心配でしたが、保護者の助けもあり、スムーズに進むことができました。「スタッフより前に行かないように」「順番を崩さないように」という約束をきちんと守ってくれて、キッズたちがとても頼もしかったです。

質問してくれたキッズには説明できたことも、全体に共有しきれなかったところが反省点です。

 

【主催者のひとこと】

薄雲ながら好天に恵まれて山歩きを楽しむことができました。
午前の部では,情報誌”つくばスタイル”の取材があり,つつじヶ丘出発前に,集合場所のレストラン横広場で付添家族もふくめて集合写真を撮りました。例年同様,つつじヶ丘から筑波山神社までのコースを歩きましたが,以前は,ほとんど他人には出会わなかったのに,TX開通後に筑波山の人気が高まって行き交う人々が多くなりました。数か所の観察ポイントでは,登山路をふさがないように気を配りながら話をしなければならず,やりにくさがましました。「ヒノキ森の構造」「四阿屋根の植生」「倒木あとのスポット」などは,年々変化していて,十数年毎年見ている私にはとても興味深い場所ですが,キッズに以前の状態を思い描かせるのが難しくなったところもあります。
午後の部では,私の脚の筋肉疲労でひざのバネが効かなくなり,怪我の恐れが感じられたので、迎え場コースと(通称)冒険コースは学生スタッフに任せて,車で先回りし,男女ノ川徒渉地点で合流しました。(芳賀)

写真:倒木とギャップの観察
記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類2年
田村響子

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2017年5月7日 於 筑波大学

●目的
霞ケ浦の水の色や成分を調べたり、濁り具合を調べたり、底の泥を採って手触りをたしかめたりする。

●参加者
講師: 芳賀先生、国土交通省霞ケ浦河川事務所の方4名

スタッフ: 平山 夏樹

午前:キッズ40人
午後:キッズ24人

参加者計: 70人

 

●内容

①水上班:船に乗って霞ケ浦の湖上から底の泥を採集し、手触りやにおいを確かめる。

②陸上班:CODのパックテストと透視度測定を行い、水道水と霞ケ浦の水を比較する。

COD(化学的酸素要求量)のパックテストでは、水道水(左)と霞ケ浦の水(右)で明確な違いがみられた。

 

●スタッフ感想
<平山 夏樹>

昨年に引き続きこの回のスタッフを担当しましたが、今年度はスタッフが自分一人だったため当日朝の準備が忙しかったです。受付や事前準備が間に合わず、キッズの保護者のご協力をいただく形になりました。昨年は実施できた遠心分離機の準備が間に合わず、今年は実施できなかったのが残念でした。当日は芳賀先生より朝8:50分現地集合との指示だったのですが、集合時刻を8:30にすれば朝の準備や受付準備に余裕を持つことができたと思います。内容に関しては、国土交通省の方々のご協力もありスムーズに進めることができました。実験の進行や専門的な説明は国土交通省の方々に任せ、スタッフの自分は透視度測定の水抜き、霞ケ浦でバケツで採集した水の運搬、陸上班と水上班の入れ替え時の船着場までの案内、待ち時間のトイレの場所案内などが主な仕事でした。この回の注意点としては、パックの中の試薬が目に入ると大変危険なのでパックの穴を顔面に向けないように伝えることです。また、ビーカーの水に人の手が触れて実験結果に狂いが生じるのを防ぐため、水に触れないようにキッズに伝える必要があります。この回は陸上班と水上班に分かれて途中で入れ替えを行うため、タイムスケジュールを事前に芳賀先生と国土交通省の方と学生スタッフで把握しておくとスムーズな進行ができると思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類3年
平山 夏樹

2017年4月29日 於ひたちなか平磯海岸
●目的
潮だまりに生息している生き物を観察し、親しむ
●参加者
講師: 芳賀先生
スタッフ: 森田俊平、三浦博樹、杉原翔吉、中井彩加
参加者:キッズ60人超
●所要時間
【午前】
9:00~受付開始
9:50~採集①
11:00~採ってきた生き物の観察と解説①
11:20~採集②
11:45~採ってきた生き物の観察と解説②

●内容

各々がバケツを持ち、潮だまりに生息している生き物を観察した。

皆で生き物を集め、生き物の特徴を学んだ後、すべて海に帰した。

アメフラシ、ヤドカリ、イトマキヒトデ、ヒザラガイ、イソヘラムシ、クモヒトデ、ギンボ、ウミケムシなどなど多くの生き物が観察できた。

【主宰者のひとこと】
例年のように,前日に那珂湊漁協事務所に行って, 事前に文書で依頼しておいた 平磯駐車場の鍵を借りることができた。その日は,一時的に風雨が強まったりして不安があったが,当日は快晴無風,絶好の天候に恵まれた。しかし,連休初日ということもあって,常磐道下り線が渋滞し,遅刻の連絡が相次いで,開始時間を30分近く遅らせることになったため,観察時間が少なくなった。
今回,初めて取った措置が2つあった。1つはスタッフの人手不足対策として名札の配布をやめ,参加キッズには,黄色いリボン片を安全ピンで衣服のどこかに着けてもらうことにしたことで,名札を探す手間もオープン参加者の名札を作る作業も,また終了後に名札を回収する手順も省くことができた。リボンを適当な長さに切る作業を自発的に手伝ってくれる親もいて,受付も混乱なく行えた。他の1つは,磯採集の道具として手網(熱帯魚用ネット)をキッズに渡すことをやめ,小さいバケツ様のプラスチック容器(ペンキ用品として売っている)だけにしたことである。ネットの数が揃わず,また,それを持つことによって手がふさがってしまうことも避けたいがためだったが,このことによって,キッズは網に頼ることなく素手で生きものを探すことになったためか,例年よりも多様な海岸動物が採集できたし,使用後のネットを水道水でゆすいだり干したりする作業も必要なくなり,この試みは一石三鳥の効果があった。
今回のスタッフが海岸動物の同定や説明に及び腰の人が多く,家族もふくめると100人を超える人数の指導助言を手分けして行うことができず,また,その群集の整理もままならなかったことは,事前の打ち合わせが不十分なためで,反省材料となった。
終了後,身仕舞いだけでなく,駐車したまま車内で食事をしたり,さらには浜遊びまでする家族もいて,駐車場の閉鎖に手間取ったのは,終了後に駐車場を施錠するため。速やかに出ることという注意書きをブログ案内に書き忘れ,また解散時に口頭でも伝えることを怠ったためであり,これも反省している。(芳賀)

●スタッフ感想
<森田俊平>

2017年4月29日、ひたちなか市平磯海岸で開催された「潮だまりの生き物」
へスタッフとして参加しました。この企画への参加を通して、印象に残ったこ
とが3つあります。
 まず初めに、子供たちの好奇心の強さと鋭い観察力に驚かされました。子供
たちは潮だまりを注意深く観察することでヒトデやヤドカリ、アメフラシとい
った比較的発見しやすい生き物だけでなく、非常に小さい貝やウミケムシとい
った珍しい生き物を見つけていました。
 次に、子供たちの知識の豊富さを感じました。私は磯の生き物に関する知識
がほとんどなかったため、生き物の名前や生態について教わることもしばしば
ありました。
 そして最後に、この企画でもっとも印象に残っていることは子供たちが楽し
みながら自ら知識を吸収しようという姿勢です。磯で採集した生き物を持ち寄
り、先生やスタッフの解説を聞く際、子供たちは楽しそうにそして真剣に解説
を聞き、そして自分から積極的に質問をしていました。子供たちが最高の形で
知識を吸収しているだけでなく、学ぶこと・知ることの楽しさを実際に身を持
って体感できていたということから、この企画が非常に有意義なものであると
感じました。

<三浦博樹>

4月29日土曜日、その日は初夏を思わせる晴天と、ひたちなかに吹く海風が歓迎してくれている ようでした。 サイエンスキッズの活動に参加させていただくのはこれが初めてだったので、期待と不安とで心 中を満潮にされていました。私の心中とは対照的に、平磯の海は生き物たちのゆりかご”潮溜まり” を残して沖へと清々しく引いていくのでした。さて、そんな生き物たちのゆりかごにはどんなフレ ンズがいたのでしょうか?岩にへばり付くのが得意なフレンズ、隙間に隠れるのが得意なフレンズ、 泳ぐのが得意なフレンズ。どの生き物たちも、一生懸命に生きています。参加してくれた多くの子 どもたちは、その姿に生命の尊さを学んでくれたと思います。そして、生き物と触れ合うことの楽 しさを全身で感じてもらえたと思います。今回、サイエンスキッズの活動に参加することができて 本当によかったです。

最後に。海の野うさぎ”アメフラシ”は可愛いと思います!

<杉原翔吉>

今回のサイエンス・キッズは晴れた天気での実施でしたが、薄く雲がかかっており、磯での活動にはもってこいであったなと感じます。キッズも積極的にいろいろな生き物を捕まえていて、僕もヒラムシなど初めて実際に見ることが出来ました。博士が動きのある魚にばかりキッズが夢中にならないよう、網を配らない作戦は成功したのではないかと思います。

また、今回観察した場所から岩一枚隔てた向こう側には、波を弱めるものが少なめなためか、海藻の代わりにムラサキイガイが目立っていました。時間とスタッフに余裕があれば場所による生き物の違いを見ても面白いかと思いました。

反省としては、ヨロイイソギンチャクなどはキッズ達がそもそも最初から生き物と気づいていなかったので、採集できないような生き物、生き物と気づきにくい生き物は最初や最後に紹介しても良かったかなと思いました。

<中井彩加>

最初は怖がっていたキッズたちも、会の進行とともに色んな生物に抵抗なく触れるようになっており、お皿にはいきらないほどたくさんの種類の生き物を観察できました。キッズたちはぬれるのもおかまいなしに、興味津々に観察してくれたので、よかったです。

ただ、私自身もみたこともない生物もいたので、名前や特徴がわからず、うまく説明できないことがありました。下調べに行った際にもっとよくしらべておくべきだったと反省しています。

今回は 潮間帯といって、潮の満ち引きで海面が変わる場所で主に観察しましたが、波しぶきがかかるだけの場所だったり、干潮時も海の下の場所などでは、観察できる生き物もまた違うと思います。そういった場所で観察を行い、比較してみるのも面白いのではないかと思いました。
記入者
筑波大学 学生命環境学群生物学類4年
中井彩加


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