芳賀サイエンスラボ

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2017年7月17日 於 筑波大学 2D503

 

●目的

昔の技術である白黒写真(白黒フィルム、モノクロフィルム)の原理を学ぶ。

 

●参加者

講師:芳賀和夫

スタッフ:須藤裕子、椎名瞳

 

午前:キッズ38人/保護者25人

午後:キッズ12人/保護者8人

 

参加者合計:83人

 

●所要時間

【午前】

9:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

10:00~ 暗箱の作成

10:30~ 現像や使用溶液の説明

10:40~ 撮影、現像作業

11:20~ 撮影、現像作業(2回目)

12:00 終了

 

【午後】

13:40~ 写真、フィルム、印画紙の説明

14:00~ 暗箱の作成

14:30~ 現像や使用溶液の説明

14:40~ 撮影、現像作業

15:20~ 撮影、現像作業(2回目)

16:00 終了

 

●内容

・写真とは、フィルムと印画紙の説明

科学技術の発達により、白黒写真は見られなくなり、スマートフォンやデジタルカメラを用いたデジタル撮影が多くなってきている。今回のサイエンスキッズでは、昔によく使われた技術であるフィルム撮影を体験する。

今回の実験で使った印画紙には、薄い膜に臭化銀(AgBr)の細かい粒子を含んでおり、光があたると光るエネルギーで臭化銀が銀と臭素に分解され、銀の黒い粒子ができる。このフィルムに銀の黒い粒子がついた状態を潜像という。

この潜像をくっきりと浮かび上がらせる作業を現像と呼んでいる。現像では、生成した銀のわりの未反応の臭化銀をさらに分解して、銀の量をさらに増やしていく。このとき、光がたくさんあたった部分(元写真の白い部分)は反応が早くすすみ、銀が増えるため黒くなる。一方、光があまりあたらなかった部分(元写真の黒い部分)は銀が増えず白っぽくなる。現像の他にも、臭化銀の科学反応を止める停止、感光しなかった部分の物質を取り除く定着、現像~定着の物質を洗う水洗の作業も行った。

・暗箱の作成

印画紙に光があたって化学反応が起こらないように、光を遮断する暗箱を黒の画用紙、箱などで作成した。

 

・撮影、現像作業

暗箱から印画紙と元写真(ネガ)を取り出して5~10秒ほど蛍光灯の光をあてて撮影を行った。

現像作業では、現像、現像停止、定着、水洗の順に行った。

 

●スタッフ感想

<須藤裕子>

今回は白黒写真の原理を学びました。デジタル撮影が主流な中、白黒写真の撮影方法にイメージがつかない、慣れない様子のキッズが多かったように感じましたが、きちんと撮影できているキッズが多くて良かったです。

反省点としては、2点ほどあります。1つは、午前中は暗箱として黒い画用紙から封筒を作成したのですが、封筒の開け閉めの際に光があたってしまい本来の光をあてる時間よりも長く光があたったために印画紙の反応が進んでしまったキッズが何人かいました。午後では暗箱として小さな箱を用いたため撮影に失敗したキッズが少なかったので、どのような暗箱を使用するか考えるべきでした。2つ目に、現像のときに使ったピンセットの扱いが難しく、現像液に浸ける時間が長くなってしまったキッズがいました。そのため、ピンセットで現像を行う際には印画紙の端に折り目をつけておくなど工夫をすればいいと思いました。

 

<椎名瞳>

今回は印画紙を使って写真の原理を体感しました。印画紙に像が浮かび上がる瞬間のキッズ達は興味津々でとても楽しそうでした。印画紙に像が浮かび上がる仕組みや、フィルムカメラのネガとポジの関係を体感することが楽しくできたのではないかと思います。

一方で、うまく感光ができていなかったり、薬剤に漬ける時間が適切でなかったためか、3回中1回も成功しなかったキッズもいました。

感光は、午前中は封筒を用いておこないましたが、午後は箱を用いました。箱を用いた方が全体的に成功率が高かったように感じました。

また、薬剤に漬ける際に用いたピンセットは扱いが難しく、一度薬剤に印画紙を落としてしまうとなかなか取れなくなってしまうことがありました。印画紙に小さく折り目をつけて、持ち手を作る工夫などがあればさらに実験がしやすくなるのではないかと思います。

 

記入者

筑波大学生命環境学群生物学類 4年次

須藤裕子

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2017年7月9日 於 筑波大学

●目的
簡単な材料を用いて、蒸気を動力とする船を工作し走らせる。

その仕組みを学び取りながら、それぞれ創意工夫を加えて楽しむ。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 谷口心平、及川健介

午前:キッズ21人/保護者13人
午後:キッズ6人/保護者7人

参加者計: 47人

●所要時間
【午前】
9:30~受付と説明
9:50~ 工作開始

11:00~ 船の創意工夫
11:40~実験終了、まとめ
12:00  後片付け

【午後】
13:30~ 受付と説明
14:00~ 工作開始
15:00~ 船の創意工夫
15:45~ まとめ、解散
16:00  後片付け

●内容
ろうそくの熱で水を水蒸気に変えてそのエネルギーを使って船が進むという簡単な蒸気機関です。水を入れるアルミパイプをまげてボイラーとし、それをろうそく立てのあるスチロールの船に取り付けました。熱が逃げないようアルミ箔で作った覆いを被せて完成です。作った船は実験室のシンクに作った池で実際に走らせました。

 

 

●スタッフ感想
<谷口心平>

ろうそくによる火で熱せられたパイプ内部で水が沸騰することで、体積が変化しその押し出す力によって推進力を得る船の作成をした。基本的な熱機関の形をとっており、火の有る限り動力はつづく。作成してからは「ポニョに出てくる船だー」との気づき何人かからあった。確かに今時ぽんぽん船を知る機会はあまりないだろうと思った。工作はなかなか難易度が高いものだったが、それぞれ巧みに個性的な船をつくりあげていった。創意工夫の時間では脇に浮きをつけてみたり、流線型にしてみたり、エンジンを増やしてみたり、艦を模してみたりと、みていて子ども達の独創的なアイデアに非常に感動させられた。

 

アルミパイプの工作が難易度が高い。廃乾電池を型に利用するが、はじめは単一で軽いカーブを。順に電池を小さくしていくと折れにくい。一箇所を一気に曲げてしまわず何回にもわけて時間をかけて曲げると失敗しにくい。事前の準備では見本の作成と船本体になる発泡スチロールの切り分け。

<及川健介>
ポンポン船を作ることで蒸気機関の仕組みを理解してもらおうという実験でした。やはりアルミパイプを曲げる作業が難所でしたが、予備が2,3本あったため一本目は親に手伝ってもらい二本目は自力で曲げている子供が多く見受けられました。多くのキッズは船が動く仕組みよりもろうそくをつけたり余ったパイプやネームペンで装飾を施すことに興味津々でしたが、一部のキッズや親御さんには船の仕組みについて質問されることがありました。特に、パイプの水が蒸発すると同時に水を吸い込んでいる点はこの実験の本質ですので、質問された私が嬉しくなりました。
船を走らせているときにパイプに触りそうだったキッズが何人か見受けられヒヤッとしました。熱せられたアルミパイプがかなり高温になることは見かけではわかりづらいのであらかじめキッズに伝えることと、火をつけているときはスタッフか親御さんが近くにいることを徹底したいと思います。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類二年
谷口心平

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2017年7月8日 於 筑波大学

  • 目的

筑波大学の生物を観察する。

  • 参加者

講師: 芳賀先生

スタッフ: 相澤良太、山本有華、水木陽菜

午前:キッズ約25人/保護者約15人

午後:キッズ約15人/保護者約10人

参加者計: 約65人

  • 所要時間

【午前】

9:50~ 移動、ケヤキやサワグルミの話

10:05~  ツバキ科の話

10:20~  移動、ムクノキの話

10:30~  天の川で水生昆虫の観察

11:20~ 移動

11:40~ 冒険コース

12:00~ 解散

 

【午後】

13:45~ 移動、ケヤキやサワグルミの話

14:00~ ツバキ科の話

14:15~ 移動・天の川での水生昆虫の観察

14:45~ 移動

15:15~ 冒険コース

15:30~ 解散

 

  • 内容

移動しながら道中の生き物を観察した。集合場所から天の川に行く途中では、ケヤキ、サワグルミの種子散布について解説し、その後ツバキとサザンカの違いを子供たちに見つけてもらい、解説を行った。この際、ツバキ科に寄生しているヒノキバヤドリギも観察した。天の川では子供たちに川の中に入ってもらい、水生生物を採集・観察した。その後、松美下池のある保護緑地内の人が入らなくなった道を‘冒険コース’とし、子供たちに一人ずつ通ってもらった。冒険コースの出口の駐車場で解散となった。

 

 

【主宰者のひとこと】

以前,この活動で体調不良を覚え,翌日緊急入院した経験があるため,今回もからだが痛く,3人の学生スタッフにほとんどをお願いして,私は後方支援に回りました。幸い,みなよくやってくれて,植栽のツバキ科2種の比較,寄生植物の観察,学内水路の水生生物の採集と観察,自然林内の通り抜け体験など事故もなく終えました。親もよく参加してくれました。水路では,ミズカマキリや卵を背負ったコイムシも見ることができました。空は晴れて気温が高く,熱中症も懸念されましたが,無事に終了しました。ただ,駐車場のゲート開放の手続きを忘れていたため,臨時にパスカードを発行してもらって配るなど,一時混乱を生じさせたことが悔やまれます。(芳賀)

 

  • スタッフ感想

<相澤良太>

今回は酷暑ともいえる暑さのなか、たくさんのキッズが参加してくれました。スタッフが主導となりましたが、なんとか終えることができたと思います。キッズもよく解説を聞いてくれたので助かりました。ただ、午前中に人数が集中してしまったため、解説がいきわたっていないように感じました。また、天の川での水生生物の観察では、午前の回では魚の捕獲に夢中になってしまっており、昆虫やその他の生き物にはあまり目が行っていなかったため、あらかじめ魚以外に目を向けるよう指示すべきでした。個人的には、水生昆虫については予習していたのですが、魚や貝類について下調べはできておらず、聞かれても答えることができなかったことが反省点です。

冒険コースでは、今年はキッズだけでなく多くの親御さんも挑戦していて驚きました。キッズも物怖じせずにスイスイ進む子が多い印象でした。冒険コースについてはスタッフ間で流れを共有できておらず、混乱してしまいました。下見は私のみ行ったのですが、スタッフ全員がするべきでした。

 

山本有華>

当日はとても晴れていて、気温も高く、午後の部では1人熱中症気味で帰ってしまいました。午前は人が多く大変でしたが、午後は少し人数も減ってやりやすかったです。

大学内の散策で、キッズたちは先生や相澤さんの説明を聞いて、実際に自分で植物に触って確かめていました。勉強になる内容だったと思います。また、水中生物を捕まえるのに夢中になっていました。林の中に1人ずつ入って行くのは、ちょっとした冒険気分でドキドキ、ワクワクしていたように見えました。「1人ずつ」という少し勇気のいるところも良かったと思いました。

反省点は、事前下見のとき、林に入るのが1人ずつであることを共有できておらず、そこで流れがスムーズにいかなかったことです。

 

<水木陽菜>

筑波大学内の動植物の観察を行なった。植物は主に樹木を観察したが、下見の際に、紹介する樹木とその特徴をよく確認しておけば後ろの方で声が聞こえなかったキッズたちに教えてあげることができたと思った。その点について、午後の活動では午前の活動で学んだことを生かして、実際に樹木の種子などを見せながら説明することができたのは良かった点だと思う。動物の観察では天の川に棲息する主に水生昆虫を観察した。観察できた昆虫が少なかったこともあり、キッズたちが魚類の捕獲に夢中になってしまい、観察の目的から逸れてしまった部分があったので、最初に観察の趣旨をよく理解して望むべきだった。

探検コースについては、下見の時に実際通らなかったため、所要時間などをよく把握しておらず、保護者の方からの質問に十分に答えられなかったので、スタッフは一度通ってみるべきだと思った。

今回はとても暑い中の活動であったが、キッズたちは芳賀先生からの質問に積極的に答えようとしたり、意欲的に観察に取り組んでいる姿が印象的であった。スタッフとしても今まで知らなかった筑波大の自然を学び、楽しむことができた。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物資源学類3年
相澤良太

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2017年5月27日 於 筑波大学

●目的
長方形や台形の箱作りを通して、通常の折り紙とは異なった折り方を実感して楽しむ。

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ:吉野葉月、中井彬恵、山本有華

午前:キッズ8人/保護者6人

参加者計: 14人

●所要時間
【午前】
9:~ 受付と説明
10:00~ 正方形の箱作り
11:00~ 台形箱作り
11:50~ まとめ、解散
12:30  後片付け

●内容
まずA3の大きな折り紙で芳賀先生が説明するのを参考にして正方形の箱を折る。
次に台形箱を折り、小さい折り紙でも同じように箱を作ったり、長方形の箱作りにも挑戦していった。スタッフは途中で折り方が分からなくなった子ども達に個別で折り方を説明していった。

【主宰者のひとこと】

昨年度までは,オリガミクスは霞ヶ浦環境科学センターの2階会議室を会場にしていましたが,高齢者運転の機会縮小のため,今回から筑波大学2B棟実験室にしました。ここは教卓ホワイトボードと,キッズ席までの距離感があるので,各実験台机に1人ずつ学生スタッフを配置しました。
内容は,前半が直方体型の箱づくり(日本折紙協会月刊おりがみに「カハガ箱」として記載)で,後半を「台形箱」(未発表)にしました。後者については,最初187mmのおりがみを使い,その後。小さい作品づくりを奨励したところ,折り方が少し雑になりましたが,手の小指にのるくらいのものを作ったキッズもいました。
参加人数が少なかったので,親子同席として親にも同じ体験をしてもらいました。(芳賀)

●スタッフ感想

<吉野葉月>

今回のオリガミクスでは、台形の箱をメインとし、たくさんの箱を作りました。なかなか複雑で、覚えるのが難しいと思っていたのですが、子供達はすぐ覚えて何個も作っていました。また、折り方のメモを取っている子もいて、上手に展開図や立体の図を描いていて、すごいと思いました。
子供ならではの自由な発想をいかし、箱のふたを作ったり、折りたたんでコマにしたりしていました。

 

<中井彬恵>

オリガミクスが普通の折り紙と違う点は、一つ一つ折って形を作っていくのではなく、全て折ってから組み立てるという点です。
どこの折り目を使って目的の立体を作るのか考えるのが肝です。
私達スタッフ達でさえ組み立てるのに苦労しましたが、子どもたちは自分たちでより簡単な組み立て法を考えていました。
折り紙を3等分,5等分,7等分にあるやり方で折って長方形などの箱を作る方法もあり、子ども達には難しいようでしたが親御さんは感心して試行錯誤を繰り返していました。
今回スタッフをやってみて、普通の折り紙とは違うオリガミクスの醍醐味を子ども達に伝える難しさを実感しました。

<山本有華>

少し折り方が難しかったので子どもたちがうまくできるか心配でしたが、一度作ったあと、二回目三回目とすぐに上達して、楽しんで折っていたので良かったです。
サイエンスキッズということで、子どもが科学的な視点で折り紙を折ることができたか、というと少し微妙な面があります。今回の折り紙は最初に折り目をつけて、その折り目に合わせてあとは組み立てるだけという点が、普通の折り紙と異なります。担当テーブルでそのことを伝えましたが、それを子どもたちはあまり気にしてなかったように思います。ただ親御さんは、その点を理解し感心している方が多かったです。
余った折り紙で自由に作る際には、親御さんは箱の蓋を作ったり、長方形の箱に挑戦していましたが、子どもたちの方はなかなかそこまでは理解できず、小さいサイズを折ることに挑戦していました。もう少し科学的な視点を持てるように工夫したほうが良いと思いました。

記入者
筑波大学 理工学群応用理工学類3年
中井彬恵

 

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Posted on: 2017年5月14日

2017年5月5日 於 筑波大学

●目的

土壌動物を観察し、親しむ

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 山本有華、大熊美桜、中井彩加(キッズスタッフのOBの方が補助に入ってくださりました)

キッズ11人、キッズの兄弟2人/保護者15人

参加者計: 28人

●所要時間
【午前】

9:30~受付

9:45~土壌動物に関するお話

10:00~ツルグレンファンネルの作成

10:50~採集(筑波大学内、虹の広場と一ノ矢学生宿舎の間にて)

12:10~装置に土をセット

12:30~お昼休憩

【午後】

13:40~観察

15:00~解散、片付け

●内容

大学構内の林で土を採り、ツルグレンファンネルを用いて土壌中の虫を50%エタノールの中に落とし、実体顕微鏡を用いて観察した。ミミズ、トビムシ、ダニ、ヤスデ、コムカデなど多くの種類の生き物を観察することができた。

【主宰者のひとこと】
毎年,改良を重ねてきたキッズ個人用の簡易ツルグレンファンネルはようやく完成形になりました。園芸用ポットスタンドに深型で目の粗いミニバスケット(いずれも百均)を使い,スタンドとバスケットの口径の調節に底を抜いたアルミ箔皿を置き,,黒いB4画用紙にコピーした展開図を切り抜いて漏斗状に組み立てました。
工作を終えた後,大学構内兵太郎池近くの雑木林に行って,使い捨てゴム手袋で,チャック付ポリ袋(34×24cm)に半分くらいの,主にA層の林床土壌を採取しました。それを実験室に持ち帰ってミニバスケットに入れてセットし,光源+熱源に実習用の白熱電灯を照射して,約50%EtOHを入れたプラ容器を漏斗下に置きました。こうして昼食休憩の間に土壌動物を抽出しました。これで,約1時間という短い抽出時間でも50種類程度を見ることができました。観察には主に双眼実体顕微鏡を使い,ルミルーペも補助的に,また光源として利用しました。
今回,たまたま連休で帰省中の,元サイエンス・キッズで筑波大医学群卒業の内科医師が飛び入りスタッフで,手助けしてくれました。(芳賀)

●スタッフ感想
<大熊美桜>

今回初めて参加しましたが、自分にとっても勉強になることが多く、充実していました。去年の反省を見ると、土壌生物の同定が難しかったという意見が多かったので少し予習して臨んだのですが、それでもやはり同定はなかなか難しかったです。もっと予習していけばよかったと思いましたし、ゾウムシやトビムシが載っている写真付きの図鑑(またはハンドブックなど)を持って行けば分かりやすくてよかったとも思いました。また、観察のの為に土壌生物をピンセットでつまんで移動させているうちに潰してしまい、観察がしにくくなっている人も多かったので、もっとスポイトを勧めればよかったです。

ですが、観察には一人一台顕微鏡があたり、各々自由に観察できていてよかったと思います。保護者の方や、一緒に来た弟妹さんも楽しめていたようでした。私自身も土壌生物により興味がわいたので、参加してよかったです。ありがとうございました。

<山本有華>

最初、土壌動物について詳しくなかったので少し不安でしたが、事前講習とキッズたちに配布された資料を使って、キッズたちといっしょに土壌動物たちを特定することができました。

まず実験装置作りですが、キッズたちは手早くできていました。土壌採集のとき、外に出てみんなはしゃいでいました。実際には適当にとっても小さい虫がたくさん存在するのですが、虫を取ろうとみんな夢中になっていました。実験室に戻り、採集した土壌を実験装置にセットすると早くも落ちてくる虫がいて興味津々でした。昼食後、顕微鏡を使っての観察の際には資料を基に虫の特定に真剣に取り組んでいました。新しい虫が見つかると、その子の顕微鏡をのぞきにみんな集まってきて、いい雰囲気でした。飽き始めたキッズが少し出てきたころには親御さんたちが顕微鏡をのぞいて夢中になっていました。親子で楽しめる内容だと思いました。そして、私自身も楽しませていただきました。

 

<中井彩加>

土壌動物は、一般的に気持ち悪いといった感想を持つ方も多く、嫌われていたりしますが、森や里山など様々な環境で土壌中の栄養を維持するといった、とても大切な役割を果たしています。今回は、キッズのみなさんがこれは何だろうと、土壌動物にすごく興味を持ってくれた様子が見られよかったです。こういった日の当たることの少ない生物たちのとこももっとよく知ってもらえるとよいと思います。

個人的に同定は好きな作業なので、私が凝ってしまって、ついていけないキッズもいたかもしれません。反省もありますが、同定の作業に、なぞを解き明かして行くようなワクワク感を感じてくれたキッズがいたらうれしいです。

記入者
筑波大学 生命環境学群生物学類4年

中井彩加

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2017年05月14日 於 筑波大学

 

  • 目的

顕微鏡の使い方を覚え、剥ぎ取り法とレプリカ法の二つの方法で気孔を観察してみる。気孔の役割を知る。

 

  • 参加者

講師: 芳賀先生

 

スタッフ:吉野葉月、杉原翔吉

 

午前:キッズ23人/保護者14人

 

参加者計: 37人

 

  • 所要時間

【午前】

9:30~ 受付と説明(気孔について、剥ぎ取り法とレプリカ法)

10:00~ 顕微鏡の説明、剥ぎ取り法

11:00~ レプリカ法

11:50~ まとめ、解散

12:30  後片付け

 

  • 内容

芳賀先生が植物にある気孔の役割を説明した後、スタッフが顕微鏡の使い方を説明し、まずは剥ぎ取り法でプレパラートを作って観察してもらいました。次に液バンを使ったレプリカ法もためしてもらいました。どちらも作ったプレパラートにはシールを張って記録を書き持って帰りました。

 

  • 主宰者のひとこと

気孔観察では,よくツユクサ,ムラサキツユクサやカタバミを材料として用います。葉の表皮をはぎ取りやすいためです。大学構内ではこれらが群生している場所がなく,よく植栽されるムラサキツユクサも見当たりません。ツユクサは開花時期になれば青い花が見つけやすいのですが,まだその時期ではないので,探しあぐねます。ところが,生農棟前の業務用駐車場の生け垣の下草に生える雑草の中に,ツユクサ科の植物があるのに気づき,図鑑で調べてみると南米原産の外来植物の「トキワツユクサ」 Tradescantia fluminensis  でした。日本のツユクサに葉の形が似ていますが肉厚で,花が白い植物です。ほとんど花は付けていませんが気孔観察の材料としては十分使え,ほとんど全員が検鏡できました。一方,他の駐車場脇でカタバミの群生があり,これも使えました。

検鏡には、今回は固定染色剤としてアセトカーミンを使い,ネオシガラールで封入しました。スライドグラスにはデータラベルを貼りスライドメイラー(小格納ケース)に入れて持ち帰らせました。

表皮はぎ取り法だけでなく,エキバン(塗る絆創膏)と透明テープを使って作るレプリカ法でも観察できました。生物顕微鏡の接眼レンズにカメラやスマホを宛がってピントを合わせ,きれいな写真を撮ったキッズもいました。

今回は,時間の余裕がなく,上記の2種以外の任意の葉を調べることはできませんでした。(芳賀)

 

  • スタッフ感想

<吉野葉月>

今日は、葉の気孔を観察するために、剥ぎ取り法とレプリカ法を使いました。

剥ぎ取り法では、葉の薄皮を剥ぎ取り、酢酸カーミンで染色して観察しました。子供たちは剥ぎ取ることに苦戦していましたが、無事みんな観察することができました。みんな「本当に口みたい!」と驚いていました。

レプリカ法では、液体絆創膏で葉の表面・裏面を型取り、そのレプリカを顕微鏡で観察しました。剥ぎ取り法より簡単だったので、表面と裏面を比べたり、観察したものをノートに書いたりしていました。

顕微鏡も、杉原くんの説明に従い、丁寧に使えていたと思います。

 

<杉原翔吉>

剥ぎ取り法とレプリカ法の観察ではレプリカ法の方が簡単ですが、気孔の形のイメージがきちんとできていないときれいにできた標本でも観察することができないようなので、先に剥ぎ取り法をやることは意味があるのだなと思いました。僕も不器用で剥ぎ取りはいつも最初うまくいきませんが、不器用な人はとにかく何度もトライするとうまくいくときがあります。

キッズの中には自分でよりうまく剥ぎ取る方法を開発したり、カタバミとトキワツユクサでは気孔の周りの細胞の様子が違うことを発見したりする子もいて、顕微鏡での観察を楽しんでいるようでした。

反省としては自分自身が教えているときにそばにあったネオシガラールの瓶を引っかけてこぼしてしまいました。スタッフはいつも落ち着いて周りを見て動くようにしなければと改めて思いました。

 

記入者

筑波大学 生命環境学群生物学類2年

杉原翔吉

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2017年4月16日 於 筑波大学

●目的

自分の眼や耳の感覚、腕や指で温度や触れる感覚を調べたり確かめたりしてみよう

●参加者
講師: 芳賀先生

スタッフ: 新堀 剛史、中井 彬恵

午前:キッズ32人/保護者23人
午後:キッズ23人/保護者11人

参加者計: 89人

 

●所要時間
【午前】
9:40~  ブラックボックスの実験
10:20~   それぞれの実験(芳賀先生:回転、新堀:神経・脈拍、中井:重心)
11:20~  錯視の観察(ドラゴンのペーパークラフト)
12:00   後片付け

【午後】
13:40~  ブラックボックスの実験
14:20~     それぞれの実験(芳賀先生:回転、新堀:神経・脈拍、中井:重心)
15:20~  錯視の観察(ドラゴンのペーパークラフト)
16:00      後片付け

●内容
ブラックボックスの実験では、「音を聞く」や「転がしてみる」といった観察を行うことで閉ざされた箱の中にあるモノを当てました。ただ振るだけではわかりませんが、観察することで謎を解くまさに科学を体験することができたと思います。

その後の各スタッフの実験では非常にかんたんな実験ながら興味深い結果が観察できたと思います。ぜひ家でも試してみてください。

ドラゴンのペーパークラフトでは皆さん錯視を観察できたようです。凹みが凸に見えるだけでなくどこから見ても目線の合う不思議なドラゴン。様々な錯視の紹介があったので、ぜひ「どうして」を考えてみなさんも錯視図を作ってみてください。

ドラゴンの製作に取り組むキッズ

●主宰者の一言

新入会キッズにとっては初めての回であったが,会場の2B403実験室への道案内スタッフを2人配置したため,ほとんど迷った人はいなかったが,学園東大通りの筑波大学中央口が,大学敷地全体ののやや北側に位置しているため不安を感じた運転者からの問い合わせ電話が数件あった。
昨年度まで,キッズⅠの冬に設定してあった「ガードナーのドラゴン」を,視覚の錯覚と言うことで,この回に入れたため,やや時間的に窮屈な感じがあった。また,参加人数が多い割にはスタッフを2人と少なく指定してしまったため,3班編成にして,その1班に芳賀もローテーションに組み込んだうえ,スペースとしてエレベーターホールを使用したためため,他の2班の実施状況を見ることができなかった。回転椅子を使った平衡感覚の体験では椅子の脚の固定が不十分で,今後の課題となった.(芳賀)

●スタッフ感想
<新堀 剛史>
サイエンスとはなんだろう。この問に対し様々な科学者が向き合って来ました。その中で僕が一番好きな答は朝永振一郎先生の「不思議と思うこと、それが科学の芽です、よく観察して確かめ、そして考えること、それが科学の茎です。そして最後にナゾが解けること。それが科学の花です。」と言うものです。サイエンスキッズの中で、たくさんの科学の芽が芽生えると思います。その中で一つでも花を咲かせることができれば大成功です。今回のテーマも難しく言えば、感覚と判断、回転の腕の長さと速さの関係、神経の分解能、重心位置と姿勢制御、脈拍と振動、錯視といった芽があります。興味がある芽を探し出して花を咲かせてください。

<中井 彬恵>
今日は「自分自身でサイエンス!」というテーマでスタッフとして様々な実験をお手伝いさせていただきました。
最初はブラックボックスの中身を当てよう!というテーマでしたが、箱を傾けたり箱同士を比べたりしてよく考えた子はコツを掴んで全問正解することができたようです。分からなくても試行錯誤を重ねて検討する科学者としての姿勢を体験してくれたらなと思います。
他にも自分自身の体の不思議を体験してもらったりしましたが、その理由を子どもたちも分かりやすいように伝えることの難しさを痛感しました。
普段何気なく自由自在に操っている自分の体も、意外と言うことを聞いてくれない場合が多々あります。そのことを体感し、あわよくば「なぜ?」を突き詰めて身の回りの不思議なことを追及してくれたらいいなと思いました。

筑波大学 理工学群工学システム学類2年
新堀 剛史

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